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長い!三行で

トラブル回避のために自分の作った口上やバリアント・改造パッチには
他人が改造・加筆してもよいか?本体・口上まとめに取り込んでもよいか?を明記しよう
テンプレ(後述)を使うとよりベター 口上ならテンプレ内に書くところがあるのでそこを埋めればOK

Q.具体的にどうすればいいの?

A.あなたが作ったものが……
  • 一から自分で作った口上
    口上テンプレの最初の方に書く欄があるはずなので、そこをよく読んで埋めればOK
  • 一から自分で作った改造パッチ
    元のバリアントと同じライセンスにしておくのが無難(本体に取り込んで欲しくない等特別な場合を除く)
    パッチ毎にライセンスがバラバラだったり、本体より制限が厳しいと本体に取り込みにくくなる
  • 一から自分で作ったバリアント
方針ライセンス使い方
改造でもなんでも勝手にやってOKだよ!MITライセンスリンク先のライセンス文をコピーして<year> <copyright holders>に年と作者名を入れてバリアントに同梱すればOK
改造はOKだけど商用利用は禁止CC BY-NC以下の文章をReadmeにコピペすればOK
「このバリアント内の特記の無いものはすべてCC BY-NC(商用利用を除き改造自由)とします(creativecommons.org/licenses/by-nc/4.0/deed.ja)」
無許可での改造禁止、再うpはOKCC BY-NC-ND以下の文章をReadmeにコピペすればOK
「このバリアント内の特記の無いものはすべてCC BY-NC-ND(無改変・非商用での再アップロードのみ自由)とします(creativecommons.org/licenses/by-nc-nd/4.0/deed.ja)」
  • 既にあるものを改造した口上・改造パッチ・バリアント
    元の物と同じライセンスにすることを推奨









目次


ライセンスとは何か

ライセンスとはeraやソフトウェア関連においては*1、バリアントやパッチ、口上の作者が
「この条件なら連絡不要で他人による改変・再配布を許可する」ということを約束すること・それを記した文章のことをいいます。
*2

なぜライセンスが必要か

初代erakanonに始まり、eramakerは改造によって様々な作品が生まれてきましたが・・・

作者の方針・意思表示

era界隈には自分の作ったバリアントやパッチ、口上を自由に改造してもいいよ!という人や
自分の作品の全てを掌握しておきたい、苦手な性癖があるなどの理由で改造して欲しくない人など様々な方針の人がいます。
作者の方針が分からないと改造・加筆してよいかどうか分からないので、トラブル防止のために方針を明記することが推奨されています。

法律上の問題

日本の著作権法上、何も書いてないと「作者以外再配布・改変・その他一切禁止」という扱いになります。
そのため、自由に使っていい場合はそれを明記する必要があります。
また禁止にする場合でも、書き忘れとの区別のために明記することを推奨します。

作者と音信不通になったときのため

あらかじめ書いておくより毎回作者に連絡を取るようにした方が確実であるように見えますが、作者と連絡が取れなくなった場合、作者の意思と関係なく改変・再配布・その他一切禁止という扱いになります。
特に複数人が関わった物の場合、たとえ他の作者が許可していたとしても一人音信不通になるだけで他の作者を含めた全員が改変・再配布等不可能になってしまいます。

どんなことを書くべきか

無改変での再配布を許可するかどうか

  • 次の場合に必要
    • 口上を本体に同梱・口上まとめに収録
    • パッチを本体に取り込む・パッチまとめに収録
    • アップローダのトラブルでファイルが消失した場合、他人が再アップロード
  • メリット:作者と音信不通になっても、作者が意図しない公開停止状態になるのを防げる
  • デメリット:作者が公開停止しても他人が合法的に再配布でき、止めることはできない・知らないところで広まる

これができないと不便なことが多いので、特に理由がなければ許可することを推奨します。

改変したものの再配布を許可するかどうか

  • 次の場合に必要
    • バグや誤字脱字の修正、バリアント本体のVerUpへの対応
    • 口上の加筆・改変
    • 他の口上・バリアントへの移植
  • メリット:バグ修正により、作者が意図しない公開停止状態になるのを防げる
         新しいバリアントや口上の作成等ができるようになる
  • デメリット:苦手な性癖・作者の意図と違う使われ方をされる恐れがある

これを許可するかどうかは作者の方針によりますが、少なくともバグ修正は許可することを推奨します。

その他例外事項

  • 翻訳
  • 商業利用
  • 二次創作

以上の項目は、明記しなかった場合は法律上不許可扱いになります
eraは改造によって様々な作品が生まれてきたので、特に理由がないのであれば改変・再配布の許可をお願いします。

ライセンスを書くときに気をつけること

変更・取り消しは非推奨

ライセンスの変更はできないものと思ってください。
一度出した許可を取り消す場合(ライセンス違反した人に対するものを除く)
もしライセンスを変更した場合、既にそれを利用している人たちに迷惑がかかります。
特にバリアントに対する改造パッチの場合、取り込んだバリアント全体に影響が及び、最悪公開停止に追い込まれる他、不必要な変更は他の作品のライセンスが信用されなくなることにもつながります。
そのため「このライセンスは取り消しできない」と明記されたライセンスも存在します*3
どうしても許可の取り消しを行いたい場合は、次のバージョンからの適用とし現在のバージョンを利用している人に影響を与えない形で行うことをお勧めします。
許可していなかったものを新たに許可する場合
新しく許可を出すこと自体は問題ありませんが、それには作品に関わった人全員の同意が必要になります。
そのため誰かと連絡が取れなくなった場合、自分が作った部分も含めてライセンスの変更が不可能になることがあります。

後から変更を行うことのないように、よく考えてライセンスを書くようにしましょう。

内容の矛盾や抜け穴・あいまいな表現

自作のライセンス文には、内容に矛盾や抜け穴などの問題があるものが多く存在します。
可能な限り、既にあるライセンスのテンプレを使用することを強く推奨します。

“常識・暗黙の了解”を前提としない

ライセンスは“書かれている内容そのままに”扱われます。「こんなことは書かなくても常識だろう」「書いてないけど常識だろう」はトラブルの元です。
して欲しくないことがあるなら全て書き、言葉を濁したりすることのないようにしましょう。
また読む側も全て書いてある前提で扱い、書かれていないことを勝手に想像したりしないようにしましょう。

以上の問題を防ぐため、自作のライセンス文ではなく既にあるテンプレを利用することを強く推奨します。

FAQ

Q.このCCとかMITライセンスって奴はなんなの?これを使わないといけないの?

A.そのままコピペで使えるライセンス文です
これを使わなくてはならないというわけではありませんが、多くのソフトウェアに使われた実績のあるライセンスなので、
  • ライセンス文の矛盾・抜け穴
  • ライセンスの互換性問題(どちらも改変を認めてるのに互いのライセンスが矛盾するので取り込みができなくなるなど)
  • ライセンスの氾濫問題(既に存在するライセンスと同じ内容の(そして矛盾・抜け穴等のある)ライセンスが増殖する問題)
などの問題がクリアされてるので、もしあなたの意向と一致するライセンス文があるならそれを使うことを推奨します。

Q.めんどくせーよ。俺の作品は好きにしていいから書かなくていいだろ?

A.法律上何も書いてないと「作者以外再配布・改変・その他一切禁止」という扱いになります。
日本の著作権法は「親告罪」なのであなたが訴えなければ利用することは合法ですが、
作品が広まった後から作者が出てきて利用禁止を宣言したり、訴えたりすることが合法的に可能です。
また裁判とまでは行かなくても、何も書いてないと「作者はどういうつもりで公開したのか」がわからないため不毛な議論の元になります。

自分の作ったもので自由にしていい&後悔しないなら↓をreadme等にコピペすることをお勧めします
このアーカイブ内で特記のないものは全てCC0(http://creativecommons.org/publicdomain/zero/1.0/d...)とします

Q.「ライセンスフリー」「著作権フリー」じゃだめなの?

A.単に無料であるという意味で「ライセンスフリー」と書いてあるケースも多く、トラブルの元になります。
何がどこまでフリーであるか明記することを推奨します
特に制限を設けるつもりがないのであれば、MITライセンスCC0等がオススメです

Q.あらかじめライセンスを書くのではなく、個別に許可を出す方法ではだめですか?

A.特別な理由がない限りお勧めできません
個別に許可を出す方法では、作者が全ての改変を管理することが出来ますが、
対応に手間がかかるだけでなく、万が一音信不通になった場合本来許可されたであろう行為も不許可扱いになってしまいます。
この方法で同じパッチ等を複数の作者が改変した場合、全ての作者に許可を取ることが必要になり、
一人でも音信不通の作者がいれば全てが使えなくなってしまいます。
その結果ライセンスを後から取り消した時と同じような問題が発生する恐れがあるため、特別な理由がない限りお勧めできません。

Q.改変した物の再配布はは許可したいが、無改変での再配布は許可したくない

A.この条件だと抜け穴があり、無改変での再配布も可能になってしまいます
・オリジナルのA→機能を追加したA'→追加した機能を削除したA''=オリジナルのA
・文章に「。」を一つ追加しました、など

Q.再配布だけでなく改変も許可したくない

A.公開せずに個人的に使う用途での改変は禁止することは出来ません
もし禁止しようとするなら、最初から公開しない以外の方法はありません

Q.作者自身もこのライセンスに従わなければいけないの?

A.ライセンスは“他人に対して”の許可です
オリジナル作品の作者はライセンスと関係なく使用することが出来ます。
改変や二次創作等なら原作のライセンスに反することは出来ない・反するライセンスを与えることは出来ませんが、自分が書いたライセンスには従う必要はありません。

ただし匿名で作品を発表した場合、自分が作者だと証明できなくなり作者もライセンスに縛られる場合があります。

Q.改変したんだけどライセンスどうすればいいの?

A.元の物と同じにすることを推奨
基本的に改変したものは“元のライセンスと同じかそれより制限のきついライセンス”しか選べません。*4
また改造パッチをバリアント本体に取り込む際、パッチ毎にライセンスがバラバラだったり、本体より制限が厳しいと本体に取り込みにくくなります。
バリアント本体に取り込むための改造パッチであれば、本体と同じライセンスにすることを強く推奨します。

Q.作者が自由に使っていいとライセンスに書いていたけど、こんなことしたら嫌がるのでは・・・?

A.明記されていない作者の意思を勝手に想像することはトラブルの元になります。
ライセンスは作者の意思表示であり、“書かれている内容そのままに”扱われます。
たとえ善意であっても「作者の気持ちを代弁」しないようにしましょう。作者の意思に反する恐れがあります。

Q.作者が自由に使っていいとライセンスに書いていたけど、ニコニコ動画にプレイ動画うpしてもいい?

A.作品のライセンス上は問題ないですが、ニコニコ動画側の利用規約に反する恐れがあります。*5
ライセンスで許可できるのは“作者じゃないと出来ないこと”のみです。
作品のライセンスだけでなく、利用する国・地域・サービスの法令・利用規約等にも従う必要があります。

Q.二次創作の作者って著作権持たないんじゃないの?

A.原作者と二次創作者両方が著作権を持ちます。*6
つまり原作者が二次創作を許可してるのであれば、二次創作者はその許可の範囲で二次創作物に自由にライセンスを設定することができます。二次創作物が勝手にパブリックドメインになったりはしません。

Q.じゃあ二次創作バリアントって原作が許可すると明言してないなら違法じゃないの?

A.即違法ではありません
二次創作は原作側が許可・不許可を明示していないケースが多くあります
これにはいくつかの理由があり
・二次創作を知ってて許可したいが、建前上不許可にしなければならないので知らないフリをしている
・    〃    不許可にしたいが、訴えるには割が合わないのでことが大きくならない限り知らないフリをしている
・二次創作の存在を知らない
どのパターンにしろ許可・不許可を明言するよう迫ることは“原作側・二次創作双方共に”損になるので
「目立ちすぎないようにやって、怒られたら引っ込める」というやり方が慣習となっています
日本の著作権法は「親告罪」なので、原作側が動かない限り訴えられることはありません

よくソフトウェアで使われるライセンスのテンプレ

  • 参考資料

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CC)

https://creativecommons.jp/licenses/
「完全自由」と「一切利用不可」の中間をだれでも簡単に指定できることを目指して作られたライセンス
 [改変自由・改変可、ただし同じライセンスにすること・改変不可]
 [商用利用可・不可]
この2つの項目の組み合わせで6種類のライセンスがある
※ただしソフトウェアへの適用は非推奨 https://creativecommons.jp/faq/detail/#i12

GNU General Public License(GPL)

要約:自由に改変・再配布OK、ただし“改変したものやこれを取り込んだものもGPLにすること
原文:http://www.gnu.org/licenses/gpl.html
日本語参考訳:https://osdn.jp/projects/opensource/wiki/licenses%...
自由に利用・改造して欲しいという目的で公開されたソフトを、独占されないようにするために作られたライセンス
誤解されがちだが、商用利用は禁止されていない

zlib/libpngライセンス

要約:以下の条件に従う限り、自由に利用可能
   ・作者を騙らない(作者名を明記する必要はない)
   ・改変した場合、それを明記する(未改変だと騙ってはならない)
   ・ソースコードからこのライセンス文を改変・削除してはならない(ソースを公開する必要はない)
原文:https://opensource.org/licenses/zlib-license.php
日本語参考訳:https://osdn.jp/projects/opensource/wiki/licenses%...
Emueraでも使われてる

MITライセンス(X11ライセンス)

要約:自由に利用可能、ただしこのライセンス文(作者の名前含む)を消してはならない
原文:https://opensource.org/licenses/mit-license.php
日本語参考訳:https://osdn.jp/projects/opensource/wiki/licenses%...
超シンプルなライセンス

パブリックドメイン

要約:完全自由
作者が著作権(もしくはその権利行使)を全て放棄した・死後年月が経って権利が消滅した状態
括弧が付いてるのは、法律上任意に著作権を放棄することができない国でも同等の効果を得るため(例:日本での著作者人格権)
自発的に放棄する場合単にパブリックドメインと書くだけでもよいが、CC0を使うことを推奨
CC0
http://creativecommons.org/publicdomain/zero/1.0/d...
CC0要約:著作権を放棄する、もしできない場合はあらゆる行為を認めるライセンスで実質放棄と同じ状態にする
CC0で公開されたものは文字通りあらゆる利用が可能で、作者の名前を書く必要もない

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