最終更新:ID:6QopHpHODw 2019年04月24日(水) 10:46:38履歴
【出展】
架空特異点『暗黒呪層墳墓 ハイクレア』
「病んだ陽光」
人理定礎値:A- 年代:AD.1923
【CLASS】フォーリナー
【真名】ツタンカーテン
【性別】男性【身長・体重】165cm・50kg
【容姿】白髪に褐色の肌、琥珀色の瞳を持つ少年。何かの影響か眼球が赤黒く染まり、左足は触手を蠢かす泥とも肉塊ともつかぬ異形へと成り果てている。
【属性】秩序・狂・星
【ステータス】筋力:D 耐久:D 敏捷:E- 魔力:B 幸運:E 宝具:EX
架空特異点『暗黒呪層墳墓 ハイクレア』
「病んだ陽光」
人理定礎値:A- 年代:AD.1923
【CLASS】フォーリナー
【真名】ツタンカーテン
【性別】男性【身長・体重】165cm・50kg
【容姿】白髪に褐色の肌、琥珀色の瞳を持つ少年。何かの影響か眼球が赤黒く染まり、左足は触手を蠢かす泥とも肉塊ともつかぬ異形へと成り果てている。
【属性】秩序・狂・星
【ステータス】筋力:D 耐久:D 敏捷:E- 魔力:B 幸運:E 宝具:EX
ランク:A(D) 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
『視認』をトリガーとするカウンター宝具。自分を見た者の体力上限を割合で削減し、不治の呪いを授ける。
元来はDランク宝具であったが外なる神の恩寵により大幅にランクが向上している。
『視認』をトリガーとするカウンター宝具。自分を見た者の体力上限を割合で削減し、不治の呪いを授ける。
元来はDランク宝具であったが外なる神の恩寵により大幅にランクが向上している。
ランク:A++ 種別:結界宝具 レンジ:40 最大捕捉:1人
黄金の膜、あるいは金糸による防御宝具。大質量による対物防護、黄金の霊体という霊的防護、双方において単体で墳墓一基に匹敵するという破格の耐久力を有する。
また、構造を組み換え黄金の大蛇として使役することが可能。
一撃で破壊するには対城級の破壊力を必要とする。
黄金の膜、あるいは金糸による防御宝具。大質量による対物防護、黄金の霊体という霊的防護、双方において単体で墳墓一基に匹敵するという破格の耐久力を有する。
また、構造を組み換え黄金の大蛇として使役することが可能。
一撃で破壊するには対城級の破壊力を必要とする。
ランク:EX 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
有史以来、もっとも世界を塗り潰した発明、そのひとつ。
自身の裡に全知全能の唯一神を召喚する転生宝具。ステータスに望む値の修正を加え、A++ランクの魔力放出(光)スキルを得る。
有史以来、もっとも世界を塗り潰した発明、そのひとつ。
自身の裡に全知全能の唯一神を召喚する転生宝具。ステータスに望む値の修正を加え、A++ランクの魔力放出(光)スキルを得る。
生れ落ちた時から痛みを感じていた。気付いたときには呪いを受けていた。
「お前は神の子である」父はそう言った。
「お前の神敵の子である」父の死後、大人達は口々にそう言った。
「貴方はお父様とは違う」最愛の妻はそう言った。
「貴方はお父様とは違う」姉上はそう言ってくれたのだ。
そして少年は死んだ。様々なハンデを抱えながら、彼なりに勤めを果たそうと努め、彼なりに勤めを果たしたのちに死んだ。
それは不慮の事故だったけれど、何もかもうまく行かない人生だったけれど、彼にとって多少は納得がいく死に様だった。
「ーーー本当に?」
今際の際、瞼の裏で混沌はそう嗤った。
「君の姉は臣下に奪われた」
「君の名は永久に歴史から削られるだろう」
混沌はそう囁く。そんなことはどうでもよかった。
「君のお父上はよくやってくれた、人類はひとつ上のステージに進むだろう」
「その報酬を、子である君に与えたい」
「もし君が望むのなら望むものを与えよう」
混沌は『それ』を差し出した。手であったか、ヒゲであったか、舌であったかはわからない。
混沌は何かを差し出し、少年はその何かを云われるままに受け取った。
『それ』は父が産んだ名のある力だった。非力な少年を苦しめてきたこの世界を踏み躙るのに充分な巨大な暗黒の光だった。
「ようこそ、新たな化身よ」
混沌はそう嗤った。
混沌は顔を黒く塗りつぶされた女王だった、あるいは異国の武将だった、また遥か未来の学者でもあったし、顔のないライオンでもあった。
その中に新たに顔のない自分が加わった事を確信し、目が覚めた。眠りについて3200余年が過ぎていた。
声が聞こえる、歓声だった。言葉の意味はわからないが、喜んでいたことはよく分かった。
少年は、まず手始めに、歓声を上げる彼ら侵入者を罰することに決めた。
【解説】
古代エジプトのファラオ。宗教改革を強行し、原初の一神教を広めたファラオ、アクエンアテンの子。
左足に酷い障害を抱えながら父の尻拭いに奔走した苦労人であるとされる。
僅か9歳で即位し、事故による衰弱とマラリアにより19歳の若さで世を去った。
父であるアクエンアテンは最古の一神教を創設したという説がありこれが本当であれば『唯一神の映し身』であるツタンカーテンはキリストのアルケタイプということとなる。
架空特異点においては最期に溢した弱音に付け込まれる形で這い寄る混沌に屈し、『顔のないファラオ』へと取り込まれてしまった。
「お前は神の子である」父はそう言った。
「お前の神敵の子である」父の死後、大人達は口々にそう言った。
「貴方はお父様とは違う」最愛の妻はそう言った。
「貴方はお父様とは違う」姉上はそう言ってくれたのだ。
そして少年は死んだ。様々なハンデを抱えながら、彼なりに勤めを果たそうと努め、彼なりに勤めを果たしたのちに死んだ。
それは不慮の事故だったけれど、何もかもうまく行かない人生だったけれど、彼にとって多少は納得がいく死に様だった。
「ーーー本当に?」
今際の際、瞼の裏で混沌はそう嗤った。
「君の姉は臣下に奪われた」
「君の名は永久に歴史から削られるだろう」
混沌はそう囁く。そんなことはどうでもよかった。
「君のお父上はよくやってくれた、人類はひとつ上のステージに進むだろう」
「その報酬を、子である君に与えたい」
「もし君が望むのなら望むものを与えよう」
混沌は『それ』を差し出した。手であったか、ヒゲであったか、舌であったかはわからない。
混沌は何かを差し出し、少年はその何かを云われるままに受け取った。
『それ』は父が産んだ名のある力だった。非力な少年を苦しめてきたこの世界を踏み躙るのに充分な巨大な暗黒の光だった。
「ようこそ、新たな化身よ」
混沌はそう嗤った。
混沌は顔を黒く塗りつぶされた女王だった、あるいは異国の武将だった、また遥か未来の学者でもあったし、顔のないライオンでもあった。
その中に新たに顔のない自分が加わった事を確信し、目が覚めた。眠りについて3200余年が過ぎていた。
声が聞こえる、歓声だった。言葉の意味はわからないが、喜んでいたことはよく分かった。
少年は、まず手始めに、歓声を上げる彼ら侵入者を罰することに決めた。
【解説】
古代エジプトのファラオ。宗教改革を強行し、原初の一神教を広めたファラオ、アクエンアテンの子。
左足に酷い障害を抱えながら父の尻拭いに奔走した苦労人であるとされる。
僅か9歳で即位し、事故による衰弱とマラリアにより19歳の若さで世を去った。
父であるアクエンアテンは最古の一神教を創設したという説がありこれが本当であれば『唯一神の映し身』であるツタンカーテンはキリストのアルケタイプということとなる。
架空特異点においては最期に溢した弱音に付け込まれる形で這い寄る混沌に屈し、『顔のないファラオ』へと取り込まれてしまった。
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