" />

ここはでもにっしょんch ぼくの考えたサーヴァントスレに投稿されたサーヴァントを纏めるwikiです。

×
『風に吹かれハイヤームが至ったは、バルザフにあらず。
しかして其処は天国でも火獄でもなく、英霊の座であった。
死しても世の為、人の為とあくせくと。
ああ、こんなの酒を飲まなきゃやってけねー!!』


『世の中碌でもないのは当たり前さ。
悲しい事だけに囚われてんなら人生損してるぜ?
どうせなら君を幸せにしてくれるものを探せ。
そして、君だけの楽園を作ればいい。』

基本情報

【元ネタ】史実、『四行詩集ルバイヤート
【CLASS】アサシン
【真名】ウマル・ハイヤーム
【異名・別名・表記揺れ】オマル・ハイヤーム、オマル・イブン・イブラーヒム・ネイシャープリィ、真理の証、『四行詩集ルバイヤート
【性別】-*1
【身長・体重】157cm・-kg
【肌色】褐色 【髪色】白に翠のグラデーション 【瞳色】紅玉色
【外見・容姿】孔雀の羽のような装飾が施された中東の衣装を纏った中性的な人物。髪には葡萄の葉が絡み、手には盃と酒壺を持ち、酔っているのか麗しい顔つきは赤く染まっている。そんなアサシンの周囲には広げられた巻物が展開されているが、実のところ此方が【アサシンの本体】である。
【地域】イラン
【年代】11世紀〜12世紀(1048年〜1131年)
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】-
【ステータス】筋力:E 耐久:D+ 敏捷:D 魔力:B 幸運:C 宝具:C

【クラス別スキル】

気配遮断:E+

 サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
 暗殺者としての適性は最低値であるが、その霊基の在り方から生命としての気配は持たず、気配を感知されづらい。

陣地作成:E+

 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。酒を賛美する詩を詠うことで周囲の酒飲み達をその気にさせ、「宴会会場」、「酒場」などの酒飲み達の集会場を作り出す。
 宝具を用いることで擬似的な「楽土」を作り出す。

エンチャント:C

 道具作成の互換スキル。名文付与とも言い換えられる。他者や他者の持つ大切な物品に、強力な機能を付与する。
 アサシンの場合、道具よりも他者への想念授与による、バフデバフに重きを置く。
 また、土塊にエンチャントを施すことで『諸国の遺跡アーサール・ビラード』にてハイヤームが作り出したと語られる「粘土製の案山子」を作り出すことが可能。

【固有スキル】

二重召喚:E

 ダブルサモン。ごく一部のサーヴァントのみが持つ希少特性。
 ハイヤームの場合はアサシンとキャスター、両方のクラス別スキルを獲得して現界している。

果実の酒気:D+++

′′墓の中から酒の香が立ちのぼるほど、
そして墓場へやって来る酒のみがあっても
その香に酔い痴れて倒れるほど、
ああ、そんなにも酒をのみたいもの!′′
岩波文庫,小川亮作翻訳『ルバイヤート〈ままよ、どうあろうと・第80歌〉』より

 声音や吐息に蕩けるような果実の酒気が香り、対象を泥酔させる。
 魔力的防御手段のない存在(一般の人間や動物)であれば、たちまち思考が蕩けてしまう。
 カリスマと魅了、両スキルの複合スキル。サーヴァントであっても、防御手段がなければ魅了を受ける可能性がある。
 アサシンが酒を摂取する、詩を詠う、宝具を発動するなどで魅了効果が向上する。

真理の証:A-

 アサシンの持つ叡智、彼の異名を由来とする「天賦の叡智」の類似スキル。
 「天賦の叡智」と同様の効果を発揮すると共に、他者に叡智を教授することが可能。
 また、アサシンの叡智に基づく慧眼は人物事象関係なく対象の本質を見通す。
 ただし、学者ではなく詩人としての在り方である故に、本来よりランクが減少している。加えて、本人はこの異名を好んでいないため、あまり用いられない。

′′もうわずらわしい学問はすてよう、
白髪の身のなぐさめに酒をのもう。
つみ重ねて来た七十の齢のつき
今この瞬間ときでなくいつの日にたのしみ得よう?′′
岩波文庫,小川亮作翻訳『ルバイヤート〈一瞬ひとときをいかせ・第141歌〉』より

自己保存(詩):EX

′′なにびとも楽土や煉獄を見ていない、
あの世から帰って来たという人はいない。
われらのねがいやおそれもそれではなく、
ただこの命──消えて名前しかとどめない!′′
岩波文庫,小川亮作翻訳『ルバイヤート〈ままよ、どうあろうと・第91歌〉』より

 アサシンの特殊な霊基の在り方を示すスキル。
 アサシンは生前の姿ではなく、死後も残り続けている自らの詩篇『ルバイヤート』を本体として召喚される。人の姿は後述する宝具の副産物であり、酒気で生成されたアバターのようなもの(なお、何故か酒は飲める)。

 詩篇として所有者マスターが存在する限り、殆どの危機から逃れることができる。
 また、もしも霊基、霊核が致命的な破損をしたとしても、詩に霊基情報を保存し、新たな器を用意するなどの外的手段を用いることで修復を図ることが可能。
 これに付随して、想いを唄った詩によって自らの記録を補強し、存在強度を向上させることも可能。この詩はウマル・ハイヤームの名義であれば、他人が唄ったものでも使用可能。

 神への信仰が熱心であった世にありながら、唯物論的思考を有していたウマル・ハイヤームは、周囲からの迫害を避けるため、自己の思想を隠蔽した。そして、鬱憤を晴らすように作詩し、その詩は現代に至るまで残り続けた。
 また、サンゴルスキー&サトクリフ社によって宝石本として製本された『ルバイヤート』───通称『グレート・オマー』或いは『孔雀のルバイヤート』───はタイタニック号の沈没によって、その復元本はナチスとの戦争による戦火によって消失したが、後に『グレート・オマー』は再び復元されている。

【宝具】

′′魂よ、謎を解くことはお前には出来ない。
さかしい知者の立場になることは出来ない。
せめては酒と盃でこの世に楽土をひらこう。
あの世でお前が楽土に行けるときまってはいない。′′
岩波文庫,小川亮作翻訳『ルバイヤート〈解き得ぬ謎・第4歌〉』より

塵想樂宴ハールート・マールート

ランク:C 種別:詩歌宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:100人
 詩篇『ルバイヤート』を由来とする宝具であり、その名は肉欲と酒に溺れたとされる天使達の名を意味する。この世に楽土を、というアサシンの願望と詩を体現する固有結界。
 真名開放により、周囲を囲む巻物本体を広げ、春風と共に梨と桃の花弁が舞い、鶯の鳴き声とウードの音が鳴り響く、星々と満月が浮かぶ世界を創造する。また、結界内には天女フーリー酒姫サーキィの姿を模した酒気が漂う。
 「あるかも分からぬ天国より、この世の歓楽による極楽を」という現在いまだけを見据えた刹那的な享楽思想に基づくアサシンにとっての楽園。
 遠く過去の悲嘆もなく、遥かな未来への恐れもない。ただあるのは刹那の現在いまによる歓楽であり、そこに既に終わった者が介在する余地はない。天国も地獄もなく、ただ自らの内に在るのみ。故にあの世はなく、既に土に還った者は酌む酒の酩酊に溶け、風と共に消えていく。

 あの世に纏わるスキルや宝具を無効化、または弱体化させる。
 また、これに伴い人間や動物、器物を問わず死後の存在である英霊は弱体化する。ただし、召喚された時代においてまだ生存、現存している場合はこの制約の対象外となる。
 その本質はあの世の否定ではなく、走馬燈のような世界で酒を酌み、今このひと時を楽しむ積極的ニヒリズムにして、刹那的な人生讃歌。
 「今を生きる人類」に歓楽による精神高揚を齎すことで超強化する。また、精神の高揚により生命力が向上し、即死効果をシャットアウトする。

 現在いましかない性質を持つ結界であるが、5ターンの時間制限が存在している。どれだけ膨大な魔力があろうと、制限を迎えれば結界は必ず崩壊する。ただし、再び5ターン経過すれば結界を再展開することが可能。
 時間制限は天に浮かぶ月の盈虚で表され、満月から新月へ、新月から満月へ、月は朔望を繰り返す。

′′あすの日が誰にいったい保障できよう?
哀れな胸を今この時こそたのしくしよう。
月の君よ、さあ、月の下で酒をのもう、
われらは行くし、月はかぎりなくめぐって来よう!′′
岩波文庫,小川亮作翻訳『ルバイヤート〈一瞬ひとときをいかせ・第113歌〉』より

【Weapon】

『粘土製の案山子』

 『諸国の遺跡アーサール・ビラード』にてハイヤームが作り出したと語られる「粘土製の案山子」、即ちゴーレムである。
 直接的な戦闘手段を保有しないアサシンが有する唯一の戦闘手段。パルヴィーズ、ケイコバード、ファレイドゥーン、ケイホスロウなどペルシャの名だたる英雄、王たちの名を冠する。

′′昨日壺をつくる所へ立ちよったら、
壺つくりは土をこねてしきりに腕をふるっていた。
盲の人は気もつかなかったろう、しかし
その手の中におれは亡き人の土を見た。′′
岩波文庫,小川亮作翻訳『ルバイヤート〈無常の車・第69歌〉』より

【解説】

 11世紀、セルジューク朝期のペルシアで活躍した学者にして詩人。本名を「オマル・イブン・イブラーヒム・ネイシャープリィ」といい、ハイヤームは父親の職業に由来する俗称であり、「天幕作り」を意味する。
 数学、天文学、医学、歴史、哲学などの多くの学問を修め、「ペルシアのレオナルド・ダ・ヴィンチ」と称されている。セルジューク朝のスルタン「マリク・シャー」に仕え、イスファハーンの天文台建設への関与、現代採用されている暦であるグレゴリオ暦さえも上回る正確さを有する暦「ジャラリー暦」の制定、三次方程式の幾何学的解法の一般化、などの業績を挙げたとされる。

 学者として名を挙げていたハイヤームであったが、生前は詩人としてそれほど名は知られていないかった。生きている間は詩を公にしておらず、少数の同好者に向けて密かに写本として流布された程度で、ハイヤームの詩が公に公表されたのは彼の死後のことであったからだった。
 詩人としての名が世に広く知れ渡るようになったのは、19世紀イギリスの詩人エドワード・フィッツジェラルドによる英訳版が世に出てからだ。この翻訳は広く読まれ、19世紀末から20世紀初頭にかけて流行を風靡し、「オマル・ハイヤーム・クラブ」が設立されたり、彼の名が酒場の看板に用いられるなど、人気を博した。
 そんな彼の詩篇の名こそが『四行詩集ルバイヤート』。その名は「四行詩」を意味するルバーイーの複数形であり、ペルシア語詩の形式を意味しながら、その知名度故にルバイヤートとは凡そ彼の詩篇を指す言葉として使われている。

 余談として、『ルバイヤート』に収録された詩の中には、ハイヤームが作成したものではない、後世に他者が作詩した詩が混ざっているとされ、どの詩がハイヤームの真作であるかは定かではないという。

 英霊ウマル・ハイヤームは詩人と学者の二つの側面を有するが、今回現界したのは詩人としての側面。
 無常な世を嘆き、酒を愛し、刹那を生きた詩人としてのハイヤームはサーヴァントとして現界する際、生前の肉体ではなく自らの詩篇『ルバイヤート』を本体として現界する。
 『ルバイヤート』が公になったのはハイヤームの死後のことであり、その名が大々的に知られたのも19世紀であったがため、詩人としての全盛期は死後であると人理に規定されているためである。
 と、アサシンは語るが、実際のところは厭世的であるが故に、直接現界することをアサシンが拒んだからなのであった。
 それに、そも死んだ人間は蘇らない。死した者は土に還り、草花の糧と消え、虚無へと消える。 枯れた鬱金香チューリップが二度とは咲かぬように、生命に二度目の生などありはしないのである。
 故にこそ、ウマル・ハイヤームは『ルバイヤート』としてこの世に現界しているのである。

【人物像】

 能動的・外交的。
 飄々としたペシミストにして、カルペ・ディエムを地でいく享楽主義者。1に葡萄酒、2にその他の酒、3に美女に美少年(酒姫)と花鳥風月を愛する左党ひだりとう。酒に酔っており、よくマスターを酒場へ連れて行っては、飲みに巻き込む。
 その本質は生真面目で思索的な人物。生前は学者として真理を求め続けていたが、詩人としての現界であることから悲観的な側面が強く現出し、真理を求めることをしない。とはいえ、その本質が失われているわけでもない。酔っ払いの印象とは裏腹に世渡り上手であり、酔っていてもボロを出すことはなく、勢い任せに行動をすることはない。
 また、時に芯を突くような言葉を投げかけたり、相手の心の内を見抜いたりと、真理の証という異名に恥じない慧眼さを見せる。
 そんなアサシンの願望は「現世で酒を飲むこと」。本人曰く、人理のために働く気はないが、座で1人飲む酒はつまらないので現界したらしい。

 その内面には酒でも誤魔化しきれない、悲嘆に満ちた儚い世界への諦観、そして、いつまでも消えない生の苦しみと不条理に対する憤りが渦巻いている。
 本来、詩人としてのハイヤームには世界への未練もなく、英霊として現界する気もなかった。だが、ハイヤームはこうしてサーヴァントとして現界している。死してなお抱え続けていた世界への憤りとは同時にこの世界への未練そのものでもあり、サーヴァントとして現界した由縁でもあった。
 あらゆる過去はいずれ風に掻き消え、来る未来への希望はなく、それでも時は無常に流れ続け、生まれ来る人間は苦しみに満ちた世界を生き続けなければならない。そして、時に世界は天命より外れた世界を無意味と断じ、剪定する。そんな世界を諦観すると同時に、どうしようもない憤りは拭うことができなかったのだ。
 だからこそ、この碌でもない世界を砕き作り直してやりたいとアサシンは考えるが、自身は既に土に還り、風に消えた死者であるが故にその資格はないと弁えている。
 ならばせめてと、この無常な世界に生きる者の重荷をを少しでも軽くすること、人類史という長い旅路を歩む者に休み場所を作り出す、それこそがサーヴァントとして召喚された理由であるとアサシンは定めた。
 既に終わった死人ものにできることはなくとも、その行為が結局は無意味に消えるとしても。残された詩は旅ゆく旅隊キャラヴァンのための、束の間のオアシスへ導くしるべ程度にはなれるだろう、と。

′′酒をのめ、それこそ永遠の生命だ
また青春の唯一ゆいつ効果しるしだ。
花と酒、君も浮かれる春の季節に、
たのしめ一瞬ひとときを、それこそ真の人生だ!′′
岩波文庫,小川亮作翻訳『ルバイヤート〈一瞬ひとときをいかせ・第133歌〉』より

特技:計算、星読み、作詩を主に大抵の事は何でも
好きなもの:宴,酒,酒姫,世界の美しさ
嫌いなもの:不自由,無常な世界,無意味
天敵:禁酒にうるさい人物
願い:酒を飲む/一瞬ひとときでも良い、この世に楽園を

【一人称】俺 【二人称】君、お前 【三人称】彼、彼女、彼奴、アレ

【因縁キャラクター】

ハサン・サッバーハ

 一説によるとネイシャプールのある高名な学者の学塾マドレセに入った際、ハイヤームは後に高名な人物となる2人の塾生と友になった。その2人こそがニザーム・アル=ムルク、そしてハサン・サッバーハであった。
 ハサン・サッバーハ、即ち暗殺教団の教主。おそらくハイヤームと友人であったというハサンは教団を立ち上げた初代だと推測されるが、アサシン自身に聞いても「はてさて、どんな奴だったかね」とはぐらかす。
 もし再び出会えたとしてもウマル・ハイヤームはもうこの世に亡く、ここにいるのはウマル・ハイヤームの名残でしかない。既に旅路を歩き去った者が戻ってくることはなく、死人に口はない。ならば、友(ハイヤーム)としてアサシンが話すことはない。

シェヘラザード

 『千夜一夜物語』の語り手。彼女の境遇や願望のこともあり、過去に囚われ続ける彼女に今を楽しんでほしいと思い、ついつい酒を進めてしまう相手。なお、アルコールによる人体への影響などを心配されてしまう模様。

【他クラス適性、変化傾向】

キャスター

 詩人と学者としての業績はそれぞれ別人が成し遂げたもので、それらが複合した結果が現在に伝わる詩人にして学者のハイヤーム像であるという学説が存在する。これにより英霊ウマル・ハイヤームは二つの側面に分けられている。アサシンクラスでの現界が詩人としてであるように、キャスタークラスのハイヤームは学者としての現界となる。

【コメント】

 リクエスト?より。おそらくウマル・ハイヤームを指すであろうリクエストの真名欄がルバイヤートになっていたこともあって、『ルバイヤート』を本体として現界する設定になりました。
 現界理由がなかなか思い浮かばず、詩の内容に比べてかなりマイルドに納めてしまった感じが否めない。
 アサシンクラスなのは詩が公に出されたのが死後のことで、生前は大々的に公表していなかったことから。

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

どなたでも編集できます

広告募集中