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ここはでもにっしょんch ぼくの考えたサーヴァントスレに投稿されたサーヴァントを纏めるwikiです。

基本情報

【元ネタ】ブィリーナ
【CLASS】アーチャー
【真名】イリヤー・ムーロメツ
【性別】女性
【身長・体重】177cm・95kg(義肢含む)
【容姿】四肢全てが巨大な機械義肢になった少女
【属性】秩序・善・地
【ステータス】筋力A+ 耐久B 敏捷C+ 魔力C 幸運B 宝具A+

【クラス別スキル】

対魔力:A

魔術に対する抵抗力。Aランク以下の魔術を完全に無効化する。事実上、現代の魔術師では、魔術で傷をつけることは出来ない。

単独行動:C

マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。 ランクCならば、マスターを失っても一日間現界可能。

【保有スキル】

神性:C

その体に神霊適性を持つかどうか。スラヴの雷神ペルーンと習合・同一視された予言者エリヤにその名を由来するアーチャーは、ペルーンの化身として神性を持つ。

神電義肢:B

アーチャーが装着している、非常にオーバーサイズな機械製の義手と義足。雷と風の魔力を漲らせる逞しい四肢。モードに応じて(明らかに物理法則に反しているように見える)変形をする機能を持つ。弓を引くなら自由に稼働する指を、殴打するなら手甲を、踵からは一歩ごとに雷が弾け疾走を加速し、全力突撃時には四肢から後方へと竜巻が噴出する。
彼女の時代のロシアには現実的な意味でも神話的な意味でも本来存在する筈が無い、どう見てもオーバーテクノロジーな代物。

英雄の精髄:A+

薬によって後天的に得た(目覚めさせられた)英雄の資質。三人の老人によって飲まされた薬がこのスキルの基礎だが、スヴャトゴルの体から溢れ出し舐め取った「生命の泡」の力も重なっている。「カリスマ」「勇猛」「戦闘続行」等との複合スキル。このスキルが無ければアーチャーの肉体は機械の義肢を十全に動かせない。

信仰の加護:A

一つの宗教に殉じた者のみが持つスキル。加護とはいっても最高存在からの恩恵ではなく、自己の信心から生まれる精神・肉体の絶対性。

クォデネンツの加護:A

ロシアにおける多くの民話の主人公が持つ魔剣、クォデネンツの加護。宝剣に相応しい主として認められた証であり、即ち勇者の証。
勇者としての覇気を高め、カリスマの強化やステータスの瞬間的向上などの効果を与える。

【宝具】

天に煌めく嵐の一撃ペルーン・ブリャ・ウダー

ランク:A+ 種別:対人宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:1〜50人
アーチャーの両義腕から放たれる暴風の魔力。矢に纏わせて破壊力と速度を増す使い方と、直接拳に纏わせて威力を増す使い方の二種類が存在する。
真名解放においても二種類の使い方を使い分け、どちらの場合も義肢が専用の形態へと変形する。
矢に纏わせれば、風を超えて「神の雷」に例えられる程の神速と暴威を伴った一矢となる。人間大の金属塊なら千々に千切れて吹き飛ぶ。
拳に纏わせれば、殴りつけた敵を文字通り「空の果て」まで殴り飛ばす嵐を伴う一撃となる。平均的な人間一人ならば雲と同等の高さまで打ち上がる。

容は永遠に硬く、名は悠久に重くボガトィーリ・エピタフィヤ

ランク:A++ 種別:対人宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:-
自身の肉体を石に変え、存在を魔術的・概念的な「要石」へと変える。石化したアーチャーの肉体は、魔術、結界、時空や歴史そのもの…あらゆるものを限りなく強固・盤石にする魔術的な触媒となる。物理的にも尋常な宝具では破壊不可能なほど頑丈。更にそれ自体が「英霊の姿を記録した肖像・記念碑」としての意味を持つため、条件さえ揃えば(他の物語体系においては、騎士達が集った円卓のように)更なる召喚の触媒となって英霊を呼ぶことがある。
通常の戦闘においては全く役に立たない自殺宝具だが、限られた状況下においては世界を救う鍵となるほどの力を秘めている。ちなみに極めて熟達した魔術師ならば石化を解除して蘇らせることも可能だが、それは現代の魔術師ではまず不可能な技である。
叙事詩の最後において味方達ともども石像と化したアーチャーであったが、それは実は単純な神罰では無かった。第一に、勇士達の記録を不朽の形・象徴として残すこと。第二に、ロシア最後の幻想のテクスチャが千切れて吹き飛ぶことが無いように"重石"とすること。それこそが目的であり、最後の戦場は今も英雄達の墓標ととともに"異界"として形を保っている。

【Weapon】

『弓矢』

『宝剣クォデネンツ』

色取り取りの宝石のようなもので飾られた剣。死した友人の巨人スヴャトゴルが残した、巨人と大地の力を宿す剣。
ちなみに「クォデネンツ」とは特定の剣を指す固有名詞ではなく、ロシアの伝承における「魔剣」や「聖剣」のような概念。英雄が手に入れる「宝物」としての意味合いを持つ。
セイバークラスで召喚された場合は宝具となる。

【解説】

ロシアの叙事詩「ブィリーナ」に登場する英雄。三勇士と呼ばれる英雄達の筆頭であり、ロシアで最も知名度のある英雄と評して不足無い。

農夫の家に生まれたイリヤーは生まれつき手足が動かず、30歳になるまで家の外に出ることが無かった。ところがある日訪れた3人の旅の老人に霊薬を与えられる事で体が自由になり強大な力を得た。この力を正教のため、邪悪と戦うため、弱者を助けるために使うように老人達に約束させられたイリヤーはキエフを目指し旅立ち、太陽公ウラジーミルに仕える身となる。そして巨人スヴャトゴルとの出会いと友情と死別、様々な敵との戦いなど活躍を重ねる。しかし最後はタタール人との戦いの後に味方が慢心して口にした「たとえ天の軍勢でも我らには敵うまい」という言葉に対する天罰が下り、敵軍の死者が復活・増殖しいつまでも戦う羽目になった。6日間戦い続けた後、これこそが天の軍勢と悟ったイリヤーは後悔の祈りを捧げ、死者達は倒れ伏し、勇士達は全員が石像と化した。

元は"何か"の残した停滞の呪いにより、満足な四肢を持たず、少女の姿のまま碌に成長することも無い体で生まれた女性。何も出来ない代わりにいつまでも若さと美しさを保つ少女は、いつしか村民達にある種の"巫女"として祀られ――実態としては"モノ"として扱われるようになっていた。
そんな暗闇に閉ざされた日々が十数年も続いたある日、突如として光明が差す。村の外から訪れた正体不明の三人の賢人に授けられた、鋼の腕と脚、霊薬によって漲る力。引き換えに要求されたのは、信仰と正義のために戦いに身を投じること。愛を知らず、身勝手な欲望のみを捧げられて育った少女は、しかし一言それを快諾したのであった。

快活、熱血、豪傑、そして何より正義漢。直感直情型な一方で頭はあまり良くない、しかし愚かな選択はしない。みんなのために張り切るスーパーヒロイン。暗く重い過去を背負いながらも影は元気で塗り潰す。一瞬の輝きを燃やして奔る永遠の少女。

【因縁キャラクター】

ドブルィニャ・ニキーティチアリョーシャ・ポポーヴィチ
ブィリーナ三勇士。太陽公ウラジーミルに仕える勇士たちの筆頭。熱血ヒーローのイリヤー、クールで知的な二枚目のドブルィニャ、お調子者で三枚目のアリョーシャの三人組。
合理に基づきゴーイングマイウェイなドブルィニャと小狡くフリーダムなアリョーシャとの間で振り回されながらも引っ張って行くリーダー役がアーチャーであった。

スヴャトゴル
旅の途中で死に別れてしまった一番の親友。いつまでも一番大切な人。最も美しい思い出。

《FGO性能》

どなたでも編集できます