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ここはでもにっしょんch ぼくの考えたサーヴァントスレに投稿されたサーヴァントを纏めるwikiです。

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&align(center){''&size(15){&color(##b7e6e8,#ebe694){「法は廃り、宝は失せ、月は欠ける。とかくこの世は無常だ」}}''}

*基本情報
【出典】史実、中世説話
【CLASS】キャスター
【真名】藤原頼通
【異名・別名・表記揺れ】宇治殿、宇治大相国
【性別】男性
【身長・体重】172cm・59kg
【肌色】白【髪色】黒【瞳色】深い青
【スリーサイズ】//
【外見・容姿】線の細い白皙の美青年。束帯の下は竜鱗に覆われている。
【地域】日本
【年代】平安時代(992年 - 1074年3月2日)
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】人
【その他属性】人型・竜種
【ステータス】筋力:D 耐久:C 敏捷:D 魔力:B 幸運:A- 宝具:EX

*【クラス別スキル】
**陣地作成:EX
宝具『平等院極楽浄土』を展開することで“神殿”に匹敵する陣地を形成可能。
魔術師ではない為、自力では陣地を作成できないが、既にある陣地の維持や改装は得意。

**道具作成(偽):B
本来魔術師ではないサーヴァントは“道具作成”を持ち得ないが、宝具の存在により同等の能力を得ている。
作り出される(宝具から取り出される)道具は全て「平等院の宝物庫に在るモノ」である。
このスキルによって、キャスターは様々な魔術の道具や霊薬などを使用する。

*【保有スキル】
**コレクター:EX
より品質の良いアイテムを取得する才能。価値あるものを蒐集し、また管理する能力。
レアアイテムすら頻繁に手に入れる幸運だが、本人にしか適用されない為、マスターに恩恵はない。
キャスターの場合、宝具『宇治の宝蔵』に現世から失われた神秘が「自動的に収められていく」が故の規格外。

**変化:C
竜種への変身能力。竜体と人体を自在に移行できる。
竜体は竜鱗、爪牙、魔力炉心を備えており、水中活動に適応している。
ブレス放射を可能とするが、木造建築は火気厳禁ということで専ら高圧水流を噴射する。

**神性:D
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
死後、竜と化し、龍神と呼ばれたことで微弱な適性を得ている。

*【宝具】
**『&ruby(アミターバ・スカーヴァティー){平等院極楽浄土}』
''ランク:A 種別:対衆宝具 レンジ:30 最大捕捉:500人''
阿弥陀曼荼羅の世界観に則り、現世に再現された極楽浄土の縮図。
キャスターの固有結界でありながら、救いを求めた衆生の祈りで形成される総意の心象風景。
内部は概念的に涯ての無い空間で、留まる限り生老病死が除かれ、いかなる身体的・精神的ダメージも発生しない。
死者が入った場合は極楽往生を遂げたこととなり、生きたまま英霊となった等の例外を除きサーヴァントは座に強制送還される。
ヒトの願いの集合体である為に超越的な空間だが、木造建築の形を取る為に耐久性は低く、外部からの物理的破壊、特に火災には滅法弱い。

**『&ruby(ゆめのありか){宇治の宝蔵}』
''ランク:EX 種別:対宝宝具 レンジ:― 最大捕捉:―''
平等院の境内に存在したとされる宝蔵。藤原氏代々の重宝が収められた権威の象徴。
キャスターの権限により「開扉」することで空間を繋げ、収蔵品を自在に取り出すことができる。
失われた神秘の漂着地でもあり、何らかの理由で現世を離れた遺物、虚構、幻想の品々が独りでに収められる。 
聖杯戦争の場であれば、消費・紛失・破壊・放棄されたサーヴァントの所有物や宝具なども対象となる。

*【Weapon】
**『宇治の宝蔵』の主な収蔵品

''『類聚歌林』''
歌人・山上憶良が編纂した日本上代の歌集。記された歌を詠めば、“歌仙の詩歌”を代行できる。

''『源氏物語 雲隠帖』''
五十四帖のひとつ。巻名だけで本文は伝存しない。指定した者を光源氏に見立て、その死(消滅)の情景を読むことができる。

''『玄奘三蔵の袈裟』''
錦襴の袈裟。水火を防ぎ、魔性を寄せ付けない。羽織れば高い“対魔力”と炎避け、水避けの加護を得られる。何故か露出度が高い。

''『酒呑童子の首』''
日本三大妖怪の一体、大江山の酒呑童子の遺骸。開いた口から毒の瘴気と心身を蕩かす“果実の酒気”が溢れ続ける。

''『大嶽丸の首』''
日本三大妖怪の一体、鈴鹿山の大嶽丸の遺骸。鬼種の魔力を秘めており、瞳や口から火焔、暴風、雷光を放射する。

''『九尾の狐の首』''
日本三大妖怪の一体、那須野の九尾の狐の遺骸。額の白い玉は太陽の輝きで周囲を照らし、一帯の陰影を暴き不浄を払拭する。

''『葉二』''
雅楽家・源博雅が朱雀門の鬼から譲り受けた魔笛。笛の音は聴く者の精神に働き、演奏者の意に従わせることができる。

''『仏舎利』''
釈迦の遺骨。生きながら入滅した釈迦の聖遺物である為、死の概念が希薄。身に着けていれば即死効果を無効化する。

*【解説】
平安時代中後期の公卿。藤原道長の嫡男。父の権力基盤を受け継ぎ、摂関政治の最盛期を築いた。
その権勢は関白の地位を半世紀務め、父の政敵だった公卿・藤原実資をして「頼道の台は朝廷に異ならず」と言わしめた程。
しかし、一家三立后を達成した父と違い嫁がせた娘が男児を生めず、天皇の外戚として権力を握る摂関政治の前提が崩れてしまう。
晩年には藤原氏と血縁の無い後三条天皇が即位したことで摂関家の権威が衰え、院政と武士が実権を握る時代へ移り変わる。
頼道が父の別荘を改築して造営した平等院は、末法の現世に極楽浄土を出現させる試みとも見做される。
その大部分は戦火で失われ、現在は本堂の鳳凰堂のみが奇跡的に存続している。
中世説話によれば、平等院には「宇治の宝蔵」と呼ばれる御堂があり、数々の秘宝霊物が収められていたという。
死後、頼道は龍神に化身して宇治川に棲み、毎夜川から現れては宝蔵の警邏を行っていると伝わる。

*【人物】
上品な雰囲気の優男。貴種らしく穏和で沈着な一方、豪胆で果断な父とは対照的に指導力に乏しく優柔不断。
とはいえ、半世紀に渡る権力闘争で老獪なやり取りを身に付けてはいる。日々の運営は得意だが、有事の決断力を欠くタイプ。
父の偉大さを知るからこそ、その父が築き上げた摂関政治の衰亡を防げず、望月が欠けゆく様を見届けたことで無常を痛感している。
権謀術数渦巻く宮中政治に倦み、魔性と疫病と戦乱と呪詛が蔓延る現世に疲れ、望月が欠けることの無い永遠の安寧を求めるようになった。
宝物収集はその代償行為で、失われ行くものを手元に留め置くことで、手に入る筈も無い永遠の代わりの慰めとしていた。
一つの情念から竜化した点は清姫に似るが、表面的な執着対象が財宝である点は悪竜現象を思わせる。最適なクラスはゲートキーパー。

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