最終更新: yakinyou100001 2019年07月19日(金) 04:29:41履歴
1929年、アメリカ東部の町。
アイリッシュのレオ(フィニー)とイタリアンのキャスパー(ポリト)、二つの勢力が暗黒街でシノギを削っていた。
レオとその片腕で博打好きのトム(バーン)は厚い友情で結ばれていた。
同じくレオの部下バーニー(タートゥーロ)の姉、高級クラブで働くヴァーナ(ハーデン)はレオの情婦だったが、
トムにも魅かれ一夜を共にする。やがてその事実がばれ、トムはレオと袂を分かつ。
博打の借金に追われるトムはキャスパーの下で働くことになるが、受けた命令はバーニーを殺せ、というものだった……。
コーエン兄弟の映画には、微かな不安が付きまとう。
例えば、何処かユーモアの中に予感する暴力、逆に暴力の中に見え隠れするユーモア。
特に本作は主人公達がギャングで、ことさらその感を強くすること必至である。撮影、音楽、共に素晴らしい。
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