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ここはでもにっしょんch ぼくの考えたサーヴァントスレに投稿されたサーヴァントを纏めるwikiです。

――きっと、あの鬼に恋をしてしまったのだ。



基本情報

【CLASS】アルターエゴ
【真名】藤原頼通
【性別】不明
【身長/体重】130cm/29kg・4509cm/??kg
【出典】史実、『渓嵐拾葉集』、『続古事談』など
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力:B+ 耐久:A 敏捷:A+ 魔力:EX 幸運:C 宝具:A+

【クラス別スキル】

対魔力:A

単独行動:EX

マスターからの魔力供給がない状況で行動できるスキル。『ある存在の別側面』として存在するアルターエゴはマスターなくしても単独で行動できる。
EXランクではマスター不在でも行動できるようになるが、宝具を最大出力で使用する場合など、多大な魔力を必要とする行為にはマスターの存在が必要不可欠となる。

陣地作成:A

ハイ・サーヴァント:A

複数の神話エッセンスを合成して作られた人工サーヴァント、英霊複合体であることを示すスキル。
自らの霊基に三体の英霊、神霊、怨霊を組み込んでいる。
一体目は、酒吞童子(伊吹童子)。二体目は、玉藻の前。三体目は、大嶽丸。
どれも宇治の宝蔵に納められた化生に他ならない。

【固有スキル】

望月:A−

「この世をばわが世とぞ思ふ望月の欠けたることもなしと思へば」
平安時代中期における藤原摂関家の並ぶ者なき権勢。
それをそのまま継いだことを示すスキル。
例えば、平安時代最強の“神秘殺し”源頼光を家司とするコネクションなど。

天変地異:A

――雨風吹きしほり、雷鳴りはためき、大山の崩るるがごとく。
――にわかに空掻き曇り、雨風激しく、はたた神鳴りしきりにて、さざなみ打って。
イデス(ides)として定義される、アルターエゴとしての特殊スキル。
スキル「魔力放出」が進化したもの。放たれるマナの奔流は竜種のそれである。
膨大な魔力は意識せずとも濃霧のように体を覆い、天候にさえ影響を与える。

宇治の宝蔵:EX

コレクター。
所蔵は平等院経蔵目録に記された物のみならず、源氏物語の「雲隠帖」などの存在しない物さえ収められていると考えられてきた。
宇治の宝蔵は最上の重宝をことごとく収めた日本一の宝蔵で、たとえ余所の重宝が散失することがあっても、ここばかりは紛失したことはなかった。
なぜなら宇治殿が大龍となって毎夜丑の刻に河中から出現して、宝蔵を巡見していたからだという。

【宝具】

平等院・阿弥陀曼荼羅スカーヴァティ・クシェートラ

ランク:EX 種別:結界宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:999
阿弥陀如来の仏国土、三千大千世界である極楽(sukhavati-ksetra)の名を冠する宝具。
道長は『栄花物語』において「“御堂あまたにならせ給ままに、浄土はかくこそはと見えたり”」と称えられる法成寺を、頼通の平等院は『続本朝往生伝』において「“極楽いぶかしくば宇治の御寺をうやまへ”」と書き留められている。
末法の世において道長、頼通の親子二代が希求した極楽浄土(スカーヴァティー)とはすなわち、星の内海。人類が目指す理想とする未来。すべての生命、すべてのヒトが救われる、理想郷のことである。
極楽浄土という高次元の定義を利用し、並行世界(三千大千世界)にあるものを動員する。
限定的ながら平行世界から流出した魔力(情報)を結束させ、魔力を光の斬撃として射出する。呪詛によって常世の理を遮断した結界内であれば、並行世界に存在する同一別個体に生贄と肩代わりさせる現象すら可能。
長時間使用すると英霊としての資格を剥奪される。

【解説】

平安時代中期の公卿。当時の摂政の藤原道長の嫡子。
権中納言、権大納言、左大将、内大臣に任ぜられた後、父の道長が摂政を辞すると譲り受けて摂政となる。
関白、従一位に叙せられ左大臣に。後一条、後朱雀、後冷泉天皇の三代にわたって摂関となり、娘を皇后とさせ外戚の地位を築こうとしたが、いずれも皇子が生まれなかった。
太政大臣となるも翌年辞する。後三条天皇が即位すると嫡子の師実へ将来譲渡する約束のもとに、弟の教通に関白を譲り宇治に隠遁するが、生前は実現しなかった。出家して法名は蓮華覚、のちに寂覚。
その幼名を田鶴(たづ)君といい、一説によれば『大江山絵詞』に語られるところの、酒吞童子に攫われた御堂入道(藤原道長)の幼子。天台座主の弟子であり、絶えず唱えている法華経によって食べられずに済んでいたという。
また鎌倉時代に成立した『渓嵐拾葉集』では、宇治川の龍神として語られる。

身長/体重:130cm/29kg・4509cm/??kg
出典:史実、『渓嵐拾葉集』、『続古事談』など
地域:日本
属性:秩序・悪   性別:不明
宇治殿と呼ばれる巨なる龍神。
人間体(擬体)時には、尊大な態度を崩さない少年の形を取る。
さながら大江山で捕らわれていた時の姿に似て、自身の最盛期であると定義付けているのだ。
そう、生きた怪異――酒吞童子を間近で見た時の頃を。
それが憧れ……に似た初恋だったのかは不明ではあるが、少なくともそれ以降、強烈に「魔」に惹かれ出したのは想像に難くない。
その蒐集癖は生命にも向けられるが、生きたままである必要はないのに注意。
いわゆる死体愛好家(ネクロフィリア)の一種。お気に入りは三体の化生の遺体を除くのであれば玄奘三蔵の袈裟。ずっとハスハスしているのは動物としての習性に近い。

摂関政治の全盛期とも言える時期を過ぎ去り、権勢衰えし時。
本来、宇治入り以外には開かれるべきではない星辰の日に魔窟の扉の封印を解き。
日本三大化生とさえ畏れられる怨念によって変生した、恐るべきアルターエゴの姿である。

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