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ここはでもにっしょんch ぼくの考えたサーヴァントスレに投稿されたサーヴァントを纏めるwikiです。

「ああ、是非とも称賛しよう。私という個を見つけ、真の理まで到達した貴様に。ただその前に問いかけたい────」


基本情報

【元ネタ】『ギュルヴィのたぶらかし』
【真名】ギュルヴィ/Gylfi
【性別】男性
【身長・体重】222cm・166kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力E 耐久D 敏捷D 魔力A++ 幸運A++ 宝具EX

【保有スキル】

陣地作成:A++

魔術師として自ら有利な陣地である「工房」を作り上げる能力。ギュルヴィは自らの宝具を用いて神々の神殿を再現する事を可能にしているので、高いランクを有している。主に大神オーディンの宮殿であるヴァーラスキャールヴを作成し、その中央部に位置するフリズスキャールヴにてギュルヴィは全てを見通している。

道具作成:A+

魔力を帯びた器具を作成する。魔術師であるギュルヴィは魔力道具の作成を可能としているが、宝具の存在によってより強力な道具を作り出す事できる。よって、北欧神話に登場する様々な道具や、その他諸々のものすら使用できる。

原初のルーン(夢幻):B

北欧の魔術刻印・ルーンを所持している。本来ギュルヴィは大神オーディンをして魔術戦を行える程の腕前を持っているが、生前と宝具による神代の記録を読み取る事で原初のルーンを再現している。

幻像との戯れ:B

幻術といった精神干渉を認識しながら、正常に行動する事を可能にするスキル。精神干渉無効化に酷似した能力ではあるが、最大の違いは術者に無効化を悟らせない点であり、一見精神干渉を受けたように見せかけて意表を突く事などができる。これは大神オーディンに幻術をかけられながらも、当初の目的であったアース神族の力、そして神話の歴史を引き出した事で獲得したスキルである。

黄昏の語り手:EX

語り手の亜種スキル。北欧神話の創世から終末までの伝承を世に残した逸話と、それを以って神々と和睦を交わし、民を導いた事で昇華したカリスマとの複合スキル。カリスマのランク自体はBだが、語り手のランクはEXで、聞き手の士気などを向上させるといった精神作用を及ぼすに加え、場合によっては扇動スキルと類似した効果を得られる。また、このスキルは契約者以外の対象にも念話を送る事が可能で、ギュルヴィは口を動かさず常に念話で会話を行っている。

【宝具】

幻憶の黄昏万華鏡ガングレリ・ギュルファギニング

・ランク:EX
・種別:対界宝具
・レンジ:1〜99
・最大補足:1000人
由来はスノッリのエッダである『ギュルヴィのたぶらかし』から来ており、ギュルヴィがアースガルズに赴いて北欧神話の創世から終末までの話を見聞した逸話が昇華したものである。
この宝具はギュルヴィの記憶の再現であり、後世で語られる北欧神話の大元となった伝説の再現。神話で起こったありとあらゆる物事を形成する事ができる固有結界。結界自体を展開せずとも北欧神話内に登場するあらゆる道具・事象・概念を記憶から具現化する形で投影する事ができる。神造兵装、不死性すらも物にできるが完全な再現ではなく、記憶による具現化現象なので結界内から投影されるもののランクは一つ落ちてしまう。
しかしながら、この宝具の真価は展開後にあり、神話内での時分を任意で選択して心象世界を形成する事が可能。よって固有結界に招かれた対象は神話の追体験を強要され、無際限に投影される神性、幻想種、神造兵装、現象らを相手にしなければならなくなる。
加えて、神話内で登場する様々な世界を統合し、また別種の迷宮世界さえ作り出すことができる。早い話、北欧神話の事柄であればランクが一つ下がるだけで何でもできてしまう。
最大出力は創世にて原初の巨人ユミルを生み出したムスペルヘイムとニヴルヘイムの衝突。このエネルギー量は超新星を彷彿とされる程のものであり、原初の地獄を再現する対界宝具。
そしてもう一つの最大出力は、ラグナロクにて放たれた炎の巨人王スルトによる終末の火。万物の元素すらも灰塵に帰す火力を秘めている。

【解説】

北欧神話に登場するスウェーデンの伝説的な王。
実在性に確証がない神話側の王であり、スノッリのエッダの第一部である『ギュルヴィのたぶらかし」の題名として使われている。
伝説によれば、女神ゲフィオンの国引きにより、国土を削られたギュルヴィはアース神族の力を量りたいと考え、ガングレリという偽名を使ってアースガルズに足を踏み入れた。しかし直前に察知した神々により幻術をかけられてしまう。
ギュルヴィはヴァルハラの館にて三人の男に招かれる。ハール、ヤヴンハール、スリジと呼ばれた彼らから食事を与えられ、他に必要なものはないかと尋ねられたギュルヴィは、神々について問答する。
創世から始まり、ラグナロクまでの末路を聞き、そして終末後の世界再生の話まで聞き終えると、この先の未来までは誰も知らないと告げられ、ギュルヴィは幻術から解放された。すると館にいた筈のギュルヴィは草原の上に立っていて、周囲には何もなかった。館に招き入れた三人の正体とは、実はオーディンだったのである。
その後、ギュルヴィは自らが見聞きした神話を民衆に語ったとされる。
また一説によれば、ギュルヴィは大神オーディンと魔術で争い、敗北したものの和睦を結んでいるとされている。

【人物】

フルフェイスの仮面を被り、全身を覆い隠すローブを纏った長身の人物。
素性が分からず、ローブの中に隠れている体も異形のように細長く、ぴったりと張り付くような鎧で覆われている姿をしており、徹底して肌を晒さない謎多きサーヴァント。
会話をする際にも声を発するのではなく念話で直接脳内に言葉を届ける形を取っており、男女が混ざり合ったような声質をしている。
性格は好奇心旺盛……というよりも聞きたがり屋で、あらゆる場面においてあらゆる問いかけをする。「願い」「強さ」そして「自らの最期に何を思ったのか」等の問いかけをするのだが、素の気質が王であるため上から目線の発言に聞こえてしまう。もっとも、当人は王故の傲慢さには自覚があるようで、それを変える事はない。
北欧の神々に対しては和睦を結んだ関係で、対等な立場と考えているが、実のところ「破滅を回避できない連中」と若干嘲笑っている部分がある。
聖杯への願いは特になく、ただ単に呼ばれたから応じただけ、その後の行動や方針は「何かに興味が湧いた」かで決まる気紛れである。
マスターとは関係性は、利害が一致すれば対等な立場として接してくれるが、自身の意にそぐわない相手の場合だと幻術で傀儡にしてしまうので注意が必要。話は通じるが、それに応えてくれる訳ではない。どこまでも王であり、魔術師である唯我独尊にして冷酷無慚な人物なのである。
余談だが、俗世の文明には割と興味深々だったりする。

【能力】

宝具の特性を活かし、あらゆる場面での対応を可能にする万能型。
神話内で使用された、または登場した武器、概念、現象を固有結界から抜き取り、攻撃に転用するというシンプルな方法だが、無際限に放出される神々の力は強力無比で、火力という点は最強クラスと言っても過言ではない。
また相手の弱点を突く搦手にも長けており、不死身には不死殺しを、巨大な敵には同様の質量・概念による破壊をと、いかなる状況下においても優位に立てる。
そして原初のルーンも行使でき、その汎用性の高さから主に補助として使っている他、詠唱を用いらない隠匿性からトラップにも使っている。
圧倒的な宝具、そして魔術の技量を持つが、唯一フィジカル面では遅れをとる。だが、そもそもギュルヴィ自身が接近戦に持ち込む事はない。
戦闘に関しては、長距離にいる対象に悪戯を含ませた軽い攻撃を仕掛ける程度で、本気の戦いは“出向いて来てもらった相手”にのみ限定される。
また、生前の影響でその時代の全てを見通す眼────千里眼を後天的に獲得しており、過去と未来を見る事はできないが、現在起きている顛末を目にする事ができるので、戦場に赴かなくとも第三者の視点で物事を確認できてしまう。

幻録の天姿

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