ランク:C 種別:対星宝具 レンジ:0 最大捕捉:なし
首を断たれたことで太陽と月を呑み込んでもすぐに出ていってしまう神話を逆手に取った宝具。口を開けて補食する動作を行うことで太陽と月に関連するサーヴァントからの攻撃を透化する。
……だが、彼は滅多にこの宝具を解放しようとせず、厳密には宝具ですらないその■■を真なる宝具と呼んで憚らない。
「………我が拳、ここに完成せり」
『我が拳撃流星の如く』
ランク:なし 種別:対神魔拳 レンジ:0〜100 最大捕捉:100人
ラーフが真なる宝具と呼んで憚らない魔拳。
自らの神核を極限まで励起させることで星光の速度で移動し、一撃一撃が隕石の衝突に匹敵する拳の雨を放つ。
印度神話において首から切り離された胴体はケートゥという魔星となり、また彼の32柱の息子もケートゥという彗星であるという。それを再現するが如く神速で放たれる32の拳撃の後、止めとなる最期の一撃で相手を葬る。
………印欧語族に共通するアストラという単語、西洋では星を意味し、東洋では矢を意味するという。
その共通の原義、即ち流星の魔神であるラーフは一撃一撃が万軍を葬る破滅の一矢であり大国を滅ぼす凶星であると彼自身は言う。
真偽は誰にもわからない。恐らく、彼自身にも。