最終更新:ID:/hyuMDhB1w 2026年07月19日(日) 13:19:07履歴
【出典】史実、ラスタファリ運動
【CLASS】ルーラー
【真名】ハイレ・セラシエ1世
【異名・別名・表記揺れ】ラス・タファリ、ラス・タファリ・マコンネン
【性別】男性
【身長・体重】176cm・80kg
【肌色】焦げ茶 【髪色】黒 【瞳色】琥珀
【外見・容姿】口髭と顎髭の生えた壮年の黒人男性。生前通りの角刈りで軍服を着ているが、無辜の怪物が進行すると髪はドレッドヘアになり、衣装はエチオピアの伝統的な戦装束へと変わる。
【地域】エチオピア
【年代】A.D.1892〜A.D.1975
【属性】中立・中庸
【天地人属性】天*1
【その他属性】神性、王
【ステータス】筋力:C 耐久:A+ 敏捷:C 魔力:A 幸運:B 宝具:EX
*2
【CLASS】ルーラー
【真名】ハイレ・セラシエ1世
【異名・別名・表記揺れ】ラス・タファリ、ラス・タファリ・マコンネン
【性別】男性
【身長・体重】176cm・80kg
【肌色】焦げ茶 【髪色】黒 【瞳色】琥珀
【外見・容姿】口髭と顎髭の生えた壮年の黒人男性。生前通りの角刈りで軍服を着ているが、無辜の怪物が進行すると髪はドレッドヘアになり、衣装はエチオピアの伝統的な戦装束へと変わる。
【地域】エチオピア
【年代】A.D.1892〜A.D.1975
【属性】中立・中庸
【天地人属性】天*1
【その他属性】神性、王
【ステータス】筋力:C 耐久:A+ 敏捷:C 魔力:A 幸運:B 宝具:EX
*2
「裁定者」のクラススキル。直接視認したサーヴァントの真名・スキル・宝具などの全情報を即座に把握する。
スキルランク自体はCだが、『過去視の魔眼』との相性の良さから、過去にその場に存在したサーヴァントの情報も取得できる。
スキルランク自体はCだが、『過去視の魔眼』との相性の良さから、過去にその場に存在したサーヴァントの情報も取得できる。
生前の行いからのイメージによって、後に過去や在り方を捻じ曲げられ能力・姿が変貌してしまった怪物。誹謗中傷、あるいは流言飛語からくる、有名人が背負う呪いのようなもの。
『アフリカ回帰運動』によって神の化身として祀り上げられ、自身の信仰と異なる教義の救世主に祀り上げられてしまった。生前持ち得なかった『救世主』としての異能を有する。
『アフリカ回帰運動』によって神の化身として祀り上げられ、自身の信仰と異なる教義の救世主に祀り上げられてしまった。生前持ち得なかった『救世主』としての異能を有する。
ハイレは常人離れした記憶力を誇り、老年になってもメモの類を一切必要としなかったという。しかし実態は記憶力ではない。祖先であるソロモン王から受け継いだ形質。過去を直接見ることができる以上、『忘却』は起こり得ない。
「ハイレ・セラシエは決して死なない」というラスタファリアンの信仰。実際に廃位され暗殺された際には、多くの信徒が信仰を捨てたという。
無辜の怪物によって不完全に再現された不死。決定的な致命傷を受けない限り生き延び、瀕死の傷を負ってなお戦闘可能な戦闘続行能力。果ては多くの救世主のような『復活』すらも(条件が揃えば)可能。
無辜の怪物によって不完全に再現された不死。決定的な致命傷を受けない限り生き延び、瀕死の傷を負ってなお戦闘可能な戦闘続行能力。果ては多くの救世主のような『復活』すらも(条件が揃えば)可能。
スティグマ。群衆に手を振るハイレの掌には聖痕があったという。超自然の傷跡はそれ自体が魔術刻印として機能する。ちなみに、敬虔な信者にも発現するものなので、聖痕の存在自体が神であったり聖人であったりすることは意味しない。
ランク:EX 種別:対民宝具 レンジ:‐ 最大捕捉:‐
由来:黒人運動指導者マーカス・ガーベイの「アフリカを見よ。黒人の王が戴冠する時、解放の日は近い。」とする預言の直後にハイレが戴冠したことで、預言通りの救世主として祀り上げられてしまった逸話。
ラスタファリ運動における、「アフリカを見よ。黒人の王が戴冠する時、解放の日は近い。」とする預言。預言の通りに戴冠したハイレは、黒人の世界を救うメシアとして崇められてしまった。迫害されてきた黒人を、白人社会から解放する理想の王聖、ジャー(ヤハウェ)の具現。
そして、救世主ラス・タファリが戴冠した以上、『解放の日』もまた訪れる。それは、黒人社会を救う千年王国にして、約束の地シオンの再現。
真名を解放することで、「「白人社会=文明社会=バビロン」の崩壊」と「「黒人社会=幸福の千年王国=シオン」の出現」を引き起こす。即ち、周辺の文明社会を破壊し、花咲き乱れる理想郷は「黒人」に対する大幅なバフを引き起こす。
単純な威力によるランクではなく、『現代人が』『自身が否定しているにもかかわらず』『神に祀り上げられてしまった』という特異すぎる事例が故のランク。
由来:黒人運動指導者マーカス・ガーベイの「アフリカを見よ。黒人の王が戴冠する時、解放の日は近い。」とする預言の直後にハイレが戴冠したことで、預言通りの救世主として祀り上げられてしまった逸話。
ラスタファリ運動における、「アフリカを見よ。黒人の王が戴冠する時、解放の日は近い。」とする預言。預言の通りに戴冠したハイレは、黒人の世界を救うメシアとして崇められてしまった。迫害されてきた黒人を、白人社会から解放する理想の王聖、ジャー(ヤハウェ)の具現。
そして、救世主ラス・タファリが戴冠した以上、『解放の日』もまた訪れる。それは、黒人社会を救う千年王国にして、約束の地シオンの再現。
真名を解放することで、「「白人社会=文明社会=バビロン」の崩壊」と「「黒人社会=幸福の千年王国=シオン」の出現」を引き起こす。即ち、周辺の文明社会を破壊し、花咲き乱れる理想郷は「黒人」に対する大幅なバフを引き起こす。
単純な威力によるランクではなく、『現代人が』『自身が否定しているにもかかわらず』『神に祀り上げられてしまった』という特異すぎる事例が故のランク。
アムハラ語で書かれた聖書。ラスタファリ思想において存在する、「聖書は本来アフリカで作られ石に彫られたものである」とする思想の具現。キリスト教史的にも史実的にもあり得ない幻想ではあるが、ラスタファリアンの信じる『教義上の幻想』として成立した。エチオピア正教徒のハイネにとってはやや複雑だが、機能的には聖遺物と遜色ない神秘を持つ。
ハイレ・セラシエ1世はエチオピア帝国最後の皇帝。ソロモン王とシバの女王の子、エチオピア初代王メネリク1世の末裔に当たり、同時に3000年続いたエチオピア王家「ソロモン王朝」を滅亡させてしまった最後の王でもある。
近代ソロモン朝初代皇帝メネリク2世の従兄弟の子に当たる貴族タファリ侯爵(ラス・タファリ)であったハイレ・セラシエは、メネリク2世の娘であるザウディトゥと共にクーデターを引き起こし先帝リジ・イヤスを打倒。ザウディトゥの摂政として政治を行い、遠縁(はとこ)であった彼女の死後には皇帝位を引き継いだ。
皇帝となったハイレ・セラシエ1世は大日本帝国憲法を元とした憲法制定などに取り組むが、直後にファシスト党率いるイタリアが侵攻、第二次エチオピア戦争によって征服されてしまう。
ハイレ・セラシエ1世はイギリスに亡命して亡命政府を樹立、6年後に第二次世界大戦のイタリア敗北によってエチオピアが解放されると皇帝として舞い戻った。
その後はアフリカ統一機構の議長に就任、軍の近代化や国際社会でのアフリカの地位向上などに勤めはしたのだが、「『専制政治』を止めなかった」ことによって国民人気と経済は低迷。
1970年代には度重なる飢饉と原油価格の上昇、多くの支配層の不正によってエチオピアは世界最貧国のひとつにまで転落。1975年にはついに暗殺されてしまった。
近代アフリカの英雄ではあるのだが、
ハイレ・セラシエ1世、ラス・タファリ・マコンネンを語るには重要なことがもう一つ。彼が、ラスタファリアンの『神』であることだ。
1927年、ジャマイカの汎アフリカ主義運動家、マーカス・ガーヴィーが「アフリカを見よ。黒人の王が戴冠する時、解放の日は近い。」とする『預言』をしたこと、そしてその預言の通りに(たまたま)ハイレ・セラシエが戴冠したことで、とくにアメリカ大陸(ジャマイカなど)に住む『汎アフリカ主義者』たちがラス・タファリを救世主として崇める考え方、『ラスタファリ運動』を引き起こしてしまった。
とくに白人社会によって弾圧されてきた当時の黒人下層民にとってはラス・タファリは『救い』であった。きっと(白人ではなく)我々こそが神の国に行けるのだ、という祈りからラスタファリ信仰は過熱。
ハイレ自身も『人の信仰は自由』という価値観を持っていたため、『自身は神でも救世主でもない』と言いつつもラスタファリ信仰を否定はしなかった。
結果、王であった彼は『神』『救世主』になってしまったのだ。
近代ソロモン朝初代皇帝メネリク2世の従兄弟の子に当たる貴族タファリ侯爵(ラス・タファリ)であったハイレ・セラシエは、メネリク2世の娘であるザウディトゥと共にクーデターを引き起こし先帝リジ・イヤスを打倒。ザウディトゥの摂政として政治を行い、遠縁(はとこ)であった彼女の死後には皇帝位を引き継いだ。
皇帝となったハイレ・セラシエ1世は大日本帝国憲法を元とした憲法制定などに取り組むが、直後にファシスト党率いるイタリアが侵攻、第二次エチオピア戦争によって征服されてしまう。
ハイレ・セラシエ1世はイギリスに亡命して亡命政府を樹立、6年後に第二次世界大戦のイタリア敗北によってエチオピアが解放されると皇帝として舞い戻った。
その後はアフリカ統一機構の議長に就任、軍の近代化や国際社会でのアフリカの地位向上などに勤めはしたのだが、「『専制政治』を止めなかった」ことによって国民人気と経済は低迷。
1970年代には度重なる飢饉と原油価格の上昇、多くの支配層の不正によってエチオピアは世界最貧国のひとつにまで転落。1975年にはついに暗殺されてしまった。
近代アフリカの英雄ではあるのだが、
ハイレ・セラシエ1世、ラス・タファリ・マコンネンを語るには重要なことがもう一つ。彼が、ラスタファリアンの『神』であることだ。
1927年、ジャマイカの汎アフリカ主義運動家、マーカス・ガーヴィーが「アフリカを見よ。黒人の王が戴冠する時、解放の日は近い。」とする『預言』をしたこと、そしてその預言の通りに(たまたま)ハイレ・セラシエが戴冠したことで、とくにアメリカ大陸(ジャマイカなど)に住む『汎アフリカ主義者』たちがラス・タファリを救世主として崇める考え方、『ラスタファリ運動』を引き起こしてしまった。
とくに白人社会によって弾圧されてきた当時の黒人下層民にとってはラス・タファリは『救い』であった。きっと(白人ではなく)我々こそが神の国に行けるのだ、という祈りからラスタファリ信仰は過熱。
ハイレ自身も『人の信仰は自由』という価値観を持っていたため、『自身は神でも救世主でもない』と言いつつもラスタファリ信仰を否定はしなかった。
結果、王であった彼は『神』『救世主』になってしまったのだ。
良く言えば寛容、悪く言えば放漫な皇帝。ぽやぽやっとしたおじさん。
皇帝としての資質にはやや難があったようで、「飢えに苦しむ国民を尻目にペットのライオンに肉を与えた」などが批判された。憲法改正や軍制改革などの改革こそ行ったものの、専制政治を維持したことで国民の不満が高まった。別の時代であれば、この程度の『革新』でも問題はなかったのだろうが、大戦後の世界情勢に対してこの程度の改革では全く足りず、さらに飢饉や石油危機なども重なりエチオピアは世界最貧国にまで転落してしまった。
これはハイレが無能だったことを表さず、同時に有能だったことも表さない。彼はただの凡人である。
英雄の器ですらないただの王である彼が、英雄を超え神に祀り上げられたのはひとえに強大な時代の流れであった。
それでも、彼はラスタファリアンの信仰を否定しなかった。『自分の信仰と違った』としても。『自分は神ではない』としても。人の信じる気持ちを否定することはできないほどに善良ではあったのだ。
皇帝としての資質にはやや難があったようで、「飢えに苦しむ国民を尻目にペットのライオンに肉を与えた」などが批判された。憲法改正や軍制改革などの改革こそ行ったものの、専制政治を維持したことで国民の不満が高まった。別の時代であれば、この程度の『革新』でも問題はなかったのだろうが、大戦後の世界情勢に対してこの程度の改革では全く足りず、さらに飢饉や石油危機なども重なりエチオピアは世界最貧国にまで転落してしまった。
これはハイレが無能だったことを表さず、同時に有能だったことも表さない。彼はただの凡人である。
英雄の器ですらないただの王である彼が、英雄を超え神に祀り上げられたのはひとえに強大な時代の流れであった。
それでも、彼はラスタファリアンの信仰を否定しなかった。『自分の信仰と違った』としても。『自分は神ではない』としても。人の信じる気持ちを否定することはできないほどに善良ではあったのだ。
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