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説明


原作はルーマー・ゴッデンで、『嵐ヶ丘』的でもある、語りようによっては面白くなりそうな話だが、何か上っ面をなぜただけの演出で、中盤以降、完全に失速するI・ライス監督作。最も撮影監督トーランドが実質的な監督だったとする説が有力で、ライスはその尻拭いに登板しただけかも知れない。いきなり、舞台となる“館”の独白で始まる物語は、そこの現在の当主である退役将軍ロロ・デイン(ニーヴン)の回想と、彼を訪ねた兄の孫娘、米軍婦人部隊のブリゼル(E・キース)の現在の若人の恋愛が交互に描かれる。ロロは館で兄妹同様にして育ったラーク(ライト)を愛するようになったが、彼女を憎んでいた姉の介入で仲を引き裂かれ、彼女はイタリアの侯爵家に嫁ぎ、ロロは生涯を独身で通した。だから、ラークの甥の負傷兵パックス(グレンジャー)と恋に落ちたブリゼルが、戦争を理由に彼と別れようとしているのを知ると、自分の二の舞はなるな−−と、彼女を叱咤するのである。果して、どちらの恋愛の描かれ方もいたって底が浅く、トーランドの技巧も場面転換の処理に、ちょっとニヤリとさせられるだけ。


  予告編


販売



ビデオのみ→DVDなし



出演


役名俳優
デヴィッド・ニーヴン?
テレサ・ライト?
イヴリン・キース?
ファーリー・グレンジャー?
レオ・G・キャロル?

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