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ここはでもにっしょんch ぼくの考えたサーヴァントスレに投稿されたサーヴァントを纏めるwikiです。

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基本情報

【元ネタ】史実
【CLASS】セイバー
【真名】ジョゼフ・ブローニュ・シュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュ
【性別】男性
【身長・体重】168cm・59kg
【地域】フランス
【年代】18世紀
【属性】混沌・善
【天地人属性】人
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷A 魔力D 幸運C 宝具B

【クラス別スキル】

対魔力:B

魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術・儀礼呪法などを以ってしても、傷つけるのは難しい。

騎乗:B

大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、幻想種あるいは魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなすことが出来ない。

【固有スキル】

音楽神の加護(偽):B+

黒いモーツァルトと称された音楽家の才知によるスキル。セイバーとして限界しているため低下している。
あらゆる音を聞き分け、天才的な演奏を可能とする。セイバーはこのスキルを用いて、身体操作において重要な呼吸や心拍をリズムとして捉えることで、正確な先読みを行い相手の呼吸のリズムを外すことで理合を制している。更に、音楽魔術の行使にプラス補正がかかる。

騎士は徒手にて死せず:A

手にしたものに「自分の宝具」として属性を与え扱うスキル。人生で二度ほど暗殺者集団を杖で退けた逸話がスキルとなったもの。
宝具としてのランクはD相当。なお対象になるものはピストル、杖や刀剣まででガトリング砲や戦闘機といった生前に手にした経験がないものは適用外となる。

無窮の武練:B

ひとつの時代で無双を誇るまでに到達した武芸の手練。極められた武芸の手練。
意識レベルの低下がある状態であっても戦闘力が低下することがない。
重篤な病気にかかっていたが、そのまま剣術大会に出て優勝した経験がある。

【宝具】

電光剣エクレール

ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1〜20 最大捕捉:1人
稲妻より速いと称された代名詞とも言える突き。この概念により、実際に稲妻の速度より速い突き(秒速10万km)を繰り出す。
なお、あくまで突きの概念によるものなので、いくら速くともソニックブームや熱とかビームなどは発生しない。
史実ではデオンとの試合の際にはアキレス腱断裂の怪我を負っていたため使用できなかった。

【Weapon】

いわゆるステッキ。ヴェルサイユ宮殿の暗殺者をこれで追い返したこともある。

【解説】

 黒いモーツァルトと称され、王妃マリー・アントワネットのおぼえめでたくフランス宮廷で重用された音楽家。そして当時のヨーロッパで最強の剣士とされる。その武名はヨーロッパ中に轟いて「フランス最強」「ヨーロッパ一」「ヘラクレスの如き強さ」「武神」などと賞賛されたほどである。ジョゼフから放たれる突きは稲妻よりなお速いと形容されるほどの鋭さをもっており、同時に不動を為す防御の技巧もアンジェロ家が一目置くほどのものだった。また剣だけでなく、ピストルの名手でもあり、舞踊、馬術、水泳を得意とした。そして走ってはヨーロッパ一とも評されるほどの俊足の持ち主でもあった。

 生まれは仏領グアドループ島であり、父は富裕なフランス人農場経営者、母はアフリカ系の奴隷だった。ジョセフは少年時代に父にフランスに連れてこられるとそこで教育を受けた。彼が特に励んだのはフェンシングだった。ジョゼフが13歳からフランス武術アカデミーの師範であるデラボエシエールに教えを受けると、天性の才能と肉体により瞬く間に門下でも抜きんでた腕前と一目を置かれるようになる。だが、ルーアンの高名な剣士ピカールは剣術界若手のホープであるジョゼフを人種的な差別から蔑んで「デラボエシエールのムラート(白人と黒人のハーフ)」と公言した。これにジョゼフは怒り、ついに決闘を挑んだ。結果はジョセフの圧勝だった。近衛銃士隊にして王立武術アカデミーの師範でもあるピカールが手も足もでなかったのだ。さて、この決闘は人種差別に対する二分された世論によって世間の大きな関心事となっていた。国王ルイ15世もまた、この決闘に注目していた人物であり、優れた剣士であるジョゼフをヴェルサイユ宮殿を馬上から警備するジャンダルム・ドゥ・ロワ(王の護衛兵)として取り立て、シュヴァリエの地位を授けたのである。ここにジョゼフはシュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュと呼ばれる騎士となった。

 音楽については彼が少年時代にどのような教育を受けていたか、確かなことはあまりよくわかっていない。ただ、当世最強の剣士がその後ヴァイオリン奏者として、それからコンサート指揮者、作曲家として活躍していくことに人々は驚嘆したことは確かだろう。彼は社交界で貴婦人の注目の的となった。そして王妃マリー・アントワネットはサン=ジョルジュを気に入り、彼のオペラに行ったり、演奏をさせるために呼び出していた。このようにしてこれまで王室によって騎士、そして音楽家としてサン=ジョルジュは引き立てられてきた。しかし逆に彼の話題性はゴシップを呼ぶとともにマリー・アントワネットとの親密さが仇となってオペラ座の支配人になれなかったことから徐々に歯車が狂い始める。その後、自ら作曲を手掛けたオペラを開催するが友人の脚本の拙さから経済的に失敗した。

 オペラでの失敗から立ち直るために支援が必要だったサン=ジョルジュはオルレアン公とその愛人モンテッソン夫人に接近した。オルレアン公が死去すると彼の息子フィリップが新たなフランス王になろうという野望を胸に秘めて、新たなオルレアン公フィリップ二世となって自由主義を標榜して宮廷と対立した。そしてサン=ジョルジュは自らが差別にさらされた経験、そして奴隷身分である母の境遇など思うところがあったのだろう。彼はオルレアン公フィリップ二世(平等公)と行動を共にするようになった。

 その後、フランス革命が勃発すると当初は革命陣営に与して黒人騎兵部隊を組織、リール包囲戦に参加した。過激な革命思想や軍上層部の無能から、平等公フィリップとつながりが深いデュムーリエ将軍の反乱を起こすと、サン=ジョルジュは彼らからリールの町を引き続き防衛した。しかしサン=ジョルジュは突如として解任、投獄されてしまう。その理由は軍馬の横領に関わったという嫌疑だった。しかし実際にはサン=ジョルジュはマリー・アントワネットや平等公とつながりがあったことや、植民地支配のためには不都合な存在だったためだと思われる。皮肉なことに、平等を謳ったはずの革命政府は植民地経営には奴隷制が必要であることを認識したため、平等をもとめる奴隷の解放に消極的だったのである。野に下った晩年のサン=ジョルジュの失意を慰めたのはヴァイオリンの演奏だった。

【因縁キャラクター】

シュヴァリエ・デオン

「マドモアゼル、私はなにと戦っていたのだろうか……。皆が死なねばならないほどの悪人だったとは思えない。ただ、自由と平等が欲しかっただけなのだ。」

マリー・アントワネット

「陛下……私は……。」

アマデウス

「いい音色だ……ところであの魔笛のモノスタスとかいうやつのモデルが私って本当かい?」※俗説

ナポレオン

「期待と願いにこたえる存在……か。一つ聞くが、そこに有色人種の夢はあったのかね。」

デュマ

「トマの息子か。おや、脚本も書くのかい。どうだ、オペラでも一緒にやらないか。ははは、女優とか観客にモテモテだぞ。儲かるかは君の脚本の出来次第だがね。」

マルタ

「あなたの名を冠した騎士団の一員として、恥ずかしくない行いをしてきたつもりですが……」
※研究者によれば聖ルイ騎士ではなくマルタ騎士だったようだ。

【余談:フランス革命における姿勢と謎】

サン=ジョルジュは王位簒奪を狙うオルレアン公の側近兼護衛として付き従っていた。彼は外交においても一定の役割を果たしていたらしい。特にイギリスのウェールズ皇太子はサン=ジョルジュの熱烈なファンだったことで知られる。しかし、過激な革命派や黒人友の会の活動からは距離をとっており穏健派だったと考えられる。
サン=ジョルジュはオルレアン公擁立を画策する立憲君主主義者に近かったようだが、オルレアン派のデュムーリエ将軍の反乱に呼応せず、寝返りの誘いも断っている。
革命期におけるサン=ジョルジュは3度にわたって死亡の噂が流れていることや、下士官からサン=ジョルジュは不在の時が多かったという告発を受けたこと、軍資金の出どころと運用など不審な点が多い。
彼が過激化する革命に危惧を抱いて、密かに反革命側に転向していた可能性はある。実際、革命の指導者マラーからは君主制の擁護者と見做され、サン=ジョルジュ投獄の際には王党派の容疑をかけられている。

フランスの外交アーカイブスによれば、革命がおこった年に王室に外交で貢献したサン=ジョルジュなる人物がいるが、これがシュヴァリエ・ド・サン=ジョルジュと同一人物だとすれば王室に対しても依然としてつながりをもっていた可能性がある。
さて、フランス革命期に発行されたアッシニア紙幣は激しいインフレを起こして革命政府の信用を貶めるとともに反革命派の資金源となった、この原因の一つが偽札の流通にあった。この偽札は亡命フランス人たちが関わっており、その中の一人としてデオンという人物の名前が出てくる。そしてサン=ジョルジュの近辺には紙幣偽造に関わった人物が多く、彼が居住していたパレ・ロワイヤルの中には偽造紙幣の密売所となっていた賭博場があったということは興味深い事実といえるだろう。

サン=ジョルジュはフランス革命に呼応してハイチ革命がおこった仏領植民地サン=ドマングに渡航していたという同時代人によるうわさもある。おそらく風説に近いものだろうが、彼の親友のシュヴァリエ・ド・ラモットがサン=ドマングに渡航していたのは事実のようだ。

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