酵素という成分はとてもデリケートな成分です。熱に弱いという特徴を持っているので、50度〜70度ぐらいの熱を加えると簡単に破壊されてしまいます。酵素を体内に摂取する際には、調理過程においても、この温度を超えないように気をつけなければいけません。一般的な欧米式の食生活では、ほとんどの料理は加熱調理しているため、素材に酵素が含まれている食材でも、食べる時には酵素は全て破壊されている事がほとんどです。つまり、普段の食事からは酵素を摂取できていない事になります。

普段の食事で酵素を効率よく摂取するためには、非加熱処理された食材を積極的に食べる事が大切です。例えば、納豆やキムチ、味噌などの発酵食品は酵素がたっぷりと含まれていますし、豆腐や粕漬けなどにも酵素が豊富に含まれています。こういった食品は製造過程で加熱されていないので、普段の食生活でこうした食材を積極的に食べれば、食事からも酵素を摂取する事が可能です。

酵素がたっぷり凝縮されている酵素飲料も、酵素が熱で破壊されてしまわないように非加熱製造されています。
そのため、酵素飲料は特異な臭いや味があり、それが苦手という人はコーヒーなどに混ぜて味や臭いを消して酵素飲料を一緒に飲む人もいるようです。コーヒーなどに混ぜる時にはコーヒーの温度に気をつけましょう。50度を超えると酵素の破壊が始まってしまうので、少し冷めたものやアイスコーヒーなどを利用するのがオススメです。