最終更新:ID:sM1ry/9ZMQ 2024年06月15日(土) 17:00:18履歴
「勝利王? 違うよ、ボクは世界一罪の深い男。人の純心を食いつぶした怪物さ……」
【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【真名】シャルル七世
【異名・別名・表記揺れ】勝利王、よく尽くされた王、修復王(異名)、やさしい王太子(ジャンヌの評)、ブルージュの王(蔑称)
【性別】両性具有(宝具の影響。本来は男性)
【身長・体重】159cm・44kg
【外見・容姿】宝具の影響でサムレム槍ジャンヌの少年化Verとも言うべき風貌になった。皮膚には火傷の跡や拷問跡が浮かび上がっている。
【地域】フランス
【年代】15世紀
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型 王
【ステータス】筋力A 耐久C 敏捷A+ 魔力A 幸運E 宝具B
【CLASS】バーサーカー
【真名】シャルル七世
【異名・別名・表記揺れ】勝利王、よく尽くされた王、修復王(異名)、やさしい王太子(ジャンヌの評)、ブルージュの王(蔑称)
【性別】両性具有(宝具の影響。本来は男性)
【身長・体重】159cm・44kg
【外見・容姿】宝具の影響でサムレム槍ジャンヌの少年化Verとも言うべき風貌になった。皮膚には火傷の跡や拷問跡が浮かび上がっている。
【地域】フランス
【年代】15世紀
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型 王
【ステータス】筋力A 耐久C 敏捷A+ 魔力A 幸運E 宝具B
理性と引き換えに身体能力を強化するスキルだが、シャルル七世の場合、後悔の念が強まっている程度で何の身体的恩恵もない。
しかし、バーサーカーの霊基の影響を受けた宝具により、そのパラメータは大きく変化している。
しかし、バーサーカーの霊基の影響を受けた宝具により、そのパラメータは大きく変化している。
良臣たちに力を尽くされた(良臣に恵まれただけだと貶める意味合いも含む)との評価が昇華されたユニークスキル。
その実態は、シャルル七世と敵対することが不利益となり、味方になれば大きな利益を受ける状況を
あらかじめ構築しておく政治手腕がスキル化したものである。
召喚から時間が経てば経つほどに、シャルル七世に対して利益をもたらす判定の成功率が上昇し、害をなす判定の成功率が低下する。
その実態は、シャルル七世と敵対することが不利益となり、味方になれば大きな利益を受ける状況を
あらかじめ構築しておく政治手腕がスキル化したものである。
召喚から時間が経てば経つほどに、シャルル七世に対して利益をもたらす判定の成功率が上昇し、害をなす判定の成功率が低下する。
ランク:A 種別:対国宝具 レンジ:99 最大捕捉:1国
運命の転機となったランスの大聖堂での戴冠が宝具となったもの。
真名を開放する事でランスの戴冠式の様相が幻術的に再現され、シャルル七世を唯一のフランス王とする結界を展開する。
この結界内においてシャルル七世はBランクのカリスマおよびフランス由来の神秘に対する絶大な抵抗力を獲得し
また他者のフランス王権に由来するスキル・宝具を尽く封印する。(シャルル七世が唯一のフランス王である=他者のフランス王権の否定)
しかし、バーサーカーの霊基のシャルル七世にはこの宝具を発動する事ができない。
バーサーカーのシャルル七世は、ジャンヌを見捨てた後悔を中核として成立した霊基であるが故に、自らの王聖を確信できないのだ。
運命の転機となったランスの大聖堂での戴冠が宝具となったもの。
真名を開放する事でランスの戴冠式の様相が幻術的に再現され、シャルル七世を唯一のフランス王とする結界を展開する。
この結界内においてシャルル七世はBランクのカリスマおよびフランス由来の神秘に対する絶大な抵抗力を獲得し
また他者のフランス王権に由来するスキル・宝具を尽く封印する。(シャルル七世が唯一のフランス王である=他者のフランス王権の否定)
しかし、バーサーカーの霊基のシャルル七世にはこの宝具を発動する事ができない。
バーサーカーのシャルル七世は、ジャンヌを見捨てた後悔を中核として成立した霊基であるが故に、自らの王聖を確信できないのだ。
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
ジャン・ブレアルの手で完成されたジャンヌに関する審理集成が宝具化したもの。
ジャンヌの復権裁判で用いられた逸話から、欺瞞、中傷、不正、矛盾といった悪性情報を破却し、対象をあるべきカタチに戻す宝具。
……だったのだが、狂化の影響で効力が歪み、ジャンヌを貶めた様々な悪性情報をシャルル自身の内に吸い込む宝具に変質してしまった。
シャルル七世は常時この宝具の影響を受け風貌が変質してしまっているが、その本領は真名を解放した際に現れる。
すなわち、悪魔と契約し、様々な黒魔術を行使し、毒炎の砲火を撒き散らし、自らの身さえも焼き焦がす魔女ジャンヌ伝承の具現化である。
黒魔術を思わせる神秘を振るうが、厳密には魔術はなく当時の人々のイメージを反映したもの。故に対魔力では無効化されない。
この宝具の影響によりシャルルは期せずして両性具有にもなってしまっているが
皮肉にも、生前のジャンヌの噂には彼女を両性具有の天使であるとするものがあったともいう。
ジャン・ブレアルの手で完成されたジャンヌに関する審理集成が宝具化したもの。
ジャンヌの復権裁判で用いられた逸話から、欺瞞、中傷、不正、矛盾といった悪性情報を破却し、対象をあるべきカタチに戻す宝具。
……だったのだが、狂化の影響で効力が歪み、ジャンヌを貶めた様々な悪性情報をシャルル自身の内に吸い込む宝具に変質してしまった。
シャルル七世は常時この宝具の影響を受け風貌が変質してしまっているが、その本領は真名を解放した際に現れる。
すなわち、悪魔と契約し、様々な黒魔術を行使し、毒炎の砲火を撒き散らし、自らの身さえも焼き焦がす魔女ジャンヌ伝承の具現化である。
黒魔術を思わせる神秘を振るうが、厳密には魔術はなく当時の人々のイメージを反映したもの。故に対魔力では無効化されない。
この宝具の影響によりシャルルは期せずして両性具有にもなってしまっているが
皮肉にも、生前のジャンヌの噂には彼女を両性具有の天使であるとするものがあったともいう。
フランス・ヴァロワ朝の第五代国王。勝利王とあだ名される。聖女ジャンヌの助けによって戴冠した事でも有名。
国内の二代党派による内戦、英国という外患に苦しめられながらも、百年戦争をフランスの勝利で終わらせ、秩序を回復した王。
聖女ジャンヌをはじめとする功臣達は高く評価される一方、本人の評価は今なお毀誉褒貶により定まっていない。
†
フランス王・シャルル六世と王妃イザボーの間に生まれる。
シャルルは五男であり玉座を継承する可能性の低い王族であったが、兄たちが次々に死去していった事で14歳で王太子となる。
しかし、当時のフランスは国王シャルル六世の発狂による統治能力の喪失、
それに伴う国内の大派閥――ブルゴーニュ派とアルマニャック派による内戦、
イギリス王ヘンリー五世の侵攻と内憂外患の有り様を呈しており
フランスの王権そのものが有力貴族の思惑に振り回される神輿でしかないという状況であった。
この頃、王都パリとシャルル六世らフランス王権はアルマニャック派の支配下にあったが
ブルゴーニュ派の棟梁であるブルゴーニュ公ジャンがパリを奇襲し、これを制圧。
パリ市民や王妃イザボーはこれを歓迎する姿勢を見せ、王権はブルゴーニュ派の隷下に置かれるかに思われた。
しかし、シャルル七世はアルマニャック派と共にフランス南部のブールジュへと落ち延び、父王に代わってフランスを統治する執政として亡命政権を樹立する。
この時、シャルル七世は若干15歳であり、実態はアルマニャック派など有力貴族の傀儡に過ぎなかったとも言われる。
ブルゴーニュ公ジャンとの和平および対英国の盟約を結ぶための交渉中にこれを暗殺し、
激怒したブルゴーニュ派を完全にイギリスに与させたのがこの頃の失敗の最たるものとされるが、
シャルル七世がこれにどれだけ関与したかは未知数である。
イギリス王ヘンリー五世はブルゴーニュ派と彼らが有するフランス王らを支配下に置き、フランス王位の継承者と摂政を兼任した。
さらに父王シャルル六世や王妃イザボーを動かしてシャルル七世を廃嫡させ、フランス北部の支配権を確立する。
一方、シャルル七世の側もその政治手腕を開花させていった。
自らを支援する各勢力の利害を上手く操縦し、義母であるアンジュー公妃ヨランド・ダラゴンの支援を背景に徐々に主導権を獲得。
南フランスの各地を歴訪して支持を盤石なものとし、スコットランドの援軍を取り付け、ダージェの戦いでイギリス軍を打ち破っている。
ヴェルヌイユの戦いでの大敗によって軍事力の大半を喪失した後はさすがに意気を喪失し引き籠もっていたようだが
ヨランド・ダラゴンの精力的な活動のお陰で窮地を脱する。
長引く戦いに疲弊したブルゴーニュ派との休戦の密約を契機とした関係強化や
ブルゴーニュ派の要望(ブルゴーニュ公ジャンの暗殺に関与した者の追放)を利用した人事の刷新などはヨランドの功績と目されている。
(尤もヨランドの口添えで元帥となった硬骨漢アルテュール・ド・リッシュモンと
アルマニャック派の筆頭侍従ジョルジュ・ド・ラトレモイユの対立に振り回される事にもなったが)
オルレアンを巡る攻防では聖女ジャンヌの登場までシャルル七世は手をこまねいていたとする印象が強いが
実際には軍資金をかき集め(領内を行脚して支援を求めた)、軍勢を再編し、情報と兵力で勝る戦況を築き上げていた。
……筈だったのだが味方の内輪もめや失態が続き、戦局はむしろイギリス優位に傾いていく。
これを打開したのが聖女ジャンヌの登場であり、彼女に鼓舞されたフランス軍は本来の兵力的優位性を存分に発揮するようになる。
オルレアンの開放、パティの戦いの勝利、そしてランスに至るまでの快進撃は、
彼女が士気を鼓舞し、統率を欠いたフランス軍に一定の指向性を与えていなければ為し得なかった事だろう。
しかし、ランスでシャルル七世が戴冠した後は
パリ進撃を主張する聖女ジャンヌと地盤固めを優先するシャルル七世の政治的対立が表面化するようになる。
相次ぐ戦いでの無理が祟って財政難に陥り停戦を望む者が多かった事、貨幣の改鋳は経済崩壊を招くとシャルル七世が理解していた事、
ラトレモイユが提供する軍資がなければ戦えないのに、そのラトレモイユがジャンヌに敵意を抱いていた事など理由は色々とあったが
何よりジャンヌの政治的代替となり得る『もう一人のオルレアンの英雄』ジル・ド・レェの存在が、シャルル七世にジャンヌを見捨てさせる決定打となった。
(ジル・ド・レェはジャンヌと合流した後に「ラトレモイユに生涯かけて仕える」と宣誓したラトレモイユの懐刀であり
ラトレモイユの政敵であるという理由で名将リッシュモンとジャンヌとの同道を妨害するなど、敵との戦いよりも政争に熱心だった。
ジルを重用しジャンヌを見捨てる事は、不満を示すラトレモイユを懐柔する為の政治的行動だったとも言える)
その後、ジャンヌはパリ攻撃に失敗し、コンピエーニュの戦いにも敗れ、虜囚となった後に火刑に処された。
シャルル七世は虜囚となったジャンヌを解放するように働きかけたが、身代金を支払う気はなかったという。
一方でジャンヌの死については「非常に苦しい痛みを感じた」との言葉も残しており
後に彼女の名誉を復権させる為の裁判を行っている。(ラトレモイユを失脚させた事でジル以外の象徴が必要になったというのもある)
ジャンヌの登場を分岐点として語られる事が多い百年戦争だが
実際はジャンヌの没後も二十年以上もの長きに渡って戦争は続いた。
その中にあってシャルル七世は精力的に働いている。
ヨランド・ダラゴンの策謀に乗ってラトモレイユを更迭した後、主導権を確立し、
ブルゴーニュ派と正式に和約を結ぶ事で彼らにフランス王として認めさせ“フランス王”としての権威を内外に示した。
満を持して発したリッシュモンを元帥とする遠征軍も快進撃を続け、パリを解放する事にも成功。
税制改革により財政を再建し、軍制を改革して常備軍も編成した。
この常備軍の力によって、イギリス方の残党や職を失い賊となった傭兵を駆逐。
王権強化に反発する貴族らの勢力も常備軍の力で減殺する一方、彼らの一部を常備軍の指揮官に任じる事で懐柔した。
かくしてフランス王権は、長らく失っていたフランス支配の主導権と権威を取り戻したのである。
それはとりも直さずフランス全土に平和と秩序が取り戻される事も意味した。
百年戦争を集結させ、フランスの秩序を再建した修復者とも言われるシャルル七世だったが、本人の晩年は不幸なものであった。
特に息子のルイ十一世との陰惨な謀略戦や愛妾アニェスの横死は、彼の寿命を縮める痛恨事であっただろう。
臨終を迎えた時、シャルル七世は自らを「世界一罪の深い男」と評し
(同じく罪深いとされた)マグダラのマリアの祝日に死する事を神の思し召しだと感謝したという。
度々、冷酷な政治的判断を下してきたシャルル七世だが、罪悪感がないわけではなかったのだろう。
後継者になったルイ十一世は、そうした罪悪感を欠片も抱かない人間だったが故に、父以上に冷酷かつ優れた支配者として君臨した。
国内の二代党派による内戦、英国という外患に苦しめられながらも、百年戦争をフランスの勝利で終わらせ、秩序を回復した王。
聖女ジャンヌをはじめとする功臣達は高く評価される一方、本人の評価は今なお毀誉褒貶により定まっていない。
†
フランス王・シャルル六世と王妃イザボーの間に生まれる。
シャルルは五男であり玉座を継承する可能性の低い王族であったが、兄たちが次々に死去していった事で14歳で王太子となる。
しかし、当時のフランスは国王シャルル六世の発狂による統治能力の喪失、
それに伴う国内の大派閥――ブルゴーニュ派とアルマニャック派による内戦、
イギリス王ヘンリー五世の侵攻と内憂外患の有り様を呈しており
フランスの王権そのものが有力貴族の思惑に振り回される神輿でしかないという状況であった。
この頃、王都パリとシャルル六世らフランス王権はアルマニャック派の支配下にあったが
ブルゴーニュ派の棟梁であるブルゴーニュ公ジャンがパリを奇襲し、これを制圧。
パリ市民や王妃イザボーはこれを歓迎する姿勢を見せ、王権はブルゴーニュ派の隷下に置かれるかに思われた。
しかし、シャルル七世はアルマニャック派と共にフランス南部のブールジュへと落ち延び、父王に代わってフランスを統治する執政として亡命政権を樹立する。
この時、シャルル七世は若干15歳であり、実態はアルマニャック派など有力貴族の傀儡に過ぎなかったとも言われる。
ブルゴーニュ公ジャンとの和平および対英国の盟約を結ぶための交渉中にこれを暗殺し、
激怒したブルゴーニュ派を完全にイギリスに与させたのがこの頃の失敗の最たるものとされるが、
シャルル七世がこれにどれだけ関与したかは未知数である。
イギリス王ヘンリー五世はブルゴーニュ派と彼らが有するフランス王らを支配下に置き、フランス王位の継承者と摂政を兼任した。
さらに父王シャルル六世や王妃イザボーを動かしてシャルル七世を廃嫡させ、フランス北部の支配権を確立する。
一方、シャルル七世の側もその政治手腕を開花させていった。
自らを支援する各勢力の利害を上手く操縦し、義母であるアンジュー公妃ヨランド・ダラゴンの支援を背景に徐々に主導権を獲得。
南フランスの各地を歴訪して支持を盤石なものとし、スコットランドの援軍を取り付け、ダージェの戦いでイギリス軍を打ち破っている。
ヴェルヌイユの戦いでの大敗によって軍事力の大半を喪失した後はさすがに意気を喪失し引き籠もっていたようだが
ヨランド・ダラゴンの精力的な活動のお陰で窮地を脱する。
長引く戦いに疲弊したブルゴーニュ派との休戦の密約を契機とした関係強化や
ブルゴーニュ派の要望(ブルゴーニュ公ジャンの暗殺に関与した者の追放)を利用した人事の刷新などはヨランドの功績と目されている。
(尤もヨランドの口添えで元帥となった硬骨漢アルテュール・ド・リッシュモンと
アルマニャック派の筆頭侍従ジョルジュ・ド・ラトレモイユの対立に振り回される事にもなったが)
オルレアンを巡る攻防では聖女ジャンヌの登場までシャルル七世は手をこまねいていたとする印象が強いが
実際には軍資金をかき集め(領内を行脚して支援を求めた)、軍勢を再編し、情報と兵力で勝る戦況を築き上げていた。
……筈だったのだが味方の内輪もめや失態が続き、戦局はむしろイギリス優位に傾いていく。
これを打開したのが聖女ジャンヌの登場であり、彼女に鼓舞されたフランス軍は本来の兵力的優位性を存分に発揮するようになる。
オルレアンの開放、パティの戦いの勝利、そしてランスに至るまでの快進撃は、
彼女が士気を鼓舞し、統率を欠いたフランス軍に一定の指向性を与えていなければ為し得なかった事だろう。
しかし、ランスでシャルル七世が戴冠した後は
パリ進撃を主張する聖女ジャンヌと地盤固めを優先するシャルル七世の政治的対立が表面化するようになる。
相次ぐ戦いでの無理が祟って財政難に陥り停戦を望む者が多かった事、貨幣の改鋳は経済崩壊を招くとシャルル七世が理解していた事、
ラトレモイユが提供する軍資がなければ戦えないのに、そのラトレモイユがジャンヌに敵意を抱いていた事など理由は色々とあったが
何よりジャンヌの政治的代替となり得る『もう一人のオルレアンの英雄』ジル・ド・レェの存在が、シャルル七世にジャンヌを見捨てさせる決定打となった。
(ジル・ド・レェはジャンヌと合流した後に「ラトレモイユに生涯かけて仕える」と宣誓したラトレモイユの懐刀であり
ラトレモイユの政敵であるという理由で名将リッシュモンとジャンヌとの同道を妨害するなど、敵との戦いよりも政争に熱心だった。
ジルを重用しジャンヌを見捨てる事は、不満を示すラトレモイユを懐柔する為の政治的行動だったとも言える)
その後、ジャンヌはパリ攻撃に失敗し、コンピエーニュの戦いにも敗れ、虜囚となった後に火刑に処された。
シャルル七世は虜囚となったジャンヌを解放するように働きかけたが、身代金を支払う気はなかったという。
一方でジャンヌの死については「非常に苦しい痛みを感じた」との言葉も残しており
後に彼女の名誉を復権させる為の裁判を行っている。(ラトレモイユを失脚させた事でジル以外の象徴が必要になったというのもある)
ジャンヌの登場を分岐点として語られる事が多い百年戦争だが
実際はジャンヌの没後も二十年以上もの長きに渡って戦争は続いた。
その中にあってシャルル七世は精力的に働いている。
ヨランド・ダラゴンの策謀に乗ってラトモレイユを更迭した後、主導権を確立し、
ブルゴーニュ派と正式に和約を結ぶ事で彼らにフランス王として認めさせ“フランス王”としての権威を内外に示した。
満を持して発したリッシュモンを元帥とする遠征軍も快進撃を続け、パリを解放する事にも成功。
税制改革により財政を再建し、軍制を改革して常備軍も編成した。
この常備軍の力によって、イギリス方の残党や職を失い賊となった傭兵を駆逐。
王権強化に反発する貴族らの勢力も常備軍の力で減殺する一方、彼らの一部を常備軍の指揮官に任じる事で懐柔した。
かくしてフランス王権は、長らく失っていたフランス支配の主導権と権威を取り戻したのである。
それはとりも直さずフランス全土に平和と秩序が取り戻される事も意味した。
百年戦争を集結させ、フランスの秩序を再建した修復者とも言われるシャルル七世だったが、本人の晩年は不幸なものであった。
特に息子のルイ十一世との陰惨な謀略戦や愛妾アニェスの横死は、彼の寿命を縮める痛恨事であっただろう。
臨終を迎えた時、シャルル七世は自らを「世界一罪の深い男」と評し
(同じく罪深いとされた)マグダラのマリアの祝日に死する事を神の思し召しだと感謝したという。
度々、冷酷な政治的判断を下してきたシャルル七世だが、罪悪感がないわけではなかったのだろう。
後継者になったルイ十一世は、そうした罪悪感を欠片も抱かない人間だったが故に、父以上に冷酷かつ優れた支配者として君臨した。
万事に悲観的な小心者。行動力に欠け、権力欲も薄く、信頼を置く身内とだけ一緒にいたがる小市民気質。
大きな望みは持たないが、つまみ食い程度のちょっとした欲望には流される。美人にも弱い。
その癖、体面を気にしたり罪悪感に駆られる程度の良心は持っている平凡メンタル。
英霊にしては珍しくそもそも戦い自体を好まない。生前は敵や裏切り者を助命する事もしばしばだった。
その在り方は慈悲深いとも軟弱とも取れるが、冷徹に利害を計算した上での行動でもある。
利害を計算した上でなければ生来の優しさを発露できない(そうでなければ生き残れなかった)と言い換えてもいい。
基本的には人当たりが良いが、それは他者の顔色を伺い続けたが故の処世術。
その本性は、相手の内心を意識せずとも汲み取り、相手が望むように振る舞いながら、密かに操縦・誘導できる宮廷政治の天才。
渉外や複数勢力の利害調整に優れ、決定的な瞬間まで他者に脅威と思われない。
誰もがシャルルに欲求を飲ませていた筈なのに、気がついたらシャルルが一番得をしている、
誰もに言いように利用されていた筈なのに、いつの間にかシャルルが最も力を持っている、という具合。
だが、精神面では凡庸なシャルルにとって、俗欲と奸悪が溢れる政治に生きる事は良心の呵責を伴う苦行であった。
対立した敵、裏切った者であっても命だけは助ける事が多かったのは
フランスの利益を鑑みての判断ではあったが、何より彼が自らの心の平穏を守るための最後の一線でもあったと言える。
それ故にこそ、ジャンヌを見捨てた事については大きな悔恨が残っていた。
王としての計算は今なお正しい選択だったと断定している。あの段階でラトレモイユの不興を買う訳にはいかなかった、と。
だが、己の感情はジャンヌの名誉を復権させた今もなお、最後の一線を超えた裏切りだと蔑んでいる。
通常の召喚であればその後悔をも乗り越えた王としての精神性を有するが、バーサーカーのクラスで召喚された場合は慙愧の念が表面化する。
――誰もが欲得ずくで自分を立ててくれていた中、あの少女だけは自分を心から敬愛してくれていた。
――その事を理解していながら、自分はあの少女を利用し、使い潰した。
――純粋に己を慕う者を利用し、踏み躙る。これ以上の罪がどこにあろうか。
――この程度の末路では足りない。欲得ありきの陰謀で死ぬのでは、己の罪深さとは釣り合わない。
――――もしも己の罪を贖うに足る罰があるとするならば。
――――それは、あの聖女以外には下し得まい。
大きな望みは持たないが、つまみ食い程度のちょっとした欲望には流される。美人にも弱い。
その癖、体面を気にしたり罪悪感に駆られる程度の良心は持っている平凡メンタル。
英霊にしては珍しくそもそも戦い自体を好まない。生前は敵や裏切り者を助命する事もしばしばだった。
その在り方は慈悲深いとも軟弱とも取れるが、冷徹に利害を計算した上での行動でもある。
利害を計算した上でなければ生来の優しさを発露できない(そうでなければ生き残れなかった)と言い換えてもいい。
基本的には人当たりが良いが、それは他者の顔色を伺い続けたが故の処世術。
その本性は、相手の内心を意識せずとも汲み取り、相手が望むように振る舞いながら、密かに操縦・誘導できる宮廷政治の天才。
渉外や複数勢力の利害調整に優れ、決定的な瞬間まで他者に脅威と思われない。
誰もがシャルルに欲求を飲ませていた筈なのに、気がついたらシャルルが一番得をしている、
誰もに言いように利用されていた筈なのに、いつの間にかシャルルが最も力を持っている、という具合。
だが、精神面では凡庸なシャルルにとって、俗欲と奸悪が溢れる政治に生きる事は良心の呵責を伴う苦行であった。
対立した敵、裏切った者であっても命だけは助ける事が多かったのは
フランスの利益を鑑みての判断ではあったが、何より彼が自らの心の平穏を守るための最後の一線でもあったと言える。
それ故にこそ、ジャンヌを見捨てた事については大きな悔恨が残っていた。
王としての計算は今なお正しい選択だったと断定している。あの段階でラトレモイユの不興を買う訳にはいかなかった、と。
だが、己の感情はジャンヌの名誉を復権させた今もなお、最後の一線を超えた裏切りだと蔑んでいる。
通常の召喚であればその後悔をも乗り越えた王としての精神性を有するが、バーサーカーのクラスで召喚された場合は慙愧の念が表面化する。
――誰もが欲得ずくで自分を立ててくれていた中、あの少女だけは自分を心から敬愛してくれていた。
――その事を理解していながら、自分はあの少女を利用し、使い潰した。
――純粋に己を慕う者を利用し、踏み躙る。これ以上の罪がどこにあろうか。
――この程度の末路では足りない。欲得ありきの陰謀で死ぬのでは、己の罪深さとは釣り合わない。
――――もしも己の罪を贖うに足る罰があるとするならば。
――――それは、あの聖女以外には下し得まい。
「最初に出会った時、二人きりで会話をしたね。あの時の秘密について答えられるかい?
答えられぬなら偽者 の再来に過ぎないが。
もし答えられるというのなら、それこそ神の思し召し。断罪の使者を遣わす神意に違いない」
答えられぬなら
もし答えられるというのなら、それこそ神の思し召し。断罪の使者を遣わす神意に違いない」
「同族嫌悪もあるけどさ。どうしたってコイツは好きにはなれないね。
ジャンヌの幕下にあった頃からラトレモイユに生涯仕えると誓約した男。遺産目当てで貴族の母娘を攫ったやくざ者。自己顕示欲に塗れた俗人。
ジャンヌの近侍ぶって葛藤していても、本性は汚れきった悪漢さ。ま、そこ含めてボクの同類か……」
ジャンヌの幕下にあった頃からラトレモイユに生涯仕えると誓約した男。遺産目当てで貴族の母娘を攫ったやくざ者。自己顕示欲に塗れた俗人。
ジャンヌの近侍ぶって葛藤していても、本性は汚れきった悪漢さ。ま、そこ含めてボクの同類か……」
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水着ジャンヌにすらめちゃくちゃ重いコメントしてくれそうで好き