同名TVシリーズのパイロット版。コメディ色の強いSFシリーズである。タイムトラベルの一種である“クォンタム・リープ”の実験中の事故で、科学者サムは記憶を失って過去に飛ばされる。“クォンタム・リープ”とは、過去の人間の体に自分の意識を移すというタイムトラベルで、外見的には過去の人物のまま、意識はサムという設定になっている(画面表現上はサムのまま、鏡に映るシーンのみ、その人物として描写される)。当初、混乱するサムだが、親友アルバートがホログラフィとなってサムをサポート、“クォンタム・リープ”は、どうやら何か人智を超えた意志によってコントロールされていることに気づく。コンピュータの計算によると、それは、サムがリープした人間の人生を良い方向に修正するということだった。サムは、自分が実はちがう人間であることを周囲の人に気づかれぬように注意しながら目的を達成、その瞬間、新たなる使命を持って次の人物にリープしてしまう。古き良き時代の風俗を感じさせつつ、生真面目で不器用な天才が遭遇するカルチャーギャップ・コメディとして成功している。
予告編
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