全ては少女の現代アート!
本ゲームは難易度によって推奨機体があります。1P,2Pでは機体の性能差があります。
1Pは低速移動広範囲射撃型。2Pは高速移動前方集中射撃型。
EASY---1P(だれでも気軽に!)
NORMAL---1P(まずはこれ!ノーコンティニュークリアを目指そう!)
HARD---2P(作者からの挑戦状!)
MANIAC---2P(プレイしないことを推奨!)
MECHAを発明した一人の少女がいた。
少女はある日、この世界を支配した。MECHAの破壊と殺戮によるものだ。
全人類はその少女以外消えて無くなり、世界はMECHAで埋め尽くされた。
今、少女の綿密に設計されたプログラムによって世界は動いている。
その一方で、どこからともなく死んだ人々の念が蠢くのだった。
Stage1 孤高
ここに、名もない一機がいた。それは唯一、心を宿したMECHAである。
その一機はこの無機質な街に僅かな疑念を抱いた。
本来はプログラムされた動作しかできないはずの一機だったが、心の赴くままに孤高の反逆は始まる。
BOSS STR-BAK
少女が作り出したMECHAである。名付けられたものは彼女の自信作と言える。
本機は街の秩序を守り、統治する役割を持つ。MECHAにはコミュニケーションを行う能力はないが、
本機の綿密なプログラムによってこの街の全MECHAに一機への攻撃の合図は伝わっている。
Stage2 絶色
人々の念によると、灰色に染まった島にはかつて絶色の景観があったという。
一機の目的は明確となった。もう一度かつての美しい世界を取り戻さなければならない。
人々の念とその反逆の意は強まっていった。このとき、一機の反逆の意が少女に伝わった頃である。
BOSS COM-EDA
自らの作品を破壊する一機がいると知らされた少女は大型MECHAを送りこんだ。
本機は戦闘に特化しており、往来の型より機動性、射撃性能は高い。
理論上、一機を撃ち落とすことは確実であると見込まれている。
ただし、心による操作さえなければという話である。
Stage3 古墓
MECHAが意図的に送り込まれたことから分析し、一機が目指す方角も明確となった。
既存のプログラムと人々の念が成す業である。通りすがりの土地には荒れ果てた戦跡があった。
MECHAの圧倒的な戦力により敗れた人間たちの生きた証は僅かながらに残されている。
BOSS DOU-TOR
少女には誤算があった。MECHAに人の心が宿る可能性があるということを想定していなかった。
一機の戦闘能力は通常持つべき力を大幅に超えている。非常事態を察し、臨時で作り出したのが本機である。
耐久性能に優れ、精密に射撃し、十分すぎる破壊性を持つはずだが、対処できる保証はなかった。
Stage4 羽化
この先に間違いなく諸悪の根元がある。一機はそう確信していた。
名もなき一機はついに敵の本拠地へとたどり着いた。
待ち受けていたのは攻撃性を高めた、桁違いの数のMECHAたちだった。
各機が持つ限界の性能を引き出し、本拠地を蝶の軍勢の如く舞って行く。
BOSS RE-NOIR
最終防衛ラインに用意されていた一機である。
通過を許可されていないモノは全て破壊の対象となる。
少女は困惑していた。
自分の作品が自分の作品によって破壊される。
そのようなプログラムを書いた記憶はない。
この大型機には絶大な力を持っているはずだが、後に突破されることはどこからか、感づくものがあった。
Stage5 心中
弊害となる全てのMECHAを破壊した。
MECHAの軍勢はこれ以上現れないようだった。
何か懐かしいような感覚がした。
そう、ここは自らが作られた場所。
一機はMECHAとしてこの世に誕生したことを自覚した。
生みの親がここにいる。
名もなき一機ながらに心が震え出す音がした。
BOSS VELOCE
少女の名はVELOCE。
MECHAを発明した張本人である。
全人類をも遥かに凌ぐ知能・技術は世界を覆すに十分であった。
しかし今、自らが作り出した世界を滅茶苦茶にされ、生来の危機を感じている。
少女は次々とMECHAを作り出し、出来たばかりのMECHAで攻撃は展開される。
Epilogue
人々の念が一機を動かしたが、大成したのは少女VELOCEへの復讐だけだった。
最後の人類さえも姿を消した今、残されたのは誰にも支配されない一つの美しい世界だけである。
復讐を終えたことで、持っていた人々の念は消え、既存のプログラムによって一機は動き続ける。
この後、世界がどうなっていくかは知る由もない。
MECHA | |||||
メカ | |||||
作品データ | |||||
作者 | ユキショウヘイ & NANA | サウンド | ユキショウヘイ | ||
媒体 | デザエモン2 | 初出 | 2013年 | ||
DL | SGM3 | サイズ | 2163 | ||
構成 | 5ステージ | プレイ時間 | 21分 | ||
解説 | |||||
一人の少女によって荒廃した世界の物語。か細く粗い線で描かれる MECHA軍団が、灰色一面の地図上に儚く艶やかな弾幕を花開かせ、 唯一無二のアートを生み出します。美しい楽曲にいざなわれるかのような軽妙で小気味よいプレイ感、終盤面の格調高さも出色です。 | |||||
難度 | ★★★★★★☆ (HARDモードもおススメ!) | ||||
系譜・関連作品 | |||||
MECHA > MECHA Ritz > MECHA Ritz Steel Rondo (いずれもWindows用) | |||||
MECHA > MECHA FORCE (二次創作) | |||||
関連リンク | |||||
羽化(STAGE4 BGM原曲) (by HEY) プレイ動画 (by Timo.) | |||||
作者コメント | |||||
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本ゲームは難易度によって推奨機体があります。1P,2Pでは機体の性能差があります。
1Pは低速移動広範囲射撃型。2Pは高速移動前方集中射撃型。
EASY---1P(だれでも気軽に!)
NORMAL---1P(まずはこれ!ノーコンティニュークリアを目指そう!)
HARD---2P(作者からの挑戦状!)
MANIAC---2P(プレイしないことを推奨!)
MECHAを発明した一人の少女がいた。
少女はある日、この世界を支配した。MECHAの破壊と殺戮によるものだ。
全人類はその少女以外消えて無くなり、世界はMECHAで埋め尽くされた。
今、少女の綿密に設計されたプログラムによって世界は動いている。
その一方で、どこからともなく死んだ人々の念が蠢くのだった。
Stage1 孤高
ここに、名もない一機がいた。それは唯一、心を宿したMECHAである。
その一機はこの無機質な街に僅かな疑念を抱いた。
本来はプログラムされた動作しかできないはずの一機だったが、心の赴くままに孤高の反逆は始まる。
BOSS STR-BAK
少女が作り出したMECHAである。名付けられたものは彼女の自信作と言える。
本機は街の秩序を守り、統治する役割を持つ。MECHAにはコミュニケーションを行う能力はないが、
本機の綿密なプログラムによってこの街の全MECHAに一機への攻撃の合図は伝わっている。
Stage2 絶色
人々の念によると、灰色に染まった島にはかつて絶色の景観があったという。
一機の目的は明確となった。もう一度かつての美しい世界を取り戻さなければならない。
人々の念とその反逆の意は強まっていった。このとき、一機の反逆の意が少女に伝わった頃である。
BOSS COM-EDA
自らの作品を破壊する一機がいると知らされた少女は大型MECHAを送りこんだ。
本機は戦闘に特化しており、往来の型より機動性、射撃性能は高い。
理論上、一機を撃ち落とすことは確実であると見込まれている。
ただし、心による操作さえなければという話である。
Stage3 古墓
MECHAが意図的に送り込まれたことから分析し、一機が目指す方角も明確となった。
既存のプログラムと人々の念が成す業である。通りすがりの土地には荒れ果てた戦跡があった。
MECHAの圧倒的な戦力により敗れた人間たちの生きた証は僅かながらに残されている。
BOSS DOU-TOR
少女には誤算があった。MECHAに人の心が宿る可能性があるということを想定していなかった。
一機の戦闘能力は通常持つべき力を大幅に超えている。非常事態を察し、臨時で作り出したのが本機である。
耐久性能に優れ、精密に射撃し、十分すぎる破壊性を持つはずだが、対処できる保証はなかった。
Stage4 羽化
この先に間違いなく諸悪の根元がある。一機はそう確信していた。
名もなき一機はついに敵の本拠地へとたどり着いた。
待ち受けていたのは攻撃性を高めた、桁違いの数のMECHAたちだった。
各機が持つ限界の性能を引き出し、本拠地を蝶の軍勢の如く舞って行く。
BOSS RE-NOIR
最終防衛ラインに用意されていた一機である。
通過を許可されていないモノは全て破壊の対象となる。
少女は困惑していた。
自分の作品が自分の作品によって破壊される。
そのようなプログラムを書いた記憶はない。
この大型機には絶大な力を持っているはずだが、後に突破されることはどこからか、感づくものがあった。
Stage5 心中
弊害となる全てのMECHAを破壊した。
MECHAの軍勢はこれ以上現れないようだった。
何か懐かしいような感覚がした。
そう、ここは自らが作られた場所。
一機はMECHAとしてこの世に誕生したことを自覚した。
生みの親がここにいる。
名もなき一機ながらに心が震え出す音がした。
BOSS VELOCE
少女の名はVELOCE。
MECHAを発明した張本人である。
全人類をも遥かに凌ぐ知能・技術は世界を覆すに十分であった。
しかし今、自らが作り出した世界を滅茶苦茶にされ、生来の危機を感じている。
少女は次々とMECHAを作り出し、出来たばかりのMECHAで攻撃は展開される。
Epilogue
人々の念が一機を動かしたが、大成したのは少女VELOCEへの復讐だけだった。
最後の人類さえも姿を消した今、残されたのは誰にも支配されない一つの美しい世界だけである。
復讐を終えたことで、持っていた人々の念は消え、既存のプログラムによって一機は動き続ける。
この後、世界がどうなっていくかは知る由もない。
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