最終更新: momotraoo33 2019年11月22日(金) 11:06:27履歴
エスニック・ファンクのサウンドが根強い人気を
獲得していたニューウェイブ系の
ロック・バンド“トーキング・ヘッズ“のライヴ・ドキュメンタリー。
1983年暮れにバンデージ・シアターで行われたステージを、
6台の固定カメラと1台のハンド・カメラをフルに使って映像化。
ミュージシャンへのインタビューも客席のリアクションもなく、
ひたすらステージ上の演奏を追い続ける作りで、
ライヴのナマの熱気をストレートに伝えることに成功している。
彼らのステージもまた、きわめてシンプル。
白を基調とした装飾のない舞台空間を、
ギターとカセットテープを持ったリーダーのバーンが一人で歌い出すオープニングから、
曲ごとに楽器の数がふくらんでいく度にメンバーが一人ずつ増えていく、
というあざやかな構成だ。
バーンの際立ったパフォーマンス・センスを助ける、
逆光気味の柔らかいライティングもシンプルで素晴らしい。
ロングショットを生かしたカメラは、
「ローリング・サンダー」「ブレードランナー」などで知られる名手J・クローネンウェス。
予告編
コメントをかく