髑髏の仮面、黒いローブ、美しい赤褐色の肌をしたハサン。元々はある商人の娘であり、同業者に殺された父親の仇を討つため暗殺教団に入団する。
山の翁になるため、大商人である仇を確実に暗殺するため呪術の才能を生かし、悪魔の臓物を取り込み、紅き風...砂嵐を操る能力を得た。
美貌による誘惑と、砂嵐によるキャラバン単位での大規模暗殺を用いてあっさりと仇を討ち、幻影の妖女(フェタ・モルガーナ)、スーリヤー砂漠の人食い砂などの名で恐れられた。
しかし、その力の代償により、肉体の限界は早く、最期の暗殺を終わらせた直後に"山の翁"により首を断たれ、砂となり消えていった。
余りにも手応えが無く、その後偶然にも砂嵐による被害が続出したため、"山の翁"に「まさか仕留め損なったか?」と微かな疑念を抱かせたという。
通常の聖杯戦争では、一区画を砂嵐に飲み込んでの大規模暗殺、美貌を生かした誘惑、情報収集、外傷無し暗殺をはじめ、宝具により格上相手にも消耗を強いる、砂嵐に巻いて安全に撤退可能。
また商人としての知識により交渉も得意。砂嵐により身内を人質にする、陣地に引きこもった魔術師を砂嵐で孤立させる、などの戦術も使用する。聖杯戦争において最も敵にしたくないサーヴァントと言えるだろう。
高い魔力、魔力供給手段があり、暗殺に抵抗がないが外道でもない、秩序・悪系マスターとは極めて相性がよく、数日で聖杯戦争が終結する。