猛毒を持つ大型の蛇に噛まれた後遺症に悩む実業家が、治療のためにその蛇を密輸し研究を依頼した。ところが蛇を崇める邪教集団が研究室から蛇を盗み出そうとして失敗し、逃がしてしまう。凶暴な蛇は次々に人を襲い、パニックを引き起こす。カナダで製作されたサスペンス映画で、D・スミスによる凄まじい特殊メイクが記憶に残る。かつて蛇に噛まれながら一命を取り留めた実業家と蛇の間にテレパシーのようなものがあり、蛇の目を通して被害者の姿を見るという設定に工夫が感じられるが、邪教集団の絡ませ方にひねりが足りなかったのが残念。O・リードの胡散臭さ漂う演技はナイスだが蛇の作りがチープでケチをつけている。結末も呆気なく、少々拍子抜けしてしまう。
予告編
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