地蔵菩薩。親しみを込めて「お地蔵さん」とも呼ばれる。日本においては路傍に祀られる石像の姿で馴染み深いだろう。
仏教においては六道に現れ衆生を救う菩薩。中国においては道教の十王信仰と結び付き、閻魔大王と同一存在とされた。日本においては本来の仏教の教義を離れ民間信仰の意味合いも濃くしており、道祖神、民の苦難を引き受ける代受苦の神、子供の守護者…等々多様な側面を持つ。庶民の生活の中に信仰の根付いた神仏であり、寓話のキャラクターとしても多く登場する。
僧の姿をした、厳かで静かな大岩のような印象の男。
仏典に語られる「地蔵菩薩」ではなく身近なキャラクターとして根付いた「お地蔵さん」として、やや強引だが神霊でありながらサーヴァントとして召喚されることに成功している。それ故に道祖神としての側面の方が強く、また閻魔としての側面も伝承の軛から離れてより私的な剣士としての姿となっている。
紅閻魔のパパ(出張お仕事モード)。居合術の達人。
その本性は記紀神話において冥界の入り口を塞ぐ大岩、道返大神。元々はまさしくただの岩のように一歩も動けずただ座し続けるだけの存在に過ぎなかったが、道祖神としての地蔵、冥界の入り口を守る閻魔大王などの神格が流入してきたことにより徐々に自由を得て、日本における閻魔大王として存在を確立した。
居合とは元来は抜刀術に限らず座って行う技のことを指した言葉であり、彼が居合術に精通している起源は言わずもがな座ったまま内外から冥界の境界を越えようとするものを追い返すために磨かれた技にある。
「子供達の守り手」としての側面も持っており、そのあり方は奇しくもサーヴァント化した娘と類似したものがある。
《FGO性能》
石の如く堅く、石の如く閑かに、石の如く不動。
剣士はただ道に佇む――。
お地蔵さん
クラス:アルターエゴ
レア度:☆5
基本ステータス:HP13875/AT11692
コマンドカード:QAABB
《クラススキル》
◆対魔力:A
自身の弱体耐性をアップ
◆陣地作成:EX
自身のArtsカードの性能をアップ
◆冥界神の神核:A
自身に与ダメージプラス状態を付与&Quickカード性能をアップ
◆代受苦信仰:A
自身の被ダメージ時に獲得するNPアップ+自身を除く味方全体<控え含む>の弱体耐性をアップ
《固有スキル》
◆心眼(真/偽):A(CT8〜6)
自身に回避付与(1ターン)&防御力をアップ(3ターン)&クリティカル威力アップ(3ターン)
◆道の守り手:EX(CT7〜5)
味方全体の攻撃弱体解除&防御弱体解除+自身にターゲット集中状態を付与(1ターン)&防御力をアップ(3回)&ダメージカット状態を付与(3回)
◆最果ての加護(偽):A(CT7〜5)
自身のスター集中度をアップ(1ターン)&Artsカード性能をアップ(3ターン)+スター獲得
《宝具》
『浄玻璃の剣』
ランク:A 種別:Arts
自身に〔混沌〕特攻状態付与<OC>(1ターン)&〔悪〕特攻状態付与<OC>(1ターン)+敵単体に攻撃[Lv]&攻撃力ダウン<OC>(3ターン)
《性能》
タンク役からのカウンターArtsアタッカー。防御等倍で戦うアルターエゴでありながらやたら堅い。娘と同じ混沌悪特攻も据え置きなので火力も出しやすく、しかもアルターエゴなので対象が広い。