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ここはでもにっしょんch ぼくの考えたサーヴァントスレに投稿されたサーヴァントを纏めるwikiです。

基本情報

【出典】ギリシャ神話
【CLASS】アサシン
【真名】マローン(Maron)
【性別】男
【身長・体重】139cm・36kg
【年代】神話時代
【地域】ギリシャ
【属性】中立・善
【ステータス】筋力:C+ 耐久:E 敏捷:A+ 魔力:C 幸運:B 宝具:A

【クラス別スキル】

気配遮断:A

 アサシンのクラススキル。
 自身の気配を消す能力。完全に気配を断てばほぼ発見は不可能となるが、攻撃態勢に移るとランクが大きく下がる。

【固有スキル】

神性:B+

 かつて人類を支配していた神代の物理法則の名残。
 神としての性質、あるいはその体に神霊適性を持つかどうか神性属性があるかないかの判定であり、ランクが高いほどより物質的な神霊に近いとされる。
 ディオニュソス神を父、アリアドネーを母とし神々の血を色濃く引いている。

果実の酒気:EX

 声色や吐息に蕩けるような果実(葡萄)の酒気が香り、視線だけでも対象を泥酔させるスキル。
 ただ立っているだけで対象のステータスを自在に操作してしまう。
 魔力的防御手段のない存在(一般の人間や動物、機械)であれば、たちまち思考を蕩けさせ意のままにできるだろう。
 ディオニュソス的とさえ称される原始的な衝動を呼び覚まされた者は、何の訓練もしていない一般的な女性ですら人一人の体重に耐える大樹を引き抜き、蒔かれた者(スパルトイ)の子ペンテウスを引き裂くほどの膂力を与える。そして、ディオニュソスの眷属の如き、異形へと変貌していく。
 自身に対しても使用可能で、時に「無力の殻」スキルにも似た効果を与える。INT値による判定に成功すると、酒気の香りと、何らかの魔力によるものによって操作されている一般人レベルまでの認識を得られる。

神授の智慧(豊穣):A+

 ギリシャ神話の神から与えられた賢者としての智慧。
 英雄独自のものを除く、限定された分野におけるスキルをB〜Aランクの習熟度を発揮できる。マスターの同意があれば他サーヴァントにスキルを授けることも可能。
 マローンは父神ディオニュソス、養父でもある半神シレノスから酒作りの方法と、葡萄樹の栽培方法を学んだという。
 マローン製の赤葡萄酒を飲む際には、盃一杯に対して水を二十メトロンで割る必要がある(元来の葡萄酒は酒が二、水が三の比率が通例)濃度であった。

オシリスの指先:B

死と再生を象徴する冥界の権能、その先触れ。
擬似的な不死能力をもたらす。
シケリアのディオドロスが著した『歴史叢書』には、マローンはオシリスの弟子としてインド遠征に同行したという記述が残っている。
ギリシャ人をはじめとするヨーロッパ人は、ディオニュソスとオシリスという酒や植物を司り、死とともに再生する二柱を同一の神格だと見なしてきたということに他ならない。
その傾向はギリシャ系のプトレマイオス朝がエジプトを統治したことで一層と強くなっていった。

【宝具】

誰も知ら無きが故ウーティス

ランク:EX 種別:結界宝具 レンジ:1〜30 最大捕捉:100
 オデュッセウスがマローンの葡萄酒を用いて、巨人ポリュペーモスを欺いて両眼を潰した逸話。
 あるいはオイノピオーンが狩人オリオンの両眼を抉った後、ディオニュソスの神妃アリアドネーに関連した「万古不易の迷宮(ケイオス・ラビュリントス)」を元に、鍛冶神ヘファイストスが造り上げた地下室で復讐から逃れた逸話。
 有限の中に無限を作り上げ、自身と他者の間に存在する不可侵領域。
 結界内部の任意の対象を強制的に転移させる地形効果を有する。
 感知能力は実質的に全損。転送位置はランダムではあるが、確実に使用者に到達することはないだろう。
 使用者と接触した場合、この宝具の効果は終了することになる。

悲劇の誕生ディテュランボス

ランク:A+ 種別:対界宝具 レンジ:2〜10 最大捕捉:1
 酒神讃歌。
 能力という理性(カタチ)を捨て、ディオニュソスという概念(カミ)に繋がるという狂化にも等しい酩酊によって発揮できる第二宝具。
 ディオニュソス、いわゆる酒神バッカスに相当する神性であり、狂気に陥ったゼウス本人の属性を持つ。
 すなわち万能にして狂気の神であり、理性を打ち捨てた無限の混沌という魔術の源に相応しき力。
 雷鳴によって滅ぼされた女セメレーの胎児として、宇宙を焼き尽くすとされるケラウノスの大雷霆を身体に浴びたことによるディオニュソスの消滅と新生は、逆説的に自らの神格が宇宙と同義であると証明することとなった。
 「そうである力」によって、自分自身のカタチが同種の無と化してしまったことによる、無辺際の領域との概念的同化。
 すなわちディオニュソスの身体は宇宙という概念と繋がったのである。
 自らの体を燃やすことで手足をエーテル塊とし、ディオニュソスと同じく「ゼウスの宇宙」そのものとなることができる。
 その雷霆そのものでもある手足が伸びた後は宇宙として残り続け、空間を塗り潰していく。

【Weapon】

雷霆の残り火ピュリスポロス

 魂すら焼き尽くすとさえ謳われる、全能神ゼウスの大雷霆。その残り火。
 ディオニュソスの異名の一つである“天の火、雷から生まれしもの(ピュリスポロスPyrisporos、あるいはピュリゲネスPyrigenes)”を冠辞している。
 エウリピデス著『バッコスの信女』においてディオニュソス神が振るう神罰の一つとして位置付けられている。そして、その正体とは――――

【解説】

 トラキアのキコーン族の港イスマロスという土地に暮らすエウアンテースの子、太陽神アポロンの神官。
 オデュッセウスが帰路の途中で略奪した際に、彼とその家族を保護したことへの礼に、秘蔵の葡萄酒を十二甕ほど与え、これによってオデュッセウスはポリュペーモスを酔わして逃れることができた。
 ディオニュソス神(エジプトではオシリスと呼ばれる)の弟子としてインドやヨーロッパ遠征に同行し、老齢に達した時、トラキア地方に栽培した植物の世話役として後に残し、市を建設させるとその名を取ってマロネイアとしたという。
 ディオニュソス神とアリアドネーとの間に生まれた御子。異説においてはディオニュソス神とアリアドネーの息子であるオイノピオーンを親とするエウアンテース、あるいはオイノピオーン自身を父とする。シレノスを父とする、とも。

【人物像】

「んぎゃー! 何これ美味しい!」
「さて、僕は商人だからね。動かそうと思うのなら、相応しい価値あるモノを差し出して貰うよ」
「僕の宝具の前には、世界一の狩人オリオンすら獲物を仕留めることができない」
「ディオニュソスが人間に与える贈り物は、喜びと悲しみ。たくさん飲んでしまえば、お酒は人の中で力強くなり、その手足を縛りつけ、舌もその機知も縛りつけて口を動けなくする。そして暖かい眠りへと誘う、力となる」
「酒とは時に武力よりも優れた策略を援ける」

時に自然(神々)さえも操る神域の醸造家として、英霊の座に迎えられた人物。
ディオニュソス神の子供達は皆が権能に由来する優れた醸造の才能を持って生まれたが、兄弟の中でも弟子――ディオニュソスに直接、師事される立場――になれたのはマローンただ一人。
彼の作り出す葡萄酒は黒々として、数多の酒を知るシノレスをして美しいと感嘆せしめ、野卑な半神である一つ目の巨人キュクロープスにアンブロシアかネクタルかと称讃させるほどの出来栄えであった。オデュッセウスはバッコスの神酒とさえ呼んだ。
だが、それは本質ではない。
マローンは生涯を通して、ディオニュソスの神性、秩序(コスモス)を覆し混沌(ケイオス)を体現する葡萄酒を追い求めた。
天の火から生まれしもの(ピュリスポロス)が繋がった、宇宙という概念(カミ)。
それが齎すのは酩酊、酔いという行為の果てにある密儀(オルギアー)、ディオニュソス神との結合である。
インドまで続く遠征によって技量を磨いた彼は、葡萄樹の栽培とワイン作りに適した土地、それは魔術師にとっての歪んだ霊脈をもつ土地と何ら変わらない、を与えられた。
トラキア地方のイスマロス(マロネイアとも同一視される)である。
そこで彼は完成させた。自らのディオニュソスの神性を最大限に発揮する、美酒。
その銘柄をオデュッセウスの逸話から取って『誰でも無く(ウーティス)』としたという。
無名、故に無限を現すのである。

【コメント】

 SW2.0界隈において古来よりあるサカロス神拳の使い手
 ディオニュソスってカーマと同じ宇宙滅亡光線喰らってるよね??という発想から一つ作りたくなった

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