売り込みに来た三流女優を殺して一部始終を撮影した映画監督が、そのフィルムを使って作品を作りあげようとする。殺した女優にそっくりの女と、疑惑をかけられた女優の夫を出演者として雇い、事件担当の警部まで巻き込んで製作が開始された。撮影はハプニングさえも取り込んで順調に進むが、本当の殺人を撮影したフィルムが女優の夫によってズタズタにされてしまう。監督はリテイクのため二度目の殺人を計画する……。
凝りに凝った脚本で飽きさせない秀作で、本物の殺人をリアルな作り物に見せるという発想が面白い。都市伝説として流布するスナッフ・フィルムの噂話を巧妙にパロディ化したとも取れるし、現実と虚構を自在に操ろうとする計算高い監督の姿はすべての映画監督のカリカチュアであるかのようにも取れる。結末が少々呆気ないのが残念。やはりひねりにひねったオチをつけて欲しかった。
予告編
凝りに凝った脚本で飽きさせない秀作で、本物の殺人をリアルな作り物に見せるという発想が面白い。都市伝説として流布するスナッフ・フィルムの噂話を巧妙にパロディ化したとも取れるし、現実と虚構を自在に操ろうとする計算高い監督の姿はすべての映画監督のカリカチュアであるかのようにも取れる。結末が少々呆気ないのが残念。やはりひねりにひねったオチをつけて欲しかった。
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