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*説明
アメリカ人なら知らぬ者のないM・トゥエインの少年小説の名作の、大プロデューサー=セルズニックによる映画化。初期のテクニカラー作品の中でも、とりわけの成果を挙げたJ・W・ハウの撮影も素晴らしく、たかが児童映画とあなどれない快作だ。
 両親を亡くし弟と共に今は未亡人のポリーおばさんに引き取られ、ミシシッピーの岬の小さな町に暮らすトム。万事抜け目のない弟と違ってやんちゃなトムは、いつもおばさんに怒られてばかり。またも学校をさぼったことをとがめられたトムは罰として塀のペンキ塗りを言いつけられた。これをさも楽しそうにやってみせるもんだから友達たちが羨ましがってやりたがる。町に新しく赴任した検事の娘ベッキーに一目惚れしたトムは、彼女にいいとこ見せようとあれこれ試みる。が、彼女をトムに夢中にさせたのは、教室での勇気ある行為から。先生の似顔絵を描いて鞭打ち寸前になったベッキーの悪戯を自分がやったと申告したのだ。懲罰を受け、痛いお尻を擦りながらトムが着席すると、振り向いて“How Are You So Noble?(なんて気高い)”と書いて寄こすベッキー。実に微笑ましくも胸のすくシーンだ。その他愉快な挿話を数え上げたらきりがないが、物語の骨子となるのはトムがハックと目撃した殺人事件。解剖用の遺体を盗もうとする医師を手伝って悪漢インディアン・ジョーは金の悶着で彼を殺すが、それを一緒にいて気絶した呑んだくれのポッター(W・ブレナン)のせいにする。一部始終を見ていた少年二人は一時、もう一人仲間を加え、河の中州の島に潜むが、町民たちに死んだものとされておずおずとその葬儀に姿を現す(感動的な場面だ)。そして、裁判で真実を陳述、一躍英雄となったトムを祝ってのピクニック。が、ベッキーと彼は洞窟の中で迷子になり、隠れていたジョーと出交わすが……。
 このウィリアム・キャメロン・メンジース(「来るべき世界」等の監督)デザインによる洞窟シークェンスの迫力が圧巻で、ハウのキャメラも冴えまくっている。少年ものを得意としたタウログの軽快な演出、主役のケリー少年の好演といい、これに勝るソーヤ映画はなかろう。



  予告編

&youtube(https://www.youtube.com/watch?v=gwYxIjnXKFc)


*販売


ビデオのみ→

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*出演

|~役名|~俳優|
|トム|[[トミー・ケリー]]|
|ハック|[[ジャッキー・モラン]]|
||[[アン・ギリス]]|
||[[メイ・ロブソン]]|
||[[ウォルター・ブレナン]]|
||[[ヴィクター・ジョリイ]]|
||[[スプリング・バイイントン]]|
||[[マーガレット・ハミルトン]]|

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