なにしろ150人もの女が出てくるのだから、これは“女群”である。彼女たちは牧童たちとの結婚のため西部に送り込まれる都会シカゴの女たち。メイン・キャラクターだけで老いも若きも、未亡人も商売女も色々いるわけで、その描き分けには最初からある程度無理があり、映画は一人の男性主人公=R・テイラー扮する逞しい案内役を中心に、彼と女たちのふれあいを面白おかしく、そしてアクション・シーンは大人員ゆえの迫力でみせてゆく(当然ながら、インディアンの襲撃にも遭う)。原作がF・キャプラというのが意外なようで頷ける。そして監督はW・ウェルマンだから、キワモノ要素は入れずおっとりながらもしっかり語られる親しみ深い味がある。
予告編
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