茶を濁すように語る場所。碌でもない。

2021年1月の読書メーター
読んだ本の数:60冊
読んだページ数:17001ページ
ナイス数:264ナイス

https://bookmeter.com/users/98305/summary/monthly
■ラメルノエリキサ
歪んていて偏っている少女が、とうの昔にそのラインを見極められていた。彼女は残酷な異常者ではなくて、あくまで自分の中にあるもの(ルールをとことん突き詰めている変人である。だからこそ、この物語は読後感が気持ちが良いという。なかなか強かな女性は好きですねえ。
読了日:01月01日 著者:渡辺 優
https://bookmeter.com/books/10135568

■恋する狐
虫鬼灯、鈴虫、箱の中、鵺の居る場所。この4つが特に好き。
読了日:01月02日 著者:折口 真喜子
https://bookmeter.com/books/8222802

■神の守り人〈上〉来訪編 (新潮文庫)
友と、父娘と、兄弟、それぞれの思惑、感情。
読了日:01月03日 著者:上橋 菜穂子
https://bookmeter.com/books/577690

■神の守り人〈下〉帰還編 (新潮文庫)
罪悪感に捕らわれる者から、神に打ち勝つ者へ。
読了日:01月04日 著者:上橋 菜穂子
https://bookmeter.com/books/579486

■友人キャラは大変ですか? (8) (ガガガ文庫)
迷う友人、戦う友人、選択する友人。視点によって、哀愁が漂う。
読了日:01月05日 著者:伊達 康
https://bookmeter.com/books/14615284

■友人キャラは大変ですか? (9) (ガガガ文庫)
大戦ではなく、日常に潜む心の中の歴史との戦い。
読了日:01月05日 著者:伊達 康
https://bookmeter.com/books/15754620

■友人キャラは大変ですか? (10) (ガガガ文庫)
友人キャラは大変でギャグキャラ。それでいてみんなの友人になる。それはまさしく主人公でもあるのがこの物語の面白い部分でしたね。まだまだ続いて欲しいと思う名残惜しさもあるけれど、それは彼が望むまい。大変好きなシリーズでした。面白かった!!
読了日:01月05日 著者:伊達 康
https://bookmeter.com/books/16827001

■法律は嘘とお金の味方です。 2 京都御所南、吾妻法律事務所の法廷日誌 (集英社オレンジ文庫)
真実とその裏、親と子、嘘とあやまり。
読了日:01月05日 著者:永瀬 さらさ
https://bookmeter.com/books/14204537

■法律は嘘とお金の味方です。 3 京都御所南、吾妻法律事務所の法廷日誌 (集英社オレンジ文庫)
恋と金、親と優、ドラマと真実。
読了日:01月05日 著者:永瀬 さらさ
https://bookmeter.com/books/16328360

■鬼恋語リ (集英社オレンジ文庫)
鬼よりも、怖い鬼嫁と恋路かな。
読了日:01月06日 著者:永瀬 さらさ
https://bookmeter.com/books/15240472

■なんちゃってシンデレラ 王宮陰謀編 異世界で、王太子妃はじめました。 (ビーズログ文庫)
思ったよりも繋がっていて、思った以上に結ばれている。あとは言葉だけ。そんな王子様とお妃様のお話。好きですねえ。
読了日:01月06日 著者:汐邑 雛
https://bookmeter.com/books/11204372

■悪い姉
つまるところ、彼女は誰よりも大人になっていたということ。翻弄されつつも、その異常さを俯瞰していてみていた。だから最後は晴れやかになった。ということ。
読了日:01月06日 著者:渡辺 優
https://bookmeter.com/books/16355429

■死神のノルマ (集英社オレンジ文庫)
ライト文芸。どれも家族的な愛情の話なのは思い切った構成だなあと。まあこんなもんでしょう。
読了日:01月06日 著者:宮田 光
https://bookmeter.com/books/15240474

■リーリエ国騎士団とシンデレラの弓音 (集英社オレンジ文庫)
このレーベルはこういう路線も行けるのか……! ただ一つだけの武器を持ち、それを認められた少女の物語。弱さの中にも意地やかっこよさがあり、それはすべてを氷解する。これこそエンターテインメント。これこそファンタジー。面白かった!
読了日:01月06日 著者:瑚池 ことり
https://bookmeter.com/books/13745614

■私の彼は腐ってる2 (中公文庫)
触れあうこと、話しあうこと、語りあうこと。
読了日:01月07日 著者:九条 菜月
https://bookmeter.com/books/16885241

■雪
豪雪の客室乗務員物語。
読了日:01月08日 著者:高橋 治
https://bookmeter.com/books/108459

■蒼路の旅人 (新潮文庫)
人を知る、国を知る、心を知る、戦う術を知る。
読了日:01月09日 著者:上橋 菜穂子
https://bookmeter.com/books/621673

■天と地の守り人〈第1部〉ロタ王国編 (新潮文庫)
追い思われ、追いつき思われ、共に思う。
読了日:01月09日 著者:上橋 菜穂子
https://bookmeter.com/books/3235437

■天と地の守り人〈第2部〉カンバル王国編 (新潮文庫)
繋げて、越えて、信ずる。
読了日:01月09日 著者:上橋 菜穂子
https://bookmeter.com/books/3235438

■天と地の守り人〈第3部〉新ヨゴ皇国編 (新潮文庫)
旅は終わり、帰る家には明日がある。それは新しい時代でありながらも、連綿と続くものの一つ。ああ、ファンタジーっていいな。戦う心はいいな。決意っていいな。物語っていいな!
読了日:01月09日 著者:上橋 菜穂子
https://bookmeter.com/books/3235439

■悪役リメンバー (名作転生)
誰もが知っている、誰も知らなかった話。寓話的な話が多いですね。人面犬の話が好きかな。
読了日:01月10日 著者:
https://bookmeter.com/books/11755267

■Unnamed Memory V 祈りへと至る沈黙 (電撃の新文芸)
戦い、繋がり、戦い、繋がる。
読了日:01月11日 著者:古宮 九時
https://bookmeter.com/books/15838057

■後醍醐天皇 (岩波新書)
物凄い改革派だったんですね。しかしながらその早急過ぎる話は禍根を呼び、ついでに後世には悪用されるという。なんともこう、パワーはあるけどそれに付き添える者がいなかった不幸というかなんというか。
読了日:01月11日 著者:兵藤 裕己
https://bookmeter.com/books/12781652

■豹頭の仮面―グイン・サーガ(1) (ハヤカワ文庫JA)
壮大な物語の第一幕。強い男と亡国の王女と王子、それとマスコット。恐るべき敵とその真実、その中で出てくる良い男。先駆者であれども、やはり不朽の作品であることには違いない。
読了日:01月12日 著者:栗本 薫
https://bookmeter.com/books/572283

■脇役ロマンス (名作転生)
前回よりもスッキリした話が多くてこちらの方が好きですね。竹取物語、シンデレラ、寿限無の3つが特に良い。
読了日:01月13日 著者:
https://bookmeter.com/books/11754570

■主役コンプレックス (名作転生)
石川宏千花先生の話を読みたくて手にとったオムニバス。そんな石川宏千花先生のお話は短くもロマンチックで切ない。3冊の中では1番寓話的な話が多くて、よりバラエティに富んでいるかな。バベルの塔、白雪姫、三枚のお札、鉢かぶり姫、そして眠れる森の美女の話が好きですね。
読了日:01月13日 著者:田丸 雅智,石川 宏千花,粟生 こずえ,小松原 宏子,巣山 ひろみ
https://bookmeter.com/books/12301794

■流れ行く者: 守り人短編集 (新潮文庫)
昔日の、世界が開かれる物語。狭いからこそ、その先の広くなる瞬間が面白く、しかしどこかどんよりぼんやりとしている。次の変化は、第一巻ということでもある。
読了日:01月14日 著者:上橋 菜穂子
https://bookmeter.com/books/6949367

■炎路を行く者: 守り人作品集 (新潮文庫)
成長過程。登りながら、頂き見えず、それは迷走ともいう。しかし、それでも登っている。そんな2つの物語。
読了日:01月14日 著者:上橋 菜穂子
https://bookmeter.com/books/11256952

■狐笛のかなた (新潮文庫)
最初は小さなことだった。だけれどもそれが大いなる話に繋がっていった。中世日本ファンタジーのお手本のような、ドキドキワクワクで、しかし甘すぎない、少女と大人と、妖狐の物語。
読了日:01月15日 著者:上橋 菜穂子
https://bookmeter.com/books/574891

■宮本サクラが可愛いだけの小説。3 (MF文庫J)
相変わらず可愛い全フリの物語。それだけで良いじゃない。だけど、どうにもこうにもこの世界はそれでは許されないらしく、そこがドラマチックになってしまう。そんな3巻。
読了日:01月16日 著者:鈴木 大輔
https://bookmeter.com/books/14607130

■南河国物語 暴走少女、国をすくう?の巻
少し間違えたら傾国の美女になりそうな活発な少女が、人の心をかき乱していく。爽快感あふれる物語で、明るく楽しいお話でしたねえ。
読了日:01月17日 著者:濱野 京子
https://bookmeter.com/books/14471807

■宮本サクラが可愛いだけの小説。4 (MF文庫J)
世界が滅茶苦茶になろうと、神様になろうと、素直になれなかったりなったりしようと、宮本サクラは可愛いままである。
読了日:01月18日 著者:鈴木 大輔
https://bookmeter.com/books/16077483

■理想のヒモ生活 3 (ヒーロー文庫)
暑さと愛、それと内と外の問題。
読了日:01月18日 著者:渡辺 恒彦
https://bookmeter.com/books/6594116

■理想のヒモ生活 4 (ヒーロー文庫)
国と国、家と家、王と王。
読了日:01月18日 著者:渡辺 恒彦
https://bookmeter.com/books/7192020

■理想のヒモ生活 5 (ヒーロー文庫)
戦う女、見守る女、戦う男、見守る女、それと上に立つ男。
読了日:01月18日 著者:渡辺 恒彦
https://bookmeter.com/books/8066161

■理想のヒモ生活 6 (ヒーロー文庫)
女の度胸、愛情、男の想い。
読了日:01月18日 著者:渡辺 恒彦
https://bookmeter.com/books/9016782

■理想のヒモ生活 7 (ヒーロー文庫)
言葉、家柄、倫理、答弁。
読了日:01月19日 著者:渡辺 恒彦
https://bookmeter.com/books/9868439

■理想のヒモ生活 8 (ヒーロー文庫)
明日を見据える女あり、近い未来を思う女がおり、遠い未来を夢想する女がいり。
読了日:01月19日 著者:渡辺 恒彦
https://bookmeter.com/books/11069132

■超絶不運少女1 ついてないにもほどがある! (講談社青い鳥文庫)
少しズレたら洒落にならないような話なんだけれども、てもやっぱりコメディの範囲内で、というのが石川宏千花先生の特色。2011年だからUFOの次でたまよしの前、ってことはこのシリーズが今に通じているのかなと。
読了日:01月20日 著者:石川 宏千花,深山 和香
https://bookmeter.com/books/3079163

■超絶不運少女2 ここはどこ? わたしはだれ? (講談社青い鳥文庫)
やっぱり少しズレたら大変なことになりそうな話を、楽しくスッキリした内容になるってのが面白い。
読了日:01月20日 著者:石川 宏千花,深山 和香
https://bookmeter.com/books/3843418

■超絶不運少女3 運命って……運命って! (講談社青い鳥文庫)
なぜ3巻で終わってしまったのか(あと1巻あるけれども)わからないくらい、バランスが素晴らしいシリーズでした。しかし死神とかペンギンとか、死神カフェうどんでも出てきたから、ある意味リベンジだったんですかね。
読了日:01月20日 著者:石川 宏千花,深山 和香
https://bookmeter.com/books/4210502

■天空町のクロネ 知りたがりの死神見習い (講談社青い鳥文庫)
石川宏千花先生の作品はこれで全部読んだかな。考えによってはホラーなんだけれども、でも楽しい話で、ちょっと悲しい物語。誰かにとっての腐れ縁は、他の誰かから見たら何よりも深い関係性で。しかし荒野くん、かっこよくてええ子や。
読了日:01月20日 著者:石川 宏千花,深山 和香
https://bookmeter.com/books/4654849

■貞観政要 (ちくま学芸文庫)
無私であり、我が身を正し、慎重に、耳を傾け、しかしそれを正確に。名君であれど完璧にならずだがそれもまた人間であり、そこが目立たなくなるということが名君の証。言うは易し行うは難し。だけどもそれが帝王学かな。
読了日:01月21日 著者:呉 兢
https://bookmeter.com/books/9809867

■ひとりって、こわい!
石川宏千花先生の作品を読みたくて読むオムニバス。だけども、どの話も途轍もなく好みでしたねえ。世にも奇妙な物語風な本格的なホラーで、だけどスプラッタではなくて、あくまでホラーという。ひとりってのは、色々な意味があるんですなあ。
読了日:01月21日 著者:石川 宏千花,香谷 美季,藤野 恵美,ひろの みずえ
https://bookmeter.com/books/5118835

■YA! アンソロジー エール (YA! ENTERTAINMENT)
石川宏千花先生の作品を読みたくて読むオムニバス、その3。『時限の友』はこの作品群の中で唯一の別れで、明るいけれども、未来はあるのだけれども、悲しい。あとは香坂直先生の『リーシュコード』も好きですね。知らない間に助けあっていて、最後に出会う。多分この先も続く関係になるのかなあと。と、この2つの作品が対になってる感じが良いですね。男と女、別れと出合い、最後とこれから。なんともこう、オムニバスの醍醐味って感じですねえ。
読了日:01月22日 著者:はやみね かおる,濱野 京子,石川 宏千花,風野 潮,香坂 直
https://bookmeter.com/books/7088093

■YA! アンソロジー 告白 (YA! ENTERTAINMENT)
石川宏千花先生の作品を読みたくて読むオムニバスその4。告白というテーマにはこれだけの幅があるという。随分とバラエティに富んでいますなあ。その中で『あなたが好き』はビターな味付けでしたねえ。
読了日:01月22日 著者:小林 深雪,如月 かずさ,石川 宏千花,福田 隆浩,河合 二湖
https://bookmeter.com/books/5588642

■YA! アンソロジー 卒業 (YA! ENTERTAINMENT)
石川宏千花先生の作品を読みたくて読むオムニバスその5。カバーの後ろ袖の部分に載っている作品がUFO。というくらいの時期からか、どこか尖った話でしたね。これは全作品がそういう感じだったので、もしかすると児童文学は2012年がターニングポイントだったんでしょうかねえ。
読了日:01月23日 著者:小林 深雪,石川 宏千花,河合 二湖,如月 かずさ,福田 隆浩
https://bookmeter.com/books/4563558

■七丁目 虫が、ぶうん (迷宮ヶ丘)
石川宏千花先生の作品が読みたくて読むオムニバスその6。全体的に強烈。一発目の窓山夢久先生の『スキップ!』がまず強烈。救いようがない寓話って感じ。『虫が、ぶうん』と山本弘先生の『あきちゃった』は一人の人間では解決出来ない大いなる存在に翻弄される怖さでこれもまた恐ろしい。一方で広嶋玲子先生の『白い部屋』も酷い話なんだけれども、でもどこか希望がある。そしてみおちづる先生の『ツインテールの天使』はお約束だけれども、どこか心が温まるハッピーエンドで素敵ですね。このシリーズでも強烈な巻なのかな?短くも濃い本です。
読了日:01月24日 著者:日本児童文学者協会
https://bookmeter.com/books/7969767

■魔女の旅々15 (GAノベル)
15巻までの歩みあり、呪いの利用あり、師弟愛あり、むかしむかしの話あり。
読了日:01月25日 著者:白石定規
https://bookmeter.com/books/16833394

■あたりまえなことばかり
考えること、存在すること、生死、他。
読了日:01月26日 著者:池田 晶子
https://bookmeter.com/books/564475

■アサシンズプライド (2) 暗殺教師と女王選抜戦 (ファンタジア文庫)
器用にやりてズレていく。不器用に接して固くなる。
読了日:01月26日 著者:天城ケイ
https://bookmeter.com/books/10762227

■アサシンズプライド (3) 暗殺教師と運命法廷 (ファンタジア文庫)
騙りて語り、語りあい固まる。
読了日:01月27日 著者:天城ケイ
https://bookmeter.com/books/11060944

■アサシンズプライド4 暗殺教師と桜乱鉄道 (ファンタジア文庫)
旅と愛。歪と楔。
読了日:01月27日 著者:天城ケイ
https://bookmeter.com/books/11206777

■アサシンズプライド5 暗殺教師と深淵饗宴 (ファンタジア文庫)
今を思い、過去を思い、未来を思う。
読了日:01月28日 著者:天城ケイ
https://bookmeter.com/books/11469965

■アサシンズプライド6 暗殺教師と夜界航路 (ファンタジア文庫)
心と血と魂と。
読了日:01月28日 著者:天城ケイ
https://bookmeter.com/books/11917137

■アサシンズプライド7 暗殺教師と業火剣舞祭 (ファンタジア文庫)
晴れやかになること、闇を知ること。
読了日:01月28日 著者:天城ケイ
https://bookmeter.com/books/12301253

■あまからすっぱい物語 2 おとなの味 (創作児童読物)
石川宏千花先生の作品を読みたくて読むオムニバスその7。そして発表された作品は全部読んだことになるのかな。タイトルの通り、味覚というか少年少女がなにかを味合わなければならない物語で、そんな中で石川宏千花先生はSFをぶっ混んできてもう実にパンク。石川宏千花先生以外は皆さん家族や学校の話ですね。でも最後の岩瀬成子先生の話はその、相撲ネタって今の時代ではニッチなものを出していて、いやその、読んだ中でそこで笑っちゃうのはあたししかいないのではないだろうか。
読了日:01月29日 著者:吉野 万理子,石川 宏千花,加藤 純子,宮下 恵茉,岩瀬 成子
https://bookmeter.com/books/11033405

■アサシンズプライド8 暗殺教師と幻月革命 (ファンタジア文庫)
預言と狼、横暴陰謀。
読了日:01月30日 著者:天城ケイ
https://bookmeter.com/books/13035401

■アサシンズプライド9 暗殺教師と真陽戴冠 (ファンタジア文庫)
愛し、会い、相容れ、逢う。
読了日:01月30日 著者:天城ケイ
https://bookmeter.com/books/13407020

■【第154回 芥川賞受賞作】異類婚姻譚
純文学はよくわからない。でも『犬たち』のその触れ合いと情景は好きですねえ。
読了日:01月31日 著者:本谷 有希子
https://bookmeter.com/books/10119075


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