最終更新:ID:UdfyKoRKAg 2024年05月29日(水) 22:00:10履歴
「全力なら乃公(オレ)に敵うディアドコイはおらんぞ!
まあ全力を出すには一国を賄える程のリソースがいるが……そこはそれ、なんとか工面してくれい」
【元ネタ】史実
【CLASS】ライダー
【真名】セレウコス1世
【異名・別名・表記揺れ】勝利王 、救世主 、戦象の軍主
【性別】男性
【身長・体重】215cm・155kg
【外見・容姿】雄牛を思わせる巨体の老翁。錨の印のついた指輪をつけ、イスカンダルの鉢巻(ディアデマ)と双角の兜を被る。
【地域】マケドニア、シリア
【年代】前4世紀〜前3世紀
【属性】中立・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型 王 神性
【ステータス】筋力A 耐久B 敏捷D 魔力C 幸運A 宝具A+
【CLASS】ライダー
【真名】セレウコス1世
【異名・別名・表記揺れ】
【性別】男性
【身長・体重】215cm・155kg
【外見・容姿】雄牛を思わせる巨体の老翁。錨の印のついた指輪をつけ、イスカンダルの鉢巻(ディアデマ)と双角の兜を被る。
【地域】マケドニア、シリア
【年代】前4世紀〜前3世紀
【属性】中立・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型 王 神性
【ステータス】筋力A 耐久B 敏捷D 魔力C 幸運A 宝具A+
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
アポロン神の子とする伝承があり、その証として錨のマークが刻印された指輪を持つ他、
没後、息子に神格化された結果ゼウス・セレウコスとも評されたという。
アポロン神の子とする伝承があり、その証として錨のマークが刻印された指輪を持つ他、
没後、息子に神格化された結果ゼウス・セレウコスとも評されたという。
レムノス島で解放者と讃えられたセレウコス一世の独自の「カリスマ」。
味方の統率・士気の向上に加え、敵勢の統率力・士気を低下させる効果も発揮する。
セレウコスのカリスマ性は、かつての善政を懐かしんだバビロンの民から帰還を喜ばれ、デメトリオスの軍勢に主を見捨てさせた事もあった程だったという。
生前はその求心力故かセレウコス・ソーテール(救世主)とも呼ばれていたとか。
なのにスキル名が救世のカリスマでないのは、本人の「息子やプトレマイオスの奴と被るのは嫌だ」という意向に依る。
味方の統率・士気の向上に加え、敵勢の統率力・士気を低下させる効果も発揮する。
セレウコスのカリスマ性は、かつての善政を懐かしんだバビロンの民から帰還を喜ばれ、デメトリオスの軍勢に主を見捨てさせた事もあった程だったという。
生前はその求心力故かセレウコス・ソーテール(救世主)とも呼ばれていたとか。
なのにスキル名が救世のカリスマでないのは、本人の「息子やプトレマイオスの奴と被るのは嫌だ」という意向に依る。
ディアドコイ最大の勢力を築き、勝利王 と呼ばれたセレウコス一世の軍略。
対軍宝具の行使・対処に際して有利な補正を得る。一度でも敗北した事のある相手との戦いでは、より有利な補正を得る。
軍才や分析力もさることながら「一時の敗北や屈従もまた勝利に至る過程なのだ」と心から思える精神性に依拠するスキルと言えよう。
対軍宝具の行使・対処に際して有利な補正を得る。一度でも敗北した事のある相手との戦いでは、より有利な補正を得る。
軍才や分析力もさることながら「一時の敗北や屈従もまた勝利に至る過程なのだ」と心から思える精神性に依拠するスキルと言えよう。
威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。また、格闘ダメージを向上させる効果もある。
セレウコスは征服王イスカンダルが嫉妬するほどの猛将であり、角持つ雄牛の暴走を素手で食い止めた事もあったとか。
セレウコスは征服王イスカンダルが嫉妬するほどの猛将であり、角持つ雄牛の暴走を素手で食い止めた事もあったとか。
ランク:B++ 種別:対軍宝具 レンジ:50、5〜30、5〜99 最大捕捉:1000人、200人、1000人
セレウコス朝の王権を神秘として具象する戦車 。
王朝のシンボルたる錨、2本の角を持つ馬、象の三つの形態を有する。
停止時は錨の形態――ギリシャの太陽神アポロンの加護により敵意を削いで平穏をもたらす魔術式の錨(楔)として機能し、
走行中は馬の形態――装甲を施した4頭の馬が牽き、巨大な刃や槍で武装したペルシア式の鎌戦車となって戦場を駆け巡る。
そして、真名解放時は象の形態――戦車と搭乗者が巨大化し、戦車を牽く輓獣も4頭の馬から4頭の戦象に置き換わる。
この戦象は単なるインド戦象ではなく
(セレウコス朝の硬貨に4頭の戦象に牽かれる戦車を駆る女神アテナの姿が描かれている事から)女神アテナの神獣であり
セレウコスが月護王チャンドラグプタより譲り受けた500頭の戦象の力をインドの神秘として内在する兵器であり
イプソスの戦いで合流を試みた騎兵軍団を阻み勝利を決定づけた『動く城壁』でもある。
その多機能はセレウコス朝が束ねた複数の文化が有する多面性の証であるが
セレウコス本人としては文化の融合を果たせなかった無念の象徴でもあるらしい。
セレウコス朝の王権を神秘として具象する
王朝のシンボルたる錨、2本の角を持つ馬、象の三つの形態を有する。
停止時は錨の形態――ギリシャの太陽神アポロンの加護により敵意を削いで平穏をもたらす魔術式の錨(楔)として機能し、
走行中は馬の形態――装甲を施した4頭の馬が牽き、巨大な刃や槍で武装したペルシア式の鎌戦車となって戦場を駆け巡る。
そして、真名解放時は象の形態――戦車と搭乗者が巨大化し、戦車を牽く輓獣も4頭の馬から4頭の戦象に置き換わる。
この戦象は単なるインド戦象ではなく
(セレウコス朝の硬貨に4頭の戦象に牽かれる戦車を駆る女神アテナの姿が描かれている事から)女神アテナの神獣であり
セレウコスが月護王チャンドラグプタより譲り受けた500頭の戦象の力をインドの神秘として内在する兵器であり
イプソスの戦いで合流を試みた騎兵軍団を阻み勝利を決定づけた『動く城壁』でもある。
その多機能はセレウコス朝が束ねた複数の文化が有する多面性の証であるが
セレウコス本人としては文化の融合を果たせなかった無念の象徴でもあるらしい。
ランク:A+ 種別:結界/対国宝具 レンジ:???? 最大捕捉:????
「古代世界におけるもっとも驚嘆すべき所業の一つ」とまで評されるセレウコスの都市建設及び植民事業、
その中でも特に著名な四大都市を固有結界の亜種(結晶)として召喚する宝具。
父の名にちなむアンティオケイア、母の名にちなむラオディケイア、妻の名にちなむアパメイア、己が名にちなむセレウケイア・ピエリアの四都市からなる。
平時は名前の元となった人物の姿で行動し、各々がサーヴァントにも匹敵する力と都市の如き堅牢さを発揮する。
しかし、それはセレウコスの意思によって象られた偽りのカタチ。
その本質は生前都市に宿した人工精霊を利用し、彼らの心象風景を結晶化した亜種固有結界なのである。
各々の真名(都市名)をセレウコスが解放する事で、都市は擬人化(結晶化)を解き、各々が有する心象風景を固有結界として敷く。
(セレウコスの心象風景というわけではない)
『其は、覇道を極める中枢 』
セレウコス朝の首都にして最大の都市であるアンティオケイアの心象風景は、人が群れ為す巨大都市。
文化都市でもあったアンティオケイアは、何よりも物理的・神秘的な大質量によって他を圧倒する。
また、ゼウス神とも縁深く、神罰の雷を敵対者に向ける武器とできる他、
ゼウスの神鳥である鷲が供物を運んだ場所に建設されたという逸話から、一時的な縮小&空中飛行による設置箇所の変更も可能。
高高度からの急速降下による“押し潰し”は対城宝具に匹敵する威力を発揮する。
『其は、東西を繋ぐ港湾 』
アンティオケイアの外港でありオリエントとヘレニズム国家を結びつけたこの都市の心象風景は、アンティオケイアを支える港湾都市。
展開後に海との結節点がある場合にしか展開できないが
一度展開すればその機能――海洋の龍脈の流れから魔力を引き出し、アンティオキアへ受け渡す補給地点として機能する。
龍脈の魔力を吸い上げるのではなく“流れ”という概念そのものから魔力を引き出す一種の永久機関。
これ自体の展開・維持に必要な魔力を差し引いても、アンティオキアの維持コストを大幅に削減してくれるが
アンティオキアの維持以外に利用できないように魔力が加工されてしまう為、別の用途に使えないという欠点がある。
『其は、大海を臨む白砂 』
海に臨むラオディキアと喚ばれたこの都市の心象風景は、白い海岸を持つ港湾都市。
他のラオディケイアと区別する為に付けられた海を臨むとの異称が概念となり
どこに展開しようと地中海の海水を引き込み、疑似海岸を作り出す特性を得た。
使いようによってはバビロニア戦争で見せたような水計も繰り出せるが、地形変化や塩害など悪影響も大きい。
『其は、覇道を拡げる要塞 』
愛妻の名を冠し軍事植民地でもあったこの都市の心象風景は、軍需物資を山積した要塞都市。
展開後は見た目通りの要塞として機能する他、
駐在する数多くの象兵 や騎兵 、歩兵 を固有結界の外へと繰り出す事も可能。
聖杯戦争では最も使い出のある固有結界ではあるが、軍需物資が尽きてしまうと心象風景との不一致から自壊してしまう為
魔力とは別に兵団を養う為の様々な物資を固有結界の外から運び込まなければならないという欠点を持つ。
「古代世界におけるもっとも驚嘆すべき所業の一つ」とまで評されるセレウコスの都市建設及び植民事業、
その中でも特に著名な四大都市を固有結界の亜種(結晶)として召喚する宝具。
父の名にちなむアンティオケイア、母の名にちなむラオディケイア、妻の名にちなむアパメイア、己が名にちなむセレウケイア・ピエリアの四都市からなる。
平時は名前の元となった人物の姿で行動し、各々がサーヴァントにも匹敵する力と都市の如き堅牢さを発揮する。
しかし、それはセレウコスの意思によって象られた偽りのカタチ。
その本質は生前都市に宿した人工精霊を利用し、彼らの心象風景を結晶化した亜種固有結界なのである。
各々の真名(都市名)をセレウコスが解放する事で、都市は擬人化(結晶化)を解き、各々が有する心象風景を固有結界として敷く。
(セレウコスの心象風景というわけではない)
『
セレウコス朝の首都にして最大の都市であるアンティオケイアの心象風景は、人が群れ為す巨大都市。
文化都市でもあったアンティオケイアは、何よりも物理的・神秘的な大質量によって他を圧倒する。
また、ゼウス神とも縁深く、神罰の雷を敵対者に向ける武器とできる他、
ゼウスの神鳥である鷲が供物を運んだ場所に建設されたという逸話から、一時的な縮小&空中飛行による設置箇所の変更も可能。
高高度からの急速降下による“押し潰し”は対城宝具に匹敵する威力を発揮する。
『
アンティオケイアの外港でありオリエントとヘレニズム国家を結びつけたこの都市の心象風景は、アンティオケイアを支える港湾都市。
展開後に海との結節点がある場合にしか展開できないが
一度展開すればその機能――海洋の龍脈の流れから魔力を引き出し、アンティオキアへ受け渡す補給地点として機能する。
龍脈の魔力を吸い上げるのではなく“流れ”という概念そのものから魔力を引き出す一種の永久機関。
これ自体の展開・維持に必要な魔力を差し引いても、アンティオキアの維持コストを大幅に削減してくれるが
アンティオキアの維持以外に利用できないように魔力が加工されてしまう為、別の用途に使えないという欠点がある。
『
海に臨むラオディキアと喚ばれたこの都市の心象風景は、白い海岸を持つ港湾都市。
他のラオディケイアと区別する為に付けられた海を臨むとの異称が概念となり
どこに展開しようと地中海の海水を引き込み、疑似海岸を作り出す特性を得た。
使いようによってはバビロニア戦争で見せたような水計も繰り出せるが、地形変化や塩害など悪影響も大きい。
『
愛妻の名を冠し軍事植民地でもあったこの都市の心象風景は、軍需物資を山積した要塞都市。
展開後は見た目通りの要塞として機能する他、
駐在する数多くの
聖杯戦争では最も使い出のある固有結界ではあるが、軍需物資が尽きてしまうと心象風景との不一致から自壊してしまう為
魔力とは別に兵団を養う為の様々な物資を固有結界の外から運び込まなければならないという欠点を持つ。
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
死後、我が子によってゼウス・ニカトール(あるいはゼウス・セレウコス)として神格化された逸話に由来する宝具。
己の霊基を根底から組み換え
ギリシアのゼウスやアポロン、ゾロアスター教のミスラ、バビロニアのマルドゥクなどといった縁のある神霊と霊基を合一する。
すなわち、自らの神霊複合体 化である。
この状態のセレウコスはセレウコス王朝そのものを神格化した神霊とも言え、一国にも比肩する力を有するが
自らの死後の伝承に由来する宝具であるが故に、そう遠くない内の「己の死」を運命レベルで約束する自爆宝具としての特性も有する。
死後、我が子によってゼウス・ニカトール(あるいはゼウス・セレウコス)として神格化された逸話に由来する宝具。
己の霊基を根底から組み換え
ギリシアのゼウスやアポロン、ゾロアスター教のミスラ、バビロニアのマルドゥクなどといった縁のある神霊と霊基を合一する。
すなわち、自らの
この状態のセレウコスはセレウコス王朝そのものを神格化した神霊とも言え、一国にも比肩する力を有するが
自らの死後の伝承に由来する宝具であるが故に、そう遠くない内の「己の死」を運命レベルで約束する自爆宝具としての特性も有する。
アケメネス朝のペルシア重騎兵 に用いられた騎槍。
セレウコス本人が使い慣れているのはマケドニアの騎槍 なのだが
ギリシアとペルシア、双方の兵を使いこなしたセレウコスは、象徴的な武器としてこの武器を備えるようになった。
セレウコス本人が使い慣れているのは
ギリシアとペルシア、双方の兵を使いこなしたセレウコスは、象徴的な武器としてこの武器を備えるようになった。
セレウコス朝シリアの祖。征服王イスカンダルに仕えた武将であり、王の没後、ディアドコイ戦争で覇権を争った群雄の一人。
ディアドコイ戦争初期は弱小であり、他のディアドコイの思惑にも振り回されたが、やがて東方世界(アジア)にて雄飛。
軍才を開花させディアドコイ最大の勢力を築いたが、その絶頂期にプトレマイオス・ケラウノスに暗殺された。
†
征服王イスカンダルの東征に随従した武将の一人。
ヒュパスピスタイ(近衛歩兵部隊。後の銀盾隊)の指揮官の一人だったというが、東征では大きな活躍は見せていない。
イスカンダルのディアデマを手にしたという逸話はあるが
これは後に王権を得た事を正当化する為のプロパガンダと思しく、事実かどうかは疑いが残る。
しかしながら、東方人の妻アパメーを他のディアドコイのように離縁せず、生涯大切にした事が後に王権に利したのは事実であった。
イスカンダルが没した後に行われた残された諸将による次代の覇権争い、
いわゆるディアドコイ戦争では、摂政のペルディッカスに仕える騎兵指揮官としてキャリアをスタートさせる。
しかし、プトレマイオスらの裏切りによってペルディッカスが暗殺される(セレウコスも関与していたとも)と
セレウコスはペルディッカス派を裏切り、その報酬としてアンティゴノス派からバビロンの太守に任命される。
この役職は実態を伴わなかったが、セレウコスはバビロンを旧ペルディッカス派から奪取し、群雄としての基盤を固めていった。
アンティゴノスとエウメネスの戦いでは、アンティゴノスの側に立って戦い、エウメネスに苦杯を舐めさせられながらも勝利に貢献。
しかし、戦後はアンティゴノスとの敵対し、為す術もなくバビロンを奪われた。
その後はエジプトのプトレマイオスの下でアンティゴノスと戦う。
アンティゴノスが他のディアドコイと戦っている隙に、プトレマイオスに与えられた僅かな兵を率いてバビロンを再奪取。
バビロン市民の支持の下、アンティゴノス派の再攻撃を退け、他のディアドコイ同様に王を名乗った。
アンティゴノスがプトレマイオスとの戦いに専念している間に、セレウコスは東方世界へと支配権を急速に拡げた。
この勢力の急拡大は彼自身の軍才もあるが、東方人の妻アパメーを離縁しなかった事で現地人の信用を得られたのも大きかったという。
その後、マウリヤ朝チャンドラグプタと(の戦いで敗北した末に?)婚姻同盟を結び、領土の割譲と引き換えに象兵500騎を入手する。
こうして手に入れたペルシア騎兵と象兵という軍事力が、彼を最大最強のディアドコイの座に押し上げる事となる。
アンティゴノス派と反アンティゴノス同盟(セレウコス、プトレマイオス、リュシマコス)が戦ったイプソスの戦いにおいて、
セレウコスは象兵の衝力は重視せず、敵の騎兵の機動を妨害する(馬は象の匂いを嫌がる)防壁として用いる事で勝利を収めた。
局地的勝利に酔って深追いしたデメトリオスの騎馬軍団とアンティゴノスの本軍を象兵によって分断し、孤立したアンティゴノスを討ち取ったのである。
この功績によってセレウコスはディアドコイ最強の勢力となったが、その勢威を危険視したプトレマイオス、リュシマコスが同盟を結んでセレウコスと相対する。
これに対しセレウコスは先に破ったアンティゴノスの息子デメトリオスと同盟を結び、プトレマイオスらに対抗した。
以後しばらくの間、セレウコスは広大な領土の再整備と支配権の確立に邁進した。
数多の都市建設と通貨の統一の推進事業は、東西を結ぶ交易国家としての大繁栄をセレウコス朝にもたらした。
軍事においても余念がなく、裏切ったデメトリオスを虜囚とし、リュシマコスをコルペディオンの戦いで敗死させた。
かくて己が帝国を盤石なものとしたセレウコスは満を持して故国マケドニアへの侵攻を図る。
しかし、この頃、幕下に加えていたプトレマイオス・ケラウノス(プトレマイオス1世の長子)は
マケドニア王にならんとする野心を抱いており、セレウコスを暗殺してマケドニア王となったのであった。
英主を失ったセレウコス朝は、以後、衰退と反乱によってしばらく勢力を減じていく。
またセレウコスの没後のセレウコス朝では農村部と都市部とで東西文化が分断が進み、ついぞ解消される事はなかったという。
ディアドコイ戦争初期は弱小であり、他のディアドコイの思惑にも振り回されたが、やがて東方世界(アジア)にて雄飛。
軍才を開花させディアドコイ最大の勢力を築いたが、その絶頂期にプトレマイオス・ケラウノスに暗殺された。
†
征服王イスカンダルの東征に随従した武将の一人。
ヒュパスピスタイ(近衛歩兵部隊。後の銀盾隊)の指揮官の一人だったというが、東征では大きな活躍は見せていない。
イスカンダルのディアデマを手にしたという逸話はあるが
これは後に王権を得た事を正当化する為のプロパガンダと思しく、事実かどうかは疑いが残る。
しかしながら、東方人の妻アパメーを他のディアドコイのように離縁せず、生涯大切にした事が後に王権に利したのは事実であった。
イスカンダルが没した後に行われた残された諸将による次代の覇権争い、
いわゆるディアドコイ戦争では、摂政のペルディッカスに仕える騎兵指揮官としてキャリアをスタートさせる。
しかし、プトレマイオスらの裏切りによってペルディッカスが暗殺される(セレウコスも関与していたとも)と
セレウコスはペルディッカス派を裏切り、その報酬としてアンティゴノス派からバビロンの太守に任命される。
この役職は実態を伴わなかったが、セレウコスはバビロンを旧ペルディッカス派から奪取し、群雄としての基盤を固めていった。
アンティゴノスとエウメネスの戦いでは、アンティゴノスの側に立って戦い、エウメネスに苦杯を舐めさせられながらも勝利に貢献。
しかし、戦後はアンティゴノスとの敵対し、為す術もなくバビロンを奪われた。
その後はエジプトのプトレマイオスの下でアンティゴノスと戦う。
アンティゴノスが他のディアドコイと戦っている隙に、プトレマイオスに与えられた僅かな兵を率いてバビロンを再奪取。
バビロン市民の支持の下、アンティゴノス派の再攻撃を退け、他のディアドコイ同様に王を名乗った。
アンティゴノスがプトレマイオスとの戦いに専念している間に、セレウコスは東方世界へと支配権を急速に拡げた。
この勢力の急拡大は彼自身の軍才もあるが、東方人の妻アパメーを離縁しなかった事で現地人の信用を得られたのも大きかったという。
その後、マウリヤ朝チャンドラグプタと(の戦いで敗北した末に?)婚姻同盟を結び、領土の割譲と引き換えに象兵500騎を入手する。
こうして手に入れたペルシア騎兵と象兵という軍事力が、彼を最大最強のディアドコイの座に押し上げる事となる。
アンティゴノス派と反アンティゴノス同盟(セレウコス、プトレマイオス、リュシマコス)が戦ったイプソスの戦いにおいて、
セレウコスは象兵の衝力は重視せず、敵の騎兵の機動を妨害する(馬は象の匂いを嫌がる)防壁として用いる事で勝利を収めた。
局地的勝利に酔って深追いしたデメトリオスの騎馬軍団とアンティゴノスの本軍を象兵によって分断し、孤立したアンティゴノスを討ち取ったのである。
この功績によってセレウコスはディアドコイ最強の勢力となったが、その勢威を危険視したプトレマイオス、リュシマコスが同盟を結んでセレウコスと相対する。
これに対しセレウコスは先に破ったアンティゴノスの息子デメトリオスと同盟を結び、プトレマイオスらに対抗した。
以後しばらくの間、セレウコスは広大な領土の再整備と支配権の確立に邁進した。
数多の都市建設と通貨の統一の推進事業は、東西を結ぶ交易国家としての大繁栄をセレウコス朝にもたらした。
軍事においても余念がなく、裏切ったデメトリオスを虜囚とし、リュシマコスをコルペディオンの戦いで敗死させた。
かくて己が帝国を盤石なものとしたセレウコスは満を持して故国マケドニアへの侵攻を図る。
しかし、この頃、幕下に加えていたプトレマイオス・ケラウノス(プトレマイオス1世の長子)は
マケドニア王にならんとする野心を抱いており、セレウコスを暗殺してマケドニア王となったのであった。
英主を失ったセレウコス朝は、以後、衰退と反乱によってしばらく勢力を減じていく。
またセレウコスの没後のセレウコス朝では農村部と都市部とで東西文化が分断が進み、ついぞ解消される事はなかったという。
早すぎたコスモポリタン。冷徹な計算の上で動く、夢想的な情熱家。
イスカンダルが先鞭をつけ、子孫が打ち捨てた東西世界の融合という夢を、己の手で完成させる――
コスモポリタニズムという理想と東西世界の魅力、そして妻アパメーへの深い愛情の故に、彼はその志に邁進する。
領土を押し拡げたのも軍事力を拡大したのも、東西交易路の安全を確保し、流通を活発化させる為のもの。
チャンドラグプタとの和約に伴う領土の割譲も、東方安定を大目標にして領土欲は二の次だった事の現れ。
また、ペルディッカスを裏切ったのも、他のディアドコイ麾下の将として終わらなかったのも
その誰もが東西文化の融合という理想を持つ同志ではないと見限ったためだったのだ――と本稿では定める。
異文化に対する受容性や気宇の壮大さにおいてはイスカンダルに比肩する器を持つ覇王。
だが、常に主導権を握り先手先手で動くイスカンダルとは違い、セレウコスは好機が来るまで布石を打ちつつ待つ点が異なる。
その性質が故に、ディアドコイ戦争初期の動乱で横死する事なく、最大最強の勢力にまでのし上がれたのだが
寿命の大半を一武将として使い潰したのも、東西文化の融合が果たせなかったのも、そのスタンスが裏目に出た結果であった。
本人にとっては「マケドニアを制し、ようやく本当の夢に取りかかれるかもしれない」という状況で暗殺されたのが一番の後悔。
その無念を晴らす事が彼が聖杯を求める理由であるが、現代的価値観 という視点を得た場合、願いは少し変わるかもしれない。
イスカンダルが先鞭をつけ、子孫が打ち捨てた東西世界の融合という夢を、己の手で完成させる――
コスモポリタニズムという理想と東西世界の魅力、そして妻アパメーへの深い愛情の故に、彼はその志に邁進する。
領土を押し拡げたのも軍事力を拡大したのも、東西交易路の安全を確保し、流通を活発化させる為のもの。
チャンドラグプタとの和約に伴う領土の割譲も、東方安定を大目標にして領土欲は二の次だった事の現れ。
また、ペルディッカスを裏切ったのも、他のディアドコイ麾下の将として終わらなかったのも
その誰もが東西文化の融合という理想を持つ同志ではないと見限ったためだったのだ――と本稿では定める。
異文化に対する受容性や気宇の壮大さにおいてはイスカンダルに比肩する器を持つ覇王。
だが、常に主導権を握り先手先手で動くイスカンダルとは違い、セレウコスは好機が来るまで布石を打ちつつ待つ点が異なる。
その性質が故に、ディアドコイ戦争初期の動乱で横死する事なく、最大最強の勢力にまでのし上がれたのだが
寿命の大半を一武将として使い潰したのも、東西文化の融合が果たせなかったのも、そのスタンスが裏目に出た結果であった。
本人にとっては「マケドニアを制し、ようやく本当の夢に取りかかれるかもしれない」という状況で暗殺されたのが一番の後悔。
その無念を晴らす事が彼が聖杯を求める理由であるが、
偉大な大王にして自らに輝かしい夢を見せてくれた男。友情はあり主従の関係も崩さないが、直接的な忠誠心は抱いていない。
セレウコスはイスカンダルではなく、彼が体現しかけていたコスモポリタニズムにこそ忠誠を誓っていたのだから。
彼をディオニュソス神と混淆させて崇拝させたのも、純粋に政治的判断であり、敬意の故ではない。
セレウコスはイスカンダルではなく、彼が体現しかけていたコスモポリタニズムにこそ忠誠を誓っていたのだから。
彼をディオニュソス神と混淆させて崇拝させたのも、純粋に政治的判断であり、敬意の故ではない。
友であり仲間であり後援者であり、覇権を争う障害ともなった男。
東西世界の真の融合を目指したセレウコスにとって、ペルシア文化を野蛮と忌み嫌った他のディアドコイは理想を阻む障害であった。
また、農村型国家を善しとしたプトレマイオスと、都市型交易国家を善しとしたセレウコスでは、王政の在り方についても相容れない。
東西世界の真の融合を目指したセレウコスにとって、ペルシア文化を野蛮と忌み嫌った他のディアドコイは理想を阻む障害であった。
また、農村型国家を善しとしたプトレマイオスと、都市型交易国家を善しとしたセレウコスでは、王政の在り方についても相容れない。
「言いたいことは分かるが、結局のところ道が違ったのだからしょうがない」と涼しい顔で返答する。
彼の忠誠心は征服王自身やその帝国に向けられたものではなく、ただ彼の示した希望に向けられたものだったが故に、
彼女が怒る理由は推察できても、共感する事は出来ないのだ。
彼の忠誠心は征服王自身やその帝国に向けられたものではなく、ただ彼の示した希望に向けられたものだったが故に、
彼女が怒る理由は推察できても、共感する事は出来ないのだ。
かつて戦い、また後にその領土を受け継いだ者として、一定の敬意を払う。
ちなみにセレウコスの妻アパメーはスピタメネスの娘とする説が有力だが
セレウコス朝は彼女はダレイオス三世の娘だと主張していたという。「義父さん! 娘さんをください! なんてな」
ちなみにセレウコスの妻アパメーはスピタメネスの娘とする説が有力だが
セレウコス朝は彼女はダレイオス三世の娘だと主張していたという。「義父さん! 娘さんをください! なんてな」
ローマはセレウコス朝に事実上のトドメを刺した国であり、ある意味では彼の夢を叶えた国でもある。
その創始者たるロムルスに対し、セレウコスは尊敬と敵意と嫉妬が綯い交ぜになった、複雑な感情を抱いている。
その創始者たるロムルスに対し、セレウコスは尊敬と敵意と嫉妬が綯い交ぜになった、複雑な感情を抱いている。
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