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ここはでもにっしょんch ぼくの考えたサーヴァントスレに投稿されたサーヴァントを纏めるwikiです。

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怯者不敢獨退,勇者不敢獨進,膽勇成列,心力俱齊怯者は一人で退かず、勇者は一人で進まず、胆勇は列を成す、心力は一致す

基本情報

【元ネタ】史実 民間伝承 Fate/Samurai Remnant
【CLASS】アーチャー
【真名】鄭成功
【異名・別名・表記揺れ】明儼(字) 田川福松(日本名) 鄭森(旧名) 朱成功(別名) 国姓爺、開台聖王(尊称)
【性別】男性
【身長・体重】180cm・83kg
【外見・容姿】享年(38)の頃の姿。サムライレムナントの頃よりは老けている。顔には自ら掻き毟った傷跡が残る。
【地域】中国
【年代】明末〜清
【属性】中立・善
【天地人属性】人
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷B 魔力B 幸運D 宝具A

【クラス別スキル】

対魔力:D

 一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
 魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

単独行動:A

 マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
 ランクAならば、マスターを失っても一週間現界可能。

【固有スキル】

嵐の航海者:B

 船と認識されるものを駆る才能。
 集団のリーダーとしての能力も必要となるため、軍略、カリスマの効果も兼ね備えた特殊スキル。

殺父報国:A

 忠士の相が変容した特殊スキル。
 低ランクの忠士の相、精神汚染、不屈の意志などが複合されている。

神秘殺し:A

 鄭成功が――特に大砲(龍碽)を用いて――台湾の妖怪を数多く退治してきた逸話から。
 その攻撃は魔性の存在に対する特攻能力を獲得しており、神域の存在にさえ優位に立つ。

使い魔(ヤモリ):D

 ヤモリを使い魔として使役できる。契約は必要なく、思念を送るだけで可能。鄭成功は主に偵察や警備に用いる。
 オランダ軍の夜襲計画をヤモリ達が鳴き声で鄭成功に知らせ、その功で鉄甲将軍の称号を与えられたという民話に由来。
 あるいはサムライレムナントで描かれたように、鄭成功に魔術の心得があり、それが語り継がれる内に伝説となったものだろうか。

未来予知(龍碽):A

 高速演算によるシミュレートで未来を正確に演算する。龍碽の持つ未来予知能力の一端。
 まともに扱えば敵の先手を打つなど戦闘で有用な効果を発揮するが、龍碽の場合「自分は最強なんだ!」という自意識を守る為にしか用いない。
 つまり、勝利の確信が持てる状況でしか戦闘に臨もうとしないのである。難敵に挑むぐらいなら自爆する事を選ぶほどに。
 鄭成功はそうした龍碽の性格を苦々しく思っているが、結果的に彼の苛烈さを抑え、慎重な行動を取らせる役にも立っている。

【宝具】

欠嘴将軍・龍碽砲哮ほえよ、ロンゴン

ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:5〜99 最大捕捉:100人

 龍が変じたとされ、大小様々な砲弾をいくらでも込める事が出来たという大砲。
 勝敗を予見する能力もあるとされ、勝ち戦ならば数人で運べる程に軽くなるが、負け戦では百人がかりでも運べないほど重くなった。
 砲口の辺りが僅かに欠けていた為、『缺嘴將軍(口欠け将軍)』と呼ばれていたともいう。

「大小様々な砲弾をいくらでも込められた」との逸話通り
 砲口から収納したあらゆるもの(事象も含む)を砲弾という形に加工し、無尽蔵に装弾する事が可能。
 これらの砲弾は個別に放つ事も出来るが、ブドウ弾の如く撒き散らしたり、複数を混ぜ合わせた合成弾として発射する事も可能。
 また、砲撃には魔性を石化させる効果を持つ『龍の息吹(ドラゴンブレス)』としての属性も付与される、と至れり尽くせり。

 だが、一つだけ重大な欠点が存在する。
 宝具である龍碽は、勝ち戦以外には決して参加しない程の負けず嫌いであり
 敗色を予見すると動かせない程の重量の増加など様々な形でサボタージュを試み、
 最悪の場合は自爆してでも参戦を拒否するのである。

 敵を分析した上での必勝の作戦と必要な分の砲弾を先んじて用意しておかなければ、戦う前に機能不全を起こしかねない欠陥宝具。
「勝兵は先ず勝ちて而る後に戦う」とは孫子の言葉だが、それを実現するだけの戦略手腕が求められる宝具……と言えなくもない。

開台聖王・東海長鯨へいかのくには、けしてほろびず

ランク:B++ 種別:対軍宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:1000人

 鄭成功の前世は東海の巨鯨であり、巨大な鯨の背に乗る姿も目撃されていた――という伝説をベースに
 鄭家軍や苛烈なる軍法を概念として取り込む事で、巨大な戦艦鯨を形成する宝具。

 鄭成功自身を中核に、かつて乗船した福船、
 そして生前率いた鉄人軍、烏鬼兵、藤牌兵などといった鄭家軍の亡霊たちと霊基を融合・一体化させ、
 その多種多様な兵装を以って戦場を蹂躙する戦艦の如き大異形――東海の長鯨として顕現させる。
 水陸両用の宝具であり、水上戦では(史実の鄭家軍がそうであったように)比類なき力を発揮するが
 陸戦に用いる場合は、徐々に融合が綻びていき、最終的には鯨としての形態を保てなくなって四散・消滅する。
 さながら、部下たちの心が鄭成功から離れていった過去までもが概念として取り込まれたかのように。

 ちなみにライダークラスで召喚された場合は、鄭成功自身を中核とせずに巨鯨を喚び出して騎乗する。
 また、巨鯨から一部の亡霊を切り離し、軍勢宝具のように運用する事も可能となる。

【Weapon】

【棍】

サムライレムナントで用いていた武器。鄭成功がこれを持つ所以は、洪拳(洪家拳)の伝説に関係するのだろうか。

【解説(鄭成功)】

 中国明代の軍人、政治家。貿易商・海賊である鄭芝龍と日本人の妻マツとの間に生まれた人物。
 滅びゆく明に忠義を尽くして清に対する抵抗を続けるも功を奏さず、台湾を征して捲土重来を図るも果たせずに終わった。
 しかし、その事業は台湾における鄭氏政権(東寧王国)の礎となった。

 †

 父・鄭芝龍は中国と日本との間で密貿易を行い一勢力を築いた武装商人であり、
 その子である鄭成功はその力を背景として中国本土での教育を受けた。東林党の銭謙益に師事していたという。

 李自成が明王朝を滅ぼすと、その残党勢力は各地で亡命政権を築いた。
 鄭芝龍もまた時運に乗じて隆武帝(朱聿鍵)を擁立する。
 擁立された隆武帝は、鄭芝龍の子である鄭成功の事を気に入り、国姓である朱姓を与えた。
 この出来事が鄭成功が国姓爺とあだ名される所以であるが、実際には恐れ多いと鄭姓を名乗り続けていたという。

 その後、父・鄭芝龍は清王朝一強の大勢が固まったと見て清に降ったが、
 隆武帝に心酔していた鄭成功は明王朝への忠義を貫き、隆武帝の死後も残存勢力を率いて永暦帝に助力し、清王朝と戦い続けた。

 従兄弟たちを殺して鄭家の軍事力と貿易網を掌握し、地盤を固めた鄭成功は、清に対する三度に渡り北伐を行った。
 厳罰主義によって規律を保った鄭家軍は快進撃を続けたが
 南京城を攻囲していた際、敵将の偽装降伏に騙されて大敗を喫する。
 これにより、鄭成功は勢威を失い、反清の機運も決定的に損なわれた。

 この時点で明王朝の復興は不可能な情勢に陥っていたが、
 鄭成功はなおも諦めず、新たな勢力基盤を築いた後の捲土重来を画策。
 諸将の反対を押し切って、当時オランダ東インド会社が統治していた台湾の征服を試みた。

(ちなみに台湾を選んだ理由は、臣下の何斌が「十分な食料や軍需物資を有しており、理想的な貿易拠点でもある」と勧めた為であったが、
 現地の内情を知って何斌の言が誇張塗れだった事を悟った鄭成功は、激怒して彼を投獄したという)

 鄭成功の軍勢はオランダ東インド会社よりも兵力で優勢であり、戦いは優位に進んだ。
 途中、兵糧不足に苦しんだが、最終的にはゼーランディア城を数ヶ月に渡る包囲戦の末に下し、オランダ人を台湾から追い払う事に成功する。

 戦後、鄭成功によるオランダ人捕虜に対する待遇は苛烈を極めた。
 ゼーランディア城に籠もって最後まで戦い続けたオランダ人は解放されたが
 それまでの戦いで捉えていた捕虜の多くは殺され(台湾の原住民に中国人を殺すようにオランダ人が仕向けているという噂が広まった為だとも)
 女性と子供は奴隷とされ解放されることはなかったという。(鄭成功自身も宣教師の娘を妾にした)

 内政においては鄭成功は台湾の開発――特に農業面での開発を推し進めた。
 また、日本と東南アジア諸国間における貿易拠点としての価値も高めていき、勢力基盤として着実に成長させていった。

 その後、フィリピンにおいて中国人がスペイン人によって虐殺された事を知った鄭成功は激怒し、
 フィリピンへと派兵して一大勢力を築かんとしていたが、その計画が形になる前に熱病に倒れた。
『台湾外記』によれば、
 明の復活が絶望的な現状を嘆き「いかなる顔で先帝にお目見えできようか!」と叫んで顔面を搔きむしり亡くなった、とも。

 ――晩年の鄭成功が人心を失いつつあった事を示す逸話として
 本土の部下が鄭成功の命令を拒否するようになっていたというものがあげられる。

 晩年の鄭成功は台湾を根拠地とし、諸将の家族を移住させよと命じたが
 諸将は風土病の問題や鄭成功の厳罰主義に晒す事の恐れから家族を台湾に移住させる事を嫌がった。
 不満を溜め込んでいた彼らは
 鄭成功が内地に駐屯させていた長男・鄭経らの首を密通の罪で跳ねよという命令を拒絶したのを契機に
 不服従の態度を示すようになったという。

【解説(龍碽)】

 鄭成功が海から引き上げた大砲の妖怪。
 ある時、鄭成功は海の底できらりと光る何かを見つけ、縄をかけて引き上げたところ龍が変じた大砲であった。
 一つは龍の姿となり飛んで逃げてしまったが、もう一つの大砲は捕縛し、以後、鄭成功の戦いを大いに助けた。
 化外の地であった台湾の妖怪退治にも用いられ、鄭成功と共に多くの妖怪に恐れられたという。
 戦況を予知する能力もあり、有利な時は数人がかりで運べる程度の軽さになったが、勝てない時は百人がかりでも運べなかった、とも。
 鄭成功の死後、敗北必至の戦いに無理やり担ぎ出された際には、砲弾の暴発により爆発四散したという。

【人物像】

『鄭成功』
 サムライレムナントと同様、忠義一徹、不屈の驍将。
 必要とあらば冷酷な手段を選ぶ事も出来るが、根は善を尊び悪を憎む好漢……というのは過去の話。
 生前に繰り広げた絶望的な戦いの日々が為に、その精神は変調を来しつつある。

 冷酷な手段も視野に入れられる戦略眼は、悪逆に手を染める事への呵責の無さへと変じ、
 善を尊び悪を憎む側面は、僅かな瑕疵をも許さずに罰する潔癖さに成り果てた。
 使命感が行き過ぎて暴君化した人間であり、その在り方は皮肉にも明を滅ぼした崇禎帝に似る。

 それでも彼自身の善性が失われたわけではない。
 善なる者の為に働く時、その瞳は往年の輝きを取り戻し、かつての英雄性を取り戻す。
 その精神の均衡が、闊達にして義を尊ぶ好漢としての側面に傾くか、厳格にして苛烈なる暴君としての側面に傾くかは
 マスターの人間性とその時々の状況次第と言ったところ。

『龍碽』
 人や魔との戦いを共に戦い抜いた鄭成功の相棒。のはずなのだが精神面は真逆と言っていい存在。
 大雑把で、怠惰で、いい加減。負けず嫌いなのだが努力も嫌い。しかもうっかり。(そうでもなければ人の手で捕えられるわけもなく)
 予知能力を駆使して「必ず勝てる戦い」にのみ戦い乗り出し、気持ちよく勝利して俺TUEEEして悦に浸る。
 逆に難敵との戦いは絶対に拒否する。負ける戦いに挑まされるぐらいなら自爆する、というレベル。
 こんな性格なので龍としての威厳はまるでない。

 そのいい加減な態度は性根からくるものでもあるが、
 鄭成功の精神が決定的な破綻に至らないように、あえてシリアスな雰囲気を崩し、肩の力を抜かせているという側面もある。
 ろくでなしとはいえ、やはり龍は超常の存在。
 鄭成功を気に入りながらも、その徒労に満ちた生涯を憐れみ、英霊となった今もその魂を導いてやっているのだ。多分。

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