黄昏のエルメリア非公式wiki - 逢魔時の狼達

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概要

逢魔時の狼達クレプスクロ・ロボス
暁の騎士団の一角に存在する組織だが、その存在は騎士団長・副団長と一部関係者を除き秘匿されている。
騎士団の間では「ロストに殺された騎士たちの亡霊が集まった幽霊部隊」として噂が広まっている。

発足自体は何代も前の騎士団長、国王の代から続いており、その歴史は長い。
どこからかふらりと現れた「ルス」という男が以前の非人道的な研究体制の実態を暴き王族・騎士団の上層部に叩きつけ、
説得をして指揮権を獲得したという記録が僅かに現存している。
その後一度も隊長の代替わりが起きた記録はなく、発足当初から長年在籍している記録のある隊員も少数存在する。

黒い騎士の制服を身に纏い、体に直接クオリアを埋め込む「杯の業」というものを使用する。
「杯の業」はクリアクオリアと常にふれあい、強い感情に暴露し続けロスト化の危険が高い方法として禁じられているが、
逢魔時の狼達ではこれを実用化に向けて「あくまで合意のもと」人体実験を行う機関でもある。

暁の騎士団とは異なりトワイライトも入隊が許可されており、他の隊員と共有区画での生活が許可されている。
これにより、トワイライトに否定的な思想を持つものなどは原則所属・関係をはじめ情報を知るのにふさわしくないとしている。
このためこの組織には杯の業で記憶を操作できる能力のものが「記憶処理担当」として在籍しており、ルスの直下に置かれている。
都度状況に応じて記憶を消去・操作するなどし、組織の情報が漏えいするのを防いでいる。

杯の業の獲得には最低限暁の騎士で前線に立つ12歳から、精神と倫理観の成熟を考慮して18歳からの施術が好ましいとされており、
ルスの意向でそれ以下の年齢で体にクオリアを埋め込んでいるものは例外的な少数に留まる。

上記の条件はあくまで逢魔時の狼達における施術であり、別の非合法研究組織によってクオリアを埋め込まれ、
その後で保護された場合などに取り外す方が命にかかわるなどでは、例外的に許可されている。
制御装置などを後付し、使用を制限するケースもある。

関連情報

「杯の業」について

埋め込むクオリアは暁の騎士が使用するクリアクオリアと同様のもので、使うほどにゆっくりと使用者の感情の色に染まっていく。
剣の業では「武器として変質させる」ことが多いが、杯の業はよりクオリアと密接に接触するためより高い出力が期待でき、
「自らの肉体を武器にする」「武器を出現させる」ことに特化した能力のもの達も居る。
「変化」や「肉体強化」系の業はこの最たる例とも言え、高い出力と攻撃力を誇る。

基本体表に露出しての埋め込みがほとんどだが、稀に体内に埋め込んでいる隊員も居る。特に制限はない。見せる規定もない。

一部の隊員は精神負担の緩和の為カウンセリングや薬剤投与、定期的な記憶の処理などが行われている。

暁の騎士の中でも個々が能力に優れ、より高ランクのロストとの単独・少数戦闘が可能。
移動能力に長けた隊員を足代わりにし、暁の騎士よりも先んじて任務にあたることが多い。
暁の騎士たちの間で「幽霊」のうわさがたったのはこのためであり、「到着した時には既にロストは討伐されており」
「何の報告もなく、戦った者の痕跡も残っていなかった」という事実から「幽霊」のうわさが生じた。

主力班長について

現在それぞれ「陸戦」「海戦」「空戦」のフィールド戦闘において特化し、優秀なものを選出し抜擢されている。
隊長のルス、補佐の大実健造と相談し、任務に適した能力のものを選抜・編成して直接現場指揮に当たることが多い。
ルスの目の届かないところまで隊員のフィジカル・メンタルの総合的な状態、能力などを把握することが主な仕事で、
トレーニングなどを担当することもある。

「陸戦主力班長」はガルム?。陸上の戦闘において適した能力を有した者たちを把握し、現場指揮を任される。
 陸上における移動速度、単純戦闘能力に長け、尤も活躍する場面が多いと言える。
「海戦主力班長」はギムレット?。海上・水中戦闘において適した能力を有し者たちを把握し、現場指揮を任される。
 水中戦闘のほか、「水」を得意または苦手とするロストに対しこの部隊が動くことがある。
「空戦主力班長」は蛇喰姫?。空中戦において適した能力を有し者たちを把握し、現場指揮を任される。
 飛行能力を有した空中戦特化の能力のほか、対空攻撃能力を持つものもここに分類される。偵察や観測手を務めることもある。

以上三班に分類されない能力「医療班」「記憶処理班」「記録担当」「対ミーム」などである場合、
ルスの直下に置かれ、補佐である大実健造が主に担当する。

居住区について

そこから出ずとも生活できるレベルの設備が整った隊員たちのための空間。
共用食堂、風呂、休憩室、訓練場、研究設備、資料室、喫煙室等々多数あり。

それぞれに個室が割り当てられ、トワイライト・その他の事情において必要な設備は相談の上改築可能。
それが必要である、と判断された場合経費での改築が許可され、早急に改築が%%主に隊長の努力と犠牲によって%%行われる。
改築は任意に手伝うことができ、その場合はアルバイトとして給料が出る。主に隊員のお小遣い稼ぎとして人気。
趣味の範疇の改築(ファブリックをはじめ室内の装飾に拘る、特別な設備を用意するなど)は費用一部負担の上許可される。
ペットの飼育も可能。

初期支給の部屋のイメージサンプル


給仕や清掃、植物の手入れやランドリー室での清掃、備品や設備の管理など様々な雑務を行う隊員も在籍する。
外に出られないトワイライトのために購入代行などもあり、特に生活や趣味に対して不便することは無い。

制服について

基本、協力者のデザイナーであるサロメ・トリストラム?によって帳簿を誤魔化しつつ作られるが、特別な希望があれば応相談とされている。
黒い暁の騎士の制服であること以外に規定はないため、自由にデザインしていいことになっている
…のだが、デザインについては魔女サロメとの殴り合い相談によって決定するため、凝ったものであれば相応の努力と覚悟が必要かもしれない

ロスト化について

非常に危険な方法を用いて戦うため、常にロスト化の危険がついて回る。
ロスト化した隊員は埋め込んだクオリアを取り込んで強力なロストになる例が多いため、
変化が始まり次第即時処分が全ての隊員に許可されており特筆して体調が迅速な対処を行う。
また、逃げた場合でも隊長による徹底的な追撃が行われるため逃げ延びるケースは稀。
情報漏洩の防止の観点からも優先的討伐が義務付けられている。

何か特別な事情があって本人が強く希望する場合、例外的に隊員が討伐の主力を任されることもある。
これは本人の精神面に及ぼす影響を隊長が考慮した結果許可されるものであるが、実力次第では却下されることもある。

余談

CrepúsculoLobosクレプスクロ・ロボス。とはスペイン語であり、エルメリアに置いては大昔に滅んだ国の失われた言語とされている。

重い設定とは裏腹に南の島やプライベートビーチでのバカンス、BBQ大会などと言ったガス抜き的催し事も多く、
隊長のルスの性格や意向もあり非常に和気あいあいとしている。
職場内恋愛が発覚すると赤飯を炊かれたりパイ投げが勃発するため、隠すカップルもいるとか、いないとか。

活動内容

ロストの討伐、ほか

所属要項

所属はロスト以外であれば人間・トワイライト・またはその他の細かい事情のある特別な者たち、
性別、年齢、出身などを問わずに所属できるが、隊長のルスの意向でクオリアを埋め込み杯の業を獲得するには
少なくとも暁の騎士の前線投入の最低年齢である12歳以上であることが望ましいとしている。
隊長が快く許可するにはある程度精神が成熟する18歳以上からである。
ただし、年齢にかかわらず逢魔時の狼達においてクオリアを埋め込む施術には本人の合意と隊長の許可が必要になる。
医療班や研究班、隊長と補佐の相談の上で問題ありとされた場合は本人が望んでも施術が行われないケースがある。

トワイライトに対し否定的な意見を持つものは選出されにくいが、例外はある。

居住区画から出られないトワイライトたちの生活を支えるため、日常生活を支える多くの職員が在籍しており、
炊事・選択・掃除・備品管理や情報収集、物資調達やそのほか雑務を含め、クオリアを持たない一般職員も多い。
そのため、入隊に置いては隊長の許可さえあれば能力を問わず在籍できる。

ほかに、やむを得ない事情で保護された人物なども一時的に在籍扱いとすることがある。

原則隊員は隊長のルスによって直接スカウトされることが条件で加入できる事になっているが、稀に自ら真実に辿り着いたもの
入隊を希望したもの、他の隊員によって斡旋されたものなどが在籍することもある。
基本的に死亡を偽装し、社会的には一度死んだことにしてリスタートするが、家族に仕送りをしたいなどの理由で例外が許可されることもある。
ただし、遠くに出向していて会えない的な偽装や、組織についての情報を漏らさないことが条件となる。
隊員には苗字が「バルラガン」の偽装身分が用意され、身分証や口座に至るまであらゆるものが用意され、様々な審査も通過できる。
一部企業には「バルラガン」の名義は無条件で通し、その記録を抹消するようにとの暗黙の了解があったりするかもしれない。
もちろん悪用したことがばれれば隊長直々のお説教と厳罰処分が待っていることは言うまでもない。

備考

その他組織、傭兵との兼任可能
一部トワイライトの収容所(聖なる導きなど)、トワイライトの否定派組織(天導教団など)と敵対的
逆に、タランチュラや明けの明星など、トワイライトを擁護する組織と友好的

擬態狼

逢魔時の狼達の中にさらに秘密裏に行われている研究であり、これは隊員の中でもごく一部にのみ知らされている事実である。
隊長のルスの独断専行で行われている研究の為、王族や騎士団長にすら秘匿されている可能性が高い。

施術内容はとある結晶化症(クアルソ症)患者の体内で生成される「液体クオリア」を「血液の代わりに体内に流す」というものであり、
杯の業と似た能力を有するが、比較にならないほどの深い接触により非常に高い性能を有する。
無論感情への暴露も付きまとうが、それ以上に適合しなかった場合は間違いなく死に至ることから隊員の中から隊長直々に選抜する。

普段他の隊員の中に紛れて普通に活動しているが、状況に応じて隊長権限で任務に抜擢されることや、必要に応じて極秘任務を遂行する。

液体クオリアのほかにもう一つクオリアを体に埋め込んでおり、これは杯の業のためのものと偽装しているが、
実際の性能は「体内の液体クオリアの制御・安定化を図るもの」であり、非常時の最終手段「自爆用」である。

強い感情を帯びた液体クオリアはロストに浴びせるだけで有効な攻撃手段たり得るため、
自爆によって命と引き換えにS級ロストを道連れにすることすら可能になる。

どういう訳か情報を嗅ぎ付けたS級ロスト紅の魔女?の液体クオリアのサンプル提供により、現在では後期型が普及しており、
杯の業の能力のほかに高い自己再生能力を有するためさらなる活躍が期待でき、自爆以外での死亡の確立を格段に下げている。

彼らは「たとえ王都が救われたとしても、その余りある危険度と力のために死なねばならない」と決められており、
最期にはその研究の情報と共に闇に葬られることが決まっている。