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momotraoo33 2019年10月02日(水) 09:41:31履歴
1939年、第二次世界大戦の勃発で、ロンドン郊外に住む7歳の少年ビルは、
他の児童とともに疎開させられることになったが、
片時も子供を手離したくない母の願いから、妹とともに町に残ることになる。
しかし、夜ごと繰り返されるドイツ軍の空爆の恐怖の合間に、
ビルが垣間見る光景は、いずれもショッキングな魅惑に満ちていた。
若いカナダ兵と恋に落ち、焼け跡の物陰で彼と抱き合う15歳の姉の姿。
父親の出征と久しぶりの帰休の喜び。不時着した敵機から落下傘で舞い降りたドイツ兵の瞳の意外なやさしさ。
母親がかつて思いを寄せていたマックおじさんに連れられて4人で出かけたピクニックのつかの間の楽しさ。
その留守中に家が火事で焼け、一家はのどかな田舎の祖父の家へ引っ越すことになるが……。
悲惨であるべき戦争。しかし少年の幼い目を通して見た戦時下の人々の生と性の営みは豊かな人間味と詩情にあふれ、
それが逆にこの映画を秀逸な戦争批判ドラマにしている。
予告編
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