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ここはでもにっしょんch ぼくの考えたサーヴァントスレに投稿されたサーヴァントを纏めるwikiです。

「敵は殺す。民は守る。それだけ。──信頼できる友? …………それなら、世話を焼いてやってもいい」


基本情報

【出典】『ブィリーナ』
【CLASS】ランサー
【真名】ヴォルフ・フセスラヴィエヴィチ*1
【異名・別名・表記揺れ】ヴォリガー・スヴャトスラーヴィチ
【性別】女性
【身長・体重】185cm・76kg
【肌色】白【髪色】銀灰【瞳色】琥珀
【スリーサイズ】87/68/92
【外見・容姿】眼光鋭い女性。黄金の甲冑と毛皮の外套を纏う。後頭部で束ねた髪は狼の尻尾を思わせる。
【地域】キエフ大公国
【年代】10世紀
【属性】混沌・善
【天地人属性】地
【その他属性】人型・猛獣・王・魔術師
【ステータス】筋力:A+ 耐久:B 敏捷:D 魔力:C 幸運:B 宝具:B+

【クラス別スキル】

対魔力:B

魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

【保有スキル】

変化(獣身):A+

オーボロテニ。人から獣へ、獣から人へ転ずるロシア土着の獣性魔術師。
ランサーは幼くして変身術を修めており、キャスターとしても召喚され得る腕前。
特別な数種類の形態を持つ他、獣身と人体を折衷した獣人形態を取ったり、他者を変身させることも可能。

月の加護:A

眩い月光を受けて生まれたランサーが持つ加護。月光から魔力を吸収する。
回復量は月齢に応じて変動し、満月の夜がピークとなり新月では全く回復しない。
月のある夜間であれば、状態異常を受け付けず、マスターからの魔力供給が無くとも活動できる。

驥足百般:B

生まれて間も無く言葉を喋り、学び始めて直ぐに文字と呪術を会得した逸話に由来する。
生前に嗜んだ専業スキル──気配遮断・破壊工作・狩猟・縫製・料理等についてCクラス以上の習熟度を発揮できる。
新しく始めた事柄も素早く習熟していき、その度合いに応じたランクのスキルとして追加される。

野獣の論理:B+

獣の性状を強く表す戦闘思考。搦め手も含む、迅速に相手を殺害する為の思考速度が高速化する。
富は奪う、他者は知らぬ、敵は殺す。ランサーの判断基準はシンプルであるが故に、逡巡も躊躇いも介在しない。

【宝具】

変生せよ獣の輩オーボロテニ・グヴァルジヤ

ランク:B+ 種別:対人宝具 レンジ:1〜30 最大捕捉:1000人
ランサーが手ずから選抜した精鋭の召喚。最大で七千人を動員できる。
単純な物量もさることながら、ランサーの術による変幻自在の活躍こそが真骨頂。
狼や牛ならば戦士、鳥や小動物ならば斥候、毒虫ならば刺客となり、土中や水中にも適応可能。
ランサーが手料理を振る舞ったり手製の服を渡すことで、何故か現界時間の延長や士気の大幅向上が見込める。

天壌轟く獣の咆吼ヴォールク・グローム

ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:99 最大捕捉:1000人
産声で天地を揺さぶり、第一声が雷鳴の如く響いたというランサーの大音声。
誕生直後でさえ規格外だった声量は、成長に合わせて更に磨きがかかり、遂に音響兵器の域に至った。
全霊を込めた絶叫は竜種のブレスを掻き消す程のハイパーソニックとなり、視界内を薙ぎ払う殲滅攻撃として機能する。

天壌砕く獣の咀嚼ヴォールク・ウラーガン

ランク:A+ 種別:対軍個人宝具 レンジ:99→1 最大捕捉:1人
天竺王サルトィク・スタヴルリエヴィチを微塵に粉砕した魔性の絶技。
これ即ち、『天壌轟く獣の咆吼』の大音声を一極集中させることで生じる物質崩壊現象である。
超振動に晒された物質は、その猛烈な運動量により分子結合を解かれ、プラズマ化して跡形も無く燃え尽きる。
分子結合を解く性質上、この宝具の前に物質強度や耐久値は無意味であり、防ぐには存在強度や概念防御が求められる。

【Weapon】

『鎚矛』

300プード*2という超重量を誇る鉛の鎚矛。

【解説】

キエフ公女マルファ・フセスラーヴィエヴナが太腿を蛇の尾で打たれたことで孕んだ剛力無双の勇士。
月光の下でヴォルフが生まれた時、大地は揺れ、遠く天竺の国が震え、海原が騒ぎ、野の動物は逃げ隠れた。
生後一時間で言葉を発し、雷鳴の如き声で産着の代わりにダマスク鋼の鎧、黄金の兜、鉛の槌矛を要求したという。
十歳で魔術を修めると、十二歳から三年間かけて兵を集め、十五歳にして自分と同い年の男子七千人で成る従士隊を組織した。
ある日、天竺王がキエフ侵略を計画していることを知ったヴォルフは、従士隊を率い先んじて出陣する。
道中、ヴォルフは従士隊が眠る間に獣を狩って毛皮と食糧を賄い、衣服と食事を作って七千人の従士全員に与えた。
更に単身鷹や赤牛に変身して天竺に向かうと、今度は鼬に変身して王城の武器庫に忍び込み、武器や火薬を壊しておいた。
従士隊を連れて天竺に到着したヴォルフは、全員で蟻に変身して城壁の隙間から王都に潜入し、至極あっさりと天竺を征服した。
ヴォルフは天竺王を粉砕して残された妻を娶り、王都の男を根絶やしにして従士全員に乙女を娶せると、新たな王となった。
 
フセスラヴィエヴィチがフセスラフの父称であることから、実在のキエフ公フセスラフ・ブリャチスラヴィチがモデルとされる。
フセスラフは『原初年代記』や『イーゴリ遠征物語』において、魔法によって生まれ、狼への変身能力や霧を操る術を備えた「人狼公」として描かれる。

【人物】

蛇の胤を引くが、身体的には獣類の性質が濃く反映され、耳、牙、爪はイヌ科の特徴を備える。
蓬髪を無造作に束ね、筋肉質な長身を毛皮で覆い隠した姿は、野性味を通り過ぎてもはや動物の擬人化。
性格は朴訥として沈着。オーボロテニの特性は精神にも影響を与えており、表情に乏しく、感情を露わにすることも少ない。
シビアな獣の価値観に染まりつつあるが、母や仲間から与えられた確かな人間性を持ち合わせている為、完全な獣に堕することは無い。
獲物、外敵と見做した相手には情け容赦無く振る舞う反面、部下に対しては献身的と呼べるほど手厚い労いを見せる。
部下が眠る間に食料と毛皮を賄い、手ずから食事と衣服を拵え、自ら偵察に赴き、侵略の際には好みの乙女を奪う許可を与るなど至れり尽くせり。
無論、それらは力量を認めた部下への待遇であり、誰に対しても尽くす訳ではないが、本質的には世話好きなところがある。

宝具『変生せよ獣の輩』で呼び出される兵団は、解説の通りヴォルフが選抜した精鋭である。
と同時に、クール料理上手世話焼き幼馴染み系ケモノ娘の魅力に取り付かれたドルオタめいた集団でもある。
ヴォルフのことを「命を預けるに相応しい主君」にして「命を投げ出しても守るべき姫君」と見做して忠誠を誓う、二重の意味で親衛隊なのだ。

イメージカラー:灰色
特技:狩猟、裁縫、料理
好きなもの:他人の世話
苦手なもの:国家運営、交渉
天敵:農夫、聖人
願い:特に無し。戦闘も略奪も嫌いではないので、基本的には求められれば戦う

【一言コメント】

クール料理上手世話焼き幼馴染み系ケモノ娘。

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