最終更新: momotraoo33 2019年06月11日(火) 12:15:33履歴
寒村アンブリクールに司祭が赴任して来た。
村人たちが無関心のなか、病を抱えながらも信仰の世界に生きる彼は、献身的に村に尽くそうとする。
やがて村に住む伯爵一家と交渉を持つようになった彼は、伯爵夫人の悩みを聞くうちに接近。
それがよからぬ噂を村に生み、伯爵からも、またその娘からも疎んじられるようになる。
そして彼の肉体も衰えていき、誰にも看取られないままに小さな部屋で吐血し、死んでいく……。
虚飾をはぎとった、あくまでも禁欲的な映像と重なるかのような、主人公の慎ましやかな生を描く。
L・H・ビュレルによる陰影を巧みに生かした撮影も印象深い。
ヴェネチア映画祭国際賞および撮影賞を獲得した。
ジョルジュ・サドゥールはこの作品をR・ブレッソンにとっての転機と位置づけている。
予告編
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