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junyamaoka 2011年10月01日(土) 19:40:54履歴
Photo Credit:Webb Chappell
「震災を受け止め、ゼロから未来を創るために
若い世代とデジタル技術ができること」
デジタル技術による表現やコミュニケーションの研究機関として世界最高峰に位置するMITメディアラボ。石井裕さんは、日本人初の副所長を務め、ラボをけん引してきました。エネルギッシュで、全身「火の玉」のような教授です。
石井さんの講演を初めて聞いた時、この人を書きたい、と思いました。暗喩と論理が重層的に絡まり、小宇宙を形作っているようでした。言葉が猛烈な速さで飛んでくる。それでいて、言葉の一つひとつにアナログ人間の私にもわかる「情」がこもっていた。だから書きたくなったのです。「利」と「理」だけでは人は動かない。「情」が行動の起爆剤になります。
以来、札幌、東京、ボストンと取材にかけめぐり、アエラ@AERAnetjp「現代の肖像」(2011年4月25日号)に人物ノンフィクションを掲載しました(PDFダウンロード)。
今回のインタビューは、2011年5月22日、忙しい講演の合間を縫って石井さんに時間をつくっていただき、港区白金の日経BP本社の眺めのいい会議室で行いました。
石井さんは、研究者、教育者、経営者の三つの顔をもちます。インターフェース分野で「タンジブル(手で触れて感知でき、実体がある)」という未来像を打ち立て、変革をもたらしてきました。その透徹した目には、「3.11」以後の日本がどのように映っているのでしょうか。
大震災から復興に向けて、ネットによる救援活動、個人や企業の役割、次の世代に渡すべきバトンについて語り合いました。石井さん@ishii_mit、日経ビジネスアソシエ編集部@nikkei_associeのご厚意に感謝し、インタビューの詳細を掲載させていただきます。
山岡淳一郎
2011年9月
I=石井@ishii_mit Photo Credit: Aiko Suzuki

Y=山岡@yamajun1ro Photo Credit: Goh Fujimaki

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