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ここはでもにっしょんch ぼくの考えたサーヴァントスレに投稿されたサーヴァントを纏めるwikiです。

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『嘆かわしい!!嘆かわしい!!なぜワシがこんな目に遭わねばならん!!ワシはもっとこう、着実に成果を認められて出世したいのだ!!なぜ、なぜ!!『たかがその辺の新興宗教指導者』を処刑した程度で聖人だの大悪党だの呼ばれなアカンのだ!!!』


基本情報

【出典】史実、新約聖書
【CLASS】ランサー
【真名】ポンティウス・ピラトゥス
【性別】男性
【身長・体重】184cm・96kg
【肌色】白 【髪色】黄 【瞳色】青
【外見・容姿】上等なローブに身を包んだ、恰幅の良い中年男性。
【地域】ローマ帝国・ユダヤ属州(現在のイスラエル) 出生地はフランスとドイツで複数の都市が主張中。
【年代】1世紀頃
【属性】秩序・中庸
ちょっと汚職もするが概ねローマの秩序に服する、一般的な地方行政官の精神性。
【天地人属性】地
【ステータス】筋力:B 耐久:B 敏捷:B 魔力:B 幸運:D 宝具:A*1

【クラス別スキル】

対魔力:B

ランサーのクラススキル。魔術への耐性を得る能力。
過程はどうあれ神殺しの逸話の齎す神秘耐性はたいていの魔術を弾く。

【固有スキル】

無辜の怪物:EX

生前の行いからのイメージによって、後に過去や在り方を捻じ曲げられ能力・姿が変貌してしまった怪物。
生前の意思や姿、本人の意思に関係なく、風評によって真相を捻じ曲げられたものの深度を指す。
ピラトゥスは単なる小役人でありながら、東方・アフリカ系教会では教会に帰依した聖者として、西方教会においては悪魔に魂を売り渡した大悪人として語られた。
なんなら時代によっても「ローマに反キリストのイメージを与えたくない」だの「ユダヤ人を排斥したい」だのの政治的理由により評価が二転三転する具合。
『処刑』の逸話そのものに由来する莫大な神秘と多彩な宝具を扱えるが、多彩すぎる伝承は当人の肉体や人格にも大きな矛盾・齟齬を発生させている。

煉獄の手:B

イエスの処刑時、自身に責任がないことを表すため手を洗ったジェスチャーが、死後ピラトゥスが悪霊や炎により呪われ、最終的にスイス中部ピラトゥス山の奥地に埋葬されたとする伝承と習合したもの。
なお、ピラトが己の手を洗い自身の責任がないことを証明した行為は、罪なき聖者を殺さざるを得なかった苦悩と善性の象徴とも、罪なき者を保身のために処刑しておきながら責任からは逃げようとした聖書におけるもっとも愚かな行動ともされる。
両手を覆う煉獄の炎。魔力放出としては火力も応用性もそれなりのものだが、絶えず性質が「祝福」と「呪詛」で切り替わり、再生と破壊による永遠の苦痛をランサー自身に与えている。

聖階段:EX

ピラトゥスは、聖書におけるもっとも重大な出来事の当事者となってしまったことで、ありとあらゆる『処刑に纏わる重大な聖遺物』にアクセスできる。
たとえば、イエスが処刑の際に通った、ピラトゥスの家の階段までもが「聖階段(スカラ・サンクタ)」として祀られているありさまである。
これにより、自身が直接的に関与した「鞭打ち」のみならず、「十字架刑」に関係する重大な聖遺物を、彼の主観通りの『家の階段』『部下の槍』程度の気軽さで宝具として持ち込むことができる。
「重大な聖遺物を気軽に持ち込むことができる」のではなく「気軽に持ち込めるものが後天的に重大な聖遺物になってしまった」と形容するのが正しいか。

【宝具】

『嘆かわしき黄金の盾ヴィア・ドロローサ』

ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:10 最大捕捉:100人
ピラトゥスがヘロデ大王の宮殿に置いた金の盾。スクトゥムと呼ばれる長方形の大盾であるが、伝承によっては旗ともされる。
ローマ帝国の皇帝崇拝の象徴であり、ティベリウス帝を崇める碑文が含まれていた。ユダヤの律法に反するものであったため現地の反乱の原因となり、統治に支障をきたすと判断したティベリウス帝の命により撤去されたとも。
銀の鷲のレリーフのついた黄金の盾。史実の時点で皇帝崇拝の祭具・霊装であったものが、『ヘロデ大王の神殿を塗りつぶしたもの』『ピラトゥスの総督官邸が嘆きの道ヴィア・ドロローサ、即ちイエスの処刑の始まりであった』伝承により強化され、もはや『盾の形の神殿』と呼ぶに相応しい代物となっている。

担い手を強化するとともに、周辺の神秘・神性を「ローマ帝国の威光に服従する異教徒」に零落させる、神秘中和型防御礼装。相手の攻撃宝具の神秘を零落、耐久性を引き下げることで武器をへし折る盾。この使い方の場合宝具威力の減衰はできないため、鉄壁の盾ではあるものの担い手への負担は相当のもの。

『光陰る受難の槍ロンギヌス』

ランク:A 種別:対神宝具 レンジ:1〜70 最大捕捉:1人
ロンギヌスの槍。キリストの処刑責任者であったピラトゥスが有する、神の子の処刑の象徴。
「所有するものに世界を制する力を与える」とまで称される世界一有名な槍であり、莫大すぎる神秘は振るうだけで超破壊力を発生させる。
とはいえピラトゥスは聖書において戦闘の逸話を全く持たない人物であり、本来の所有者である聖ロンギヌスには担い手として遠く及ばない









……?

「嘆かわしい!!忌々しい!!」

【解説】

新約聖書において、イエス・キリストに処刑命令を下した人物。聖書の人物の中で数少ない、歴史上実在したことが考古学的に確認できる人物のひとりであり、その立場は帝政ローマのユダヤ属州総督であった。
収入が少なく異民族であるユダヤ人の統治も完了していない、ローマ側から見ると『僻地の下級官吏』に過ぎない人物ではあったが、同時に多くの辺境総督同様に、軍事的・警察的権力を有していたため、当地における処刑責任者であるというのも史実であろう。

……が、所詮は僻地の下級官吏であったが故に功績がほぼ残っていないこと、そしてそれに比して『キリストの処刑責任者』という重大すぎる出来事に関わってしまったこと。それにより、彼の逸話はどんどんと歪められていくことになる。

保身第一の総督ピラトゥスは、ユダヤ属州をローマに服従させて出世するため、当時のローマ最大の有力者であった親衛隊長セイヤヌスに阿るべく異民族、ユダヤ人への圧政と弾圧を繰り返していた。
あるときユダヤ人たちがピラトゥスの元に、「伝統宗教に反抗する新興宗教の教祖を名乗る大工の息子」を連れてきて処刑を求めた。当時、死刑はローマ側責任者であるピラトゥスしか行えなかったからである。しかし、ピラトゥスの目から見て、その男はどうにもローマ法に抵触するようには見えなかったようだ。というか、当時のローマ側からして「ユダヤ教内部の宗教革命と内乱」は美味しい結果ですらあり、ピラトゥスは様々な手(凶悪な連続殺人犯とどちらかに恩赦を与える、苛烈な鞭打ち刑程度で収めてもらう等)を使ってこの男を釈放しようとした。
とはいえ、属州民の強い要望もあり、かつ、当時の属州総督には被支配民によるリコール権があったこと、そしてこのタイミングでは彼の後ろ盾であったセイヤヌスが失脚していて政治的に不安定であったこと等の理由から最終的には処刑の執行を決断した。

行ったことと言えばその程度でしかなかったのだが、後の情勢においてローマがキリスト教化するに当たり、「ローマの権限で神を殺してしまった」ことは重大な宗教的危険性を孕むこととなってしまった。その過程で様々な逸話・解釈が付け加えられていく。

現在の主流である西方、ヨーロッパ系のキリスト教においては悪人として扱われることが多いものの、東方キリスト教、特にエジプトとエチオピアにおいてはロンギヌス同様「悔い改め聖者となった」とされる。さらに重要人物でありながらの記録の薄さから数々の矛盾する「外典」も描かれ、「ピラト・サイクル」と称される伝承群さえ成立した。宗教美術においてはユダヤの王やローマの皇帝の如き異様に豪奢な格好をして描かれたり、あるいは保身的で女々しい人物として、あるいは極端に高潔な人物として描かれるなど、古代から近代まで無数の解釈が並立している。

【コメント】

聖書における処刑執行担当者、ピラトです。ローマ側なのでローマ読みで。
渾名が「槍使いピラトゥス」な軍人上がりの叩き上げ小役人、たぶんゴリゴリの武闘派だよなあという解釈。

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