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ここはでもにっしょんch ぼくの考えたサーヴァントスレに投稿されたサーヴァントを纏めるwikiです。

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「言葉に囚われるな。文字に囚われるな。その本質を観たまえよ」

基本情報

【元ネタ】史実、日本伝承
【CLASS】キャスター
【真名】通幻寂霊
【異名・別名・表記揺れ】通幻禅師
【性別】男性
【身長・体重】120cm・22kg
【肌色】黄色→白*1 【髪色】黒→白 【瞳色】青
【外見・容姿】竹箆を携える、幼い少年の姿をした僧侶
【地域】日本
【年代】十四世紀
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型、子供
【ステータス】筋力:E 耐久:B 敏捷:D 魔力:A 幸運:C 宝具:B

【クラス別スキル】

陣地作成:A

 魔術師として自らに有利な陣地を作り上げる。曹洞宗の僧侶として「寺院」を開く。また、対象にその覚悟を問う「活埋坑」を作成する。

道具作成:A

 魔力を帯びた器具を作成可能。自らの命を維持する「宝具」を消費することで、命を満たす「飴玉」を作り出す。

【固有スキル】

境界にて:C+

 民話『子育て幽霊』にて墓の中で生誕した赤子はキャスターであったという伝承に由来する。
 死者より生まれ落ちたキャスターは「死」に慣れているため、即死耐性に加えて恐怖耐性も持つ。

修証一如:B

 悟りを得るために修行するのではなく、修行こそを目的とし、修行と悟りを一体とする教義。
 禅定へと至った精神は一つの物事への超人的な集中力を齎し、統一された精神の絶対性は精神干渉を無効化する。

文字点検:A

 「不立文字、教外別伝、直指人心、見性成仏」
 キャスターは弟子たちが文字言語に囚われないよう、書物、筆、硯等を没収し、これを焼却したという。
 紙や文章を媒介として発揮する能力を焼却・無効化する。

正法眼蔵:A

 五感にとらわれない超然とした霊的感覚。
 「はじまり」と「おわり」をその身に宿し、大悟に至ったキャスターは「命の在り方」を理解する。
 それはさながら「浄眼」のようであり、霊体化したサーヴァント、隠蔽された魔力の道筋、果ては「どう生まれ、どう生き、いつ朽ちるのか」という魂の「路線」に至るまで、文字通りすべてが『見えて』いる。この心眼の前では、いかなる欺瞞や隠蔽魔術も意味をなさない。
 その在り方は、終わりを見定める「直死の魔眼」に似て、異なるもの。

【宝具】

護生慈母・幽霊飴ごしょうじぼ・ゆうれいあめ

ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:− 最大捕捉:−
 民話「子育て幽霊」において、母親の霊が我が子のために買い求めた飴。
 母性の象徴にして、死の淵から生を繋ぎ止めた命の証。キャスターを英霊として留める「楔」であり、今でも飴は彼の生命力を賦活させ続けている。
 キャスターはそれを飴玉として具現化させ、他者に分け与えることを可能にする。ただし、数は七粒までに限られ、霊基を削る行為に等しく、与えれば与えるほどキャスターは死へと近づく還っていく
 仮に、七粒全ての飴玉をただ一人に分け与えた場合、それはキャスターが生きた満七十年の運命を明け渡す行いと同義であり、サーヴァントを受肉させることすら可能とする。
 また、この飴が六文銭を代価として買われた伝承から、逆説的に黄泉への通行料として機能させることもできる。六つの飴を対価として消費することで、自身、もしくは対象を黄泉へと送り届ける。

黄泉戒壇・活埋抗よもつかいだん・かつまいこう

ランク:B 種別:問答宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:1人
 意思と覚悟を問う問答。キャスターが生まれた土の下、死の胎内、黄泉が如き原初の心象風景を展開する固有結界。
 「はじまり」と「おわり」、その境界たる墓穴の中で、キャスターは相対した者にその信念を問う。
 その信念が迷いなき「誠」であるのなら、対象は生へと進む。信念の表明により、己の在り方を証明した対象の精神に付随して霊格が強化され、多くの判定に大幅なプラス補正を獲得する。
 反対に、その信念が未練と疑念に満ちた「偽り」であるのなら、対象は深い穴の底へと墜ちていく。
 だが、死へと落ちた対象はそのまま絶命するのではなく、死を目前とすることで自らのありのまま、そして「迷い」「欺瞞」と向き合うこととなる。これらに向き合い、新たな「信念」へと昇華した時、対象は死の淵から「新生」を果たすのだ。

【Weapon】

『竹箆』

 70センチほどの竹箆。修行者を戒め、指導するために用いられる仏具。未練、迷いを抱える霊体には特に効く。

【解説】

 南北朝時代に活躍した曹洞宗の僧侶。峨山韶碩の弟子の一人であり、「峨山二十五哲」に数えられる。出身は諸説あるが、豊後国(現在の大分県)であったとされ、17歳の頃に定山祖禅について出家し、1340年に明峰素哲に、1352年に峨山韶碩に師事する。1368年には總持寺の5世に就き、1370年には細川頼之の庇護を受け、丹波国に永澤寺を開いた。
 多くの弟子の育成に尽力した人物であり、彼の指導は苛烈なものであった。
 弟子たちが文字や言葉の表面にとらわれないよう、硯や筆、書物を没収して焼き払った「文字点検」。修行の覚悟を試すため、穴の前に立たせて問答を行い、真剣さが足りなければ容赦なく穴の底へと蹴り落とした「活埋坑」。
 だが、その厳しい修行もあって、悟り仏道を体得した弟子──特に「通幻十哲」と呼ばれる十人の優れた弟子──を多く輩出し、仏道の流布、宗門の興隆をもたらしたという。
 そんな彼の生まれには奇妙な伝承が遺されている。俗に言う「子育て幽霊」の伝承である。
 ある夜遅くのこと。飴屋に一文銭を握りしめ、飴を買いに来る女がいた。それが毎晩続くのを不審に思った店主が後をつけてみれば、女は墓場へと消え、赤子の声が墓の中から聞こえてくる。店主が慌てて墓を掘り起こしてみると、そこには息絶えた女の遺体と、その腕の中で飴を嘗める赤子の姿があった。
 と、概ねこのような話である。
 そして、この赤子は後に高僧になったとされることもあり、誰であったのかという話には諸説あるが、その中には「通幻寂霊」の名も語られている。

 本来、未練を残すことのなかった通幻寂霊は、英霊として現界することはない。だが、民話「子育て幽霊」の子供が寂霊であるという伝承因果は、彼を英霊の座へと留め、その召喚を可能とした。
 召喚された彼が子供の姿なのも、その伝承に引っ張られてのこと。
 通玄寂霊という「記録」と、民話という「記号」に縛られた影法師にすぎない己に思うところはあるものの、彼はその状況さえも縁として受け入れ、再び母の愛によって、この世に現界するのであった。

【人物像】

受動的・外交的
 目刺し髪をした幼い子供の姿をしており、現代社会にはあっさりと順応するが、どこか超然とし浮世離れした雰囲気を隠せない少年僧侶。
 見た目に反した渋い声による語り口はどこか緩やかだが、口数は少なく冷徹で厳格スパルタ。たとえ子供の姿であろうと、決して彼の本質は変わらない。導くためであるのなら、一度死の淵に叩き落とすことすら厭わない苛烈さは健在である。
 修行の際に、書物や硯、筆などを没収し、燃やしたというが、厳密には書物や何かを記すことそのものを悪と断じているわけではない。文字や言語に囚われることで、悟ったと誤認し本質を見失うことを彼は懸念しているのだ。
 死者から生まれたという出自ゆえに、彼の死生観は極めて平然としており、悪く言えば「ゆるい」。
 彼にとって、世界が滅びることでさえ「一つの結果」に過ぎず、過度に絶望もしなければ、感傷に浸ることもない。だが同時に、「死ぬはずだった命を拾い上げるのもまた、一つの結果である」と、彼は目の前の生を肯定する。

特技:指導、坐禅
好きなもの:梅干し
嫌いなもの:本質を見失うこと
天敵:母親
願い:なし
【一人称】私【二人称】君、お前、貴様【三人称】彼、彼女、アレ、奴

【因縁人物(独自設定含む)】

母親

 その命が尽きてなお、自らを産み、育てようとした母。
 命の始まりから終わりを見据えることができた幼き寂霊は、「いずれ終わるのになぜ生きるのか」「なぜ、そこまでして自分を育てようとしたのか」と生まれた「意味言葉」を模索していた。
 だが、仏道へ入り、彼は「生にも、死にも意味などない。それを文字言句に著し、理由を付けようとすることこそが無意味であった。我々はただ目の前の生をありのままに受け入れ、懸命に生きて、その果てに死ぬだけ」なのだと悟る。そして、その生を終えてもなお、霊となってまで自身を生かそうとした母の言葉なき「慈愛」を真に理解したのだ。
 サーヴァントとして現界した寂霊は、ある意味で母と同じ立場となった。一度は天を踏み締めた僧侶は再び現世へと帰り、その死したる身で召喚者を助く。
 そこにあるのは、かつての母と同じ、言葉なき「慈愛」であった。

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