" />

ここはでもにっしょんch ぼくの考えたサーヴァントスレに投稿されたサーヴァントを纏めるwikiです。

×

基本情報

【元ネタ】史実(伝承)、『関原軍記大成』、『黒田家譜』
【CLASS】ランサー
【真名】島左近
【異名・別名・表記揺れ】嶋清興(本名) 島勝猛(俗称) 鬼左近(異名)
【性別】男性(擬態)
【身長・体重】188cm・82kg(変動あり)
【外見・容姿】歴戦の将器を感じさせる貫禄ある武者。しかし、その身体の輪郭は常に薄暗い靄に包まれており、どこか現実感がない。
【地域】日本
【年代】安土桃山時代
【属性】混沌・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型・魔性・鬼種
【ステータス】筋力C 耐久B 敏捷B 魔力C 幸運D 宝具B

【クラス別スキル】

対魔力:C

 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。

【固有スキル】

鬼種の魔:B

 鬼の異能。天性の魔、怪力、カリスマ、魔力放出、等との混合スキル。
 島左近の場合、魔力放出の形態は白い『靄(もや)』。自身の魔力を、視界と認識を阻害する冷たい白霧として放出する。
 この霧は物理的な防御膜となるだけでなく、視覚妨害効果も発揮できる。
 霧の中では左近の姿はブレて見え、敵手に間合いを見誤らせる。

自己改造:C

 自身の肉体に、まったく別の肉体を付属・融合させる適性。このランクが上がればあがる程、正純の英雄から遠ざかっていく。
 彼にとって肉体とは衣服であり、鬼として捕食した強者の筋肉繊維や骨格を継ぎ足すことで、常に最適な戦闘形態へと進化し続けている。

蔵知の司書:C

 喰らった脳髄から情報を引き出す能力。
 LUC判定に成功すると、過去に知覚(捕食)した知識、情報を、たとえ認識していなかった場合でも明確に記憶に再現できる。
「対馬の地理」「近江の方言」「武田軍の進軍ルート」など、彼自身が経験していないはずの記憶であっても、過去に喰らった兵士の脳に残っていた情報であれば引き出すことが可能。
 出身地に諸説ある事や、(当時筒井家に仕えていたにも関わらず)武田信玄の軍に参陣して徳川家康の背を追ったと語った逸話の所以は、彼が喰らった者の記憶を引き継げる鬼であった為だ、と本稿では定める。
 鬼神をも欺くと謳われた左近の鬼謀も、引き継いだ知識の賜物であったのだ、と。

【宝具】

烟る霧中に鬼咆ゆるけぶるむちゅうにおにほゆる

ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:200人
 関ヶ原の戦いにおいて、黒田長政の兵たちが左近の姿に恐怖し、後年になってもその姿を正確に思い出せず悪夢にうなされたという逸話の具現。
 真名を解放すると、左近は自らの肉体という殻を破り、濃霧で周囲を覆うと共に彼がこれまでに喰らってきた数多の武人たちを『肉体の延長器官』として外部露出させる。
 霧の中、無数の剣豪、槍使い、鉄砲隊が襲い掛かるように見えるが、それらは軍勢ではなく、すべては左近の体から血管と筋肉で数珠つなぎに結合された『群体としての島左近』である。
 数多の英傑の死体で構成されたその異形は、佐和山の城に比肩されるに足る、個の暴力を極めた『動く城塞』。

 黒田長政の兵が彼の姿を思い出せなかったのは、関ヶ原の濃霧が、そのおぞましい姿を覆い隠し、延長器官として象られた武人の姿を島左近と誤認した為であったのだ──と本稿では設定する。

【Weapon】

『大身槍』

 身の丈ほどもある無骨な槍。特定の銘はないが、彼が喰らった名工の記憶を用いて鍛え上げられた業物。霧の中では伸縮自在の凶器となる。

【解説】

 安土桃山時代の武将。大和国の出身とする説が有力だが、対馬や近江出身説もあり定かではない。
 筒井家の家臣として勇名を馳せた後、蒲生氏郷、豊臣秀長・秀保に仕えた末に、石田三成に破格の待遇で召し抱えられた。
 関ヶ原の戦いでは西軍として奮戦したが、銃撃を受けて負傷(あるいは討死)したとされる。

 若年期より筒井氏の家臣として名を馳せ、地域の戦闘や城攻めに従事したと伝えられる。
 しかし、筒井定次の代になると重臣の中坊秀祐との水利争いにおける調停を不服として筒井家を辞した。
 その後は蒲生氏郷、豊臣秀長・秀保に仕えたとされるが、事実かどうかは未だ検証を要するところ。
 しかしながら、小田原征伐の頃にはすでに最後の主となる石田三成に仕えていたと目されている。

 石田三成には破格の高禄で招かれ、その側近として遇されていた。
 自らの禄の半分を与えたという『君臣禄を分かつ』の逸話の信憑性には疑問が残るが、その待遇が破格であったことに疑いはない。

 三成の幕下にあって左近は「治部少(三成)に過ぎたるものが二つあり 島の左近と佐和山の城」と謳われるほどの逸材として名を馳せたとされる。
 概して勇猛、機略に富む将としての評判が定着しており、近世以降の軍記や逸話集でたびたび取り上げられ「鬼神をも欺く」「鬼の左近」「日本第一の勇猛」などと高く評価された。
 関ヶ原の戦いの折には交友のあった柳生宗矩が東軍方に寝返らせる為の密使としてやってきたが、左近は三成の愚かを承知で彼への忠誠を選んだという逸話も残る。
 しかしながら、これらの説話についても後世成立したものが多く、事実かどうかは判然としない。
 
 石田三成が毛利輝元らと共に西軍を結成し、上杉征伐に出向いていた徳川家康に対して挙兵すると、左近は三成の側近として活躍。
 しかし、西軍の旗色は悪かった。
 福島正則の東軍入りによって尾張を核として北陸まで続く防衛ラインで家康を食い止めるという当初の計画は早々に瓦解。
 さらに美濃・尾張の国境線──すなわち木曽川を決戦地とする弥縫策も、東軍の快進撃と岐阜城の陥落、そして家康本隊の到着によって崩壊する。

 相次ぐ構想の破綻に動揺する西軍を奮い立たせるために、島左近は軍を率いて東軍に一当てし、勝利を収めたとされる。
 いわゆる杭瀬川の戦いである。
 しかし、これは所詮前哨戦の小競り合いに過ぎず、関ヶ原の本戦への影響は限定的であった。
(杭瀬川の戦いの後、島津義弘や小西行長と共に三成へ夜襲を提案するも退けられたという逸話もある)

 関ヶ原の戦いにおいては西軍石田隊の一翼を担い、黒田長政ら東軍部隊と対峙した。
 この戦いで左近は陣頭に立ち、黒田勢を相手に奮戦。
 島左近の戦いぶりは黒田勢をして「誠に身の毛も立ち汗が出る」ほど恐怖させ、後に彼らが昔語りをした時には誰もが島左近の軍装を正確には思い出せないほどであった──などとされているが、その活躍のほとんどが後世の文献に依るところが大きく、有力な史料に基づくものではない。

 その最期については諸説ある。
 従来の通説では銃撃を受けて戦死した、あるいは重傷を負って最期を遂げたとされるが、生存説・行方不明説が後世に生じている。

【独自設定】

 鬼神をも欺くと謳われた島左近。その正体は、戦国の世に溢れかえった屍肉と怨念を食らい、人の型を模倣した異形──先祖返りを起こした鬼の成れ果てである。
 無名の鬼であった彼は、飢えを満たすために戦場を彷徨い、数多の兵を食らった。肉と共に、彼らの抱いた野心、恐怖、裏切り、そして磨き抜かれた武芸……それら有象無象の人間の業を咀嚼し、我が物として継ぎ接ぐことで、彼は最強の生物へと進化していった。
 数多の人生を腹に収め、“島左近”という仮面(ペルソナ)を被る頃には、彼は世の清濁を併せ呑む達観した武士となっていた。
 だが、どれほど喰らおうとも、彼の内なる渇きは癒えなかった。腹に溜まるのは、どこまでいっても代わり映えのしない、腐り落ちた欲望の味ばかりであったからだ。
 そんな彼が最後に辿り着いたのが、石田三成という異物だった。
 損得を度外視し、己の命すら勘定に入れず、ただ『義』という実体のない理想に噛り付くその姿。それは、左近がこれまで食らってきたどの人間とも違う輝きを放っていた。
 はじめ彼は三成を絶望させ、喰らうことを考えていたが、三成の一徹ぶりに考えを改めた。代わりに、このあまりにも脆く、美しい理想が、薄汚れた現実(他者)に食い荒らされることを拒絶した。
「やれやれ。俺の中に何千もの亡者がいるが、どいつもこいつも『あんな生き方はできねぇ』と呆れてやがる」
 彼は三成に仕えることを決めた。それは戦国乱世の汚泥から三成という一点の「輝き」を守り抜くための、最初で最後の本物の忠義であった。

【人物・性格】

 表面的には酸いも甘いも噛み分けた古強者。豪放磊落で細かいことにこだわらない頼れる将器を漂わせる。
 その本性は、数多の死者の記憶と武技を継承した『個体化した軍団』である。状況に応じて、かつて食らった侍の武芸や、忍びの隠形、軍師の策略を自在に引き出し、最適解を導き出す。
 鬼種ではあるが、現在は無意味な捕食を好まない。彼にとって現代の人間やサーヴァントは『味が薄い』か『かつて食べた味』に過ぎず、興味をそそられないためである。
 本来、先祖返りを起こした鬼は、大我が小我に飲まれてしまい人としての理性を失うが、左近は食らった数多の人間の『理性』や『社会性』さえも模倣・統合することで、逆説的に極めて人間臭い人格を形成している。
 しかし、その根底にあるのは人間的な倫理観ではない。「何が最も効率的か」「何が俺の望みのためになるか」という、冷徹なまでの合理的判断である。
 彼が非道な策も「兵は詭道なり」と笑って採用できるのは、彼が柔軟だからでもなければ清濁併せ呑む覚悟があるからでもなく、彼の中に倫理というブレーキが存在しない捕食者だからに他ならない。

 石田三成に対しては、主従の枠を超えた特異なスタンスを取る。
 それは人としての忠誠心というよりは、稀少な宝石を守護する竜の如き執着である。

 彼は三成の瞳の奥に、かつて自分が捨て去り、また喰らってきた者たちも乱世の中で忘れ去った『人間の尊厳』を見た。
 あまりに青臭く、戦国の世では瞬きする間に踏み潰されるであろうその理想は、怪物にとって哀れなほど美しく映った。
 故に彼は喰らう事をやめた。
 三成のあまりの不器用さ、潔癖さを「あんな青臭い奴、喰えたもんじゃねえさ」と嘲笑しつつも、その青さが現実に汚されることを誰よりも嫌悪し、その理想を守るようになったのである。
 最も人間から遠い血塗れの怪物にとって、数多の人が夢見て、しかし乱世の中で忘れ去った理想の体現は、それほどに眩く見えたのだ。

【因縁キャラ】

柳生但馬守宗矩:

「柳生一族とはこいつの親父の頃からの腐れ縁でね。筒井家にいた頃は味方になったり敵になったりで忙しなかったが、いつの間にやら仲良くなっちまった。
 しかも、俺が死んだ後には娘がこいつの甥っ子に嫁いだってンだから、つくづく浮世の定めは測りがたいもんさ。
 そう言えば、関ヶ原の折にはお前さんに東軍に寝返るよう口説かれた事もあったか。ふ、次の機会がありゃ利害抜きで酒を飲み交わすのも悪かない」

石田三成(ぐだぐだ):

「……顔も、声も、俺が知る『殿』とは違う。だが、その眼鏡の奥にある、損ばかりしそうな生真面目な眼光だけは同じか。
 交わらない別の世界でも“石田三成”は不器用な生き方をしてるようだな。……フン。ま、いいさ。俺は俺の知る三成との義理で、ここでもアンタの背中を守ってやる。感謝なんぞいらンよ。これは俺の趣味だ」

織田信長(ぐだぐだ):

「第六天魔王、織田信長……だと? その小娘がか? ……ハッ! なるほど、別時空とは恐ろしいもんだな。まさか信長公が女であった世界まであるとは。
 ま、いいさ。強い天運を持っているという事。重要なのはそこだからな」

松永久秀(ぐだぐだ):

「松永弾正。筒井家にいた頃に幾度も矛を交えた相手だ。その辣腕、腹黒さ、関ヶ原の味方に欲しかった果断……敵ながら評価していた武将さ。それが別時空じゃ俺と同じ、姿形を変えられる化生の類だったとはねぇ……。
 ……違う? 『女の信長公への当てつけに聖杯の力で女体化した』? …………は??????」

明智光秀(ぐだぐだ):

「……関ヶ原の折、俺は嘆いたもンだ。『松永弾正や明智光秀のような、機を見て敏に動ける果断な人物が西軍にいれば』とな。
 殿にアンタのような果断さがあれば、ああも無様に負けなかったものを……ま、今更言っても詮無いことか」

武田信玄(ぐだぐだ):

「甲斐の虎か。……別時空の存在とはいえ、なンとも懐かしいな。いや、俺が会ったわけじゃない。俺の中でアンタの軍法を懐かしがってる奴がいるってだけさ」

【コメント】

 宗矩が戦場で鬼と出会いたくないと思う程度には身近な存在と言っていたのを思い出して、宗矩と一番縁深くて鬼の異名を取った武将をチョイス。
 筒井と松永の戦いでやり合ってそうだしね、この二人。

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

どなたでも編集できます

広告募集中