脳は、大きく 3 つの部位から構成されています。

■大脳(前頭葉・頭頂葉・後頭葉・側頭葉)
大脳 は脳全体の約 80 % の重さを占めていて、
前頭葉・頭頂葉・後頭葉・側頭葉の4つ脳葉から成立しています。

【前頭葉】思考・判断・情動・創造性・想像・予想などの高度な頭脳活動を行う
運動野があり、手足の連動などの体の運動を司る役割があります。
発達した前頭葉は人間の脳の最大の特徴でもあります。

【頭頂葉】頭頂葉は頭のてっぺんのやや後ろの部分です。外界の認識に関わる部分です。
頭頂葉の前部には、顔・手足をはじめとする体全体からの感覚情報が集まる部分です。
感覚野(かんかくや)といって、上のほうから足、手、顔の順に前述の運動野と平行に並んでいます。

【後頭葉】後頭葉は物を見る部分で視覚野(しかくや)があります。
目から入った光の情報を眼球の網膜が電気信号に変換し、視神経を通って後頭葉に伝えられます。
後頭葉に入った光情報は頭頂葉と協力して処理され、人の顔や物の形などを認識しています。
特殊な方法で後頭葉を電気刺激すると、実際に光がみえるようです。

【側頭葉】大脳の横の部分です。目の後ろ、こめかみから耳の後ろぐらいまでの範囲です。
大脳の右半球は右脳、左半球は左脳と呼ばれ、表層を大脳皮質、深層を大脳髄質と呼びます。

■小脳
脳全体の約 10 % の重さを占めています。全身の神経細胞の約半分が小脳に集中しており、
姿勢や歩行などの運動機能を調整します。

■脳幹
大脳・小脳と脊髄を結び、「植物の脳」とも呼ばれます。内臓の機能や体温調節を司り、
頭側から、間脳・中脳・橋・延髄に分けられます。

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