ファイルシステムに不整合が起きるとUNIX系のOSは、正常に起動できなくなります。問題を解決しない限り正しい操作が行えないような作りになっているのです。
fsck(エフエスシーケー、file system checkあるいはfile system consistency check)とはUNIX系オペレーティングシステム (OS)でファイルシステムの一貫性を調査するためのツールである。
Wikipediaより
fsckは、OSがクラッシュするなどで正常にシャットダウンしなかった後に再起動すると自動的に実行される。
fsckには多くの場合、対話的に対応方法を聞きながら発見した問題を修復する機能も備わっている。
また、fsckは問題があるファイルシステムに対して管理者が手動で実行することもできる。
ただし,ファイルを破壊してしまう危険性もあるため、障害が発生した場合(特に論理障害である場合)は、可能な限りデータのバックアップを実施した上で行うことが重要である。
このようにfsckはファイルシステムが何らかの理由で不整合が起きた場合や壊れた場合に修正してくれます。
fsckコマンドは、手動による実行だけでなく次回起動時に自動的に修復を実行するように指定することも可能です。
fsckコマンドを実行する際は、必ずシングルユーザモードで実行します。
fsck -y とすることですべて「yes」として処理します。
単純にfsck -yとするとすべてのディスクの修復を試みます。障害が起きているディスクが特定出来ている場合は、以下のようにデバイスを指定します。
fsck -y /dev/ad10s1a
大抵の場合、このようにfsckを実行すれ修復され元通り何もなかったかのように起動出来るはずです。