ぼくの考えたサーヴァント@でもにっしょんch

【出典】『恋するオルランド』『狂えるオルランド』
【CLASS】アサシン
【真名】アンジェリカ
【性別】女性
【身長・体重】175cm・58kg
【容姿】雪肌、金髪、碧眼。理想的な白色人種の特徴を備えた絶世の美女。スリットの深い絢爛なチャイナドレスを纏う。
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力：E　耐久：E　敏捷：C　魔力：B　幸運：A　宝具：A

隠密行動に適している。
宝具『お触り厳禁！』使用時には専業の暗殺者に匹敵するランクとなる。

窮地から脱出する能力。
相手が同ランク以上の追撃能力を有さない限り、逃走は判定無しで成功する。
特に戦場からの離脱に長け、交渉時には拗れた人間関係を有耶無耶にする技術としても働く。

統率力としてではなく、周囲の者を惹き付ける魅力。
ただ存在するだけで自分を守る騎士たる人物を引き寄せるが、男性にしか通用しない。
宝具『恋せよ狂えよ愚か者』の効果で、強制力と即効性が向上している。

修羅場から逃げ遂せる狡猾なテクニックの集合。
狙いや注意を別の対象へ逸らし、転嫁する事で捕捉から逃れる。
厄介者を押し付ける悪癖が技術と見做されたもの。

ランク：C　種別：対人宝具　レンジ：1　最大捕捉：1人
国に伝わる秘宝にして、アサシンの姦計を支えた魔性の指輪。
装着する事で高ランクの“対魔力”と“気配遮断”スキルを任意で発揮出来る。
更に記憶した座標への空間転移も可能とするが、移動距離は使用者の魔力と魔術の素養に左右される。
贔屓にする遍歴の騎士に倣った即興の宝具名であり、弟の槍共々真名は別に存在する。

ランク：A-　種別：対男宝具　レンジ：―　最大捕捉：―
国の至宝と讃えられた宝具。即ち、アサシンが誇る魔性の美貌。
放たれる魅了効果は、闘争心・勇気・暴力性といったマッチョな精神耐性を透過する。
魅了された者はアサシンに異常な執着と恋情を抱き、極めて友好的になるが、支配下に置く事は出来ない。
使役するには適切な誘導と教唆が必要で、少しでも舵取りに隙があれば独自判断で暴走を始めてしまう。
アサシンはあくまで庇護を求める立場であり、男達の主君ではないからである。　

常に身に着けており、現代の魔術師ではアンジェリカに傷をつけられない。
魔術を寄せ付けないだけでなく、既に成立した魔術も破却できる為、万能解呪宝具として機能する。

『恋するオルランド』及び『狂えるオルランド』に登場するカタイの王女。
オルランド、リナルド、アストルフォら十二勇士のみならず、異国の王からも求愛を受ける美貌の持ち主。
その正体は、シャルルマーニュ揮下の騎士を捕虜として連れ去る為、弟アルガリアと共に送り込まれた刺客である。
当初は首尾良く騎士たちを虜としていくが、想定外の事態や国難に見舞われ、本来の目的を中断して東奔西走する羽目に陥る。
最終的には些細な理由から平凡な青年に惚れ込み、連れ立って逐電した事がオルランド発狂の引き鉄となった。

望むと望まざるとに拘らず嵐を引き起こすが、自身も暴風に巻き込まれる騒乱の女。
勇猛な騎士たちを翻弄した悪女でありながら、純朴な誠実さにときめく乙女回路も持ち合わせている。
正真正銘たおやかな姫君なのだが、目的の為なら手段を選ばず、手練手管を駆使して利を得るアウトローめいた人物。
手段を選ばないが故の生き汚さ、軍馬を奪い、同行者に敵を押し付け、一度は見捨てた男にも縋る往生際の悪さこそがアンジェリカの真骨頂である。
但し、他者を害して愉しむような邪悪さは無い。生粋の利己主義者である為に緊急時に冷徹な判断を下せる、というだけである。

その美貌の為に男たちから言い寄られ続け、挙句に実の父からも男を集めるトロフィー扱いされた事で男性に失望。
男たちや父がそうであったように、アンジェリカに対して最も男性性を誇示した存在である「騎士」を嫌悪、侮蔑、嘲笑している。
アンジェリカが見た騎士とは、忠義や信仰を大義名分に暴力を振るい、勇猛と誉れを示す為に死を選び、女を賞品として奪い求める愚者に他ならない。
自分の生存を最優先に考え、生き延びる為なら平然と裏切りに手を染めるアンジェリカの利己主義は、根底に騎士道に対する反発を抱えている。
騎士も嫌いだが、騎士に傅く女も嫌い。しかしながら、騎士を従える女も権勢を振るう男と大差無く思えるので、あまり好きではない。

オルランド：
シャルルマーニュ十二勇士が筆頭騎士。
計画通り虜にして良いように操るが、その慕情は些か常軌を逸していた。
アンジェリカの思い描く騎士像に極めて近い、即ち最も嫌悪する人種である為、決定的に相容れない。

アストルフォ：
シャルルマーニュ十二勇士が一人。
騎士を嫌うアンジェリカが例外的に好意をもって接した男。
単に可愛らしい容姿を気に入ったこともあるが、男性的な暴力性を窺わせない言動を高く評価している。

マラジジ：
シャルルマーニュに仕える魔術師にして騎士。シャルルマーニュ十二勇士が一人リナルドの従兄弟。
計画を見抜かれて暗殺されかかるが、天性の美貌と『お触り厳禁！』のお陰で返り討ちにして捕虜とする。
その後、恋の泉の呪いでリナルドに一目惚れしたことで、解放を条件に仲を取り持つよう強要した。
現在は好意を反転させる泉の呪いでリナルドを嫌悪している為、これらを忌むべき記憶として封じており、他人のフリをする。

断罪されても身一つで逃げ遂せて生き延びるタイプの悪役令嬢。
チャイナドレスの深いスリットは男を誘惑する為ではなく、逃走の際に全力疾走したり馬に跨ることを想定したデザイン。