最終更新: momotraoo33 2019年07月22日(月) 13:23:29履歴
チャップリンの作品のなかでも最高傑作といわれる1編で、初の長編映画でもある。
ゴールド・ラッシュにわくアラスカを舞台に描く放浪者チャーリーの一獲千金の夢と恋の物語。
チャップリンがアラスカの写真にヒントを得て映画化したというエピソードも残されている。
数々の名場面があるが、なかでも山小屋で飢えたチャーリーと相棒の二人がドタ靴を煮て食べるシーンはあまりにも有名だ。
靴の上皮と底をナイフとフォークで巧みに分けて靴ひもをスパゲティのように皿にのせ、
まるで豪華なディナーを食べるように見せる場面はチャップリンの至芸である。
吹雪で飛ばされかかった山小屋のなか、あやうく崖っぷちに引っかかっているとも知らず、
歩きまわり、その度に小屋が傾きかけるスリリングなシーンも強烈な印象を残す。
ウイットとスリルに富み、抱腹絶倒の場面を作り出すチャップリンの才能がワン・シークエンスごとにあふれている。
以前発売されたビデオには「給料日」が併録されていた。
予告編
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