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菊びら回転(きくびらかいてん)

アナルを含む複数女性による回転プレイの俗称。

用語の解説

「菊びら回転」とは、風俗俗語のひとつで、複数の女性が交代して奉仕する「花びら回転」の派生形である。大きな違いは、サービスにアナル(菊門)への愛撫や挿入的プレイが組み込まれている点であり、その名も「花びら(女性器)」に対して「菊びら(肛門)」を対象とする比喩から生まれた。

文化的には、90年代以降の回転サービスの多様化の中で登場し、特にアナル嗜好を持つ顧客に向けた特殊サービスとして一部の店舗やイベント的企画で採用された。通常のピンサロ的な「花びら回転」に比べてフェティッシュ色が強く、業界全体で一般的に普及したわけではないが、ニッチな需要を確実に支えてきた存在である。

典型的なシチュエーションは、複数の女性が交代で現れ、キスやフェラに加えてアナルへの舌愛撫(アニリングス)、指責め、潤滑を伴うタッチなどを組み合わせる流れである。交代するたびに新しい女性の舌や指が菊門を刺激することで、羞恥と倒錯感がリレーのように積み重ねられていく。

心理的な魅力は、「花びら回転」の豪華さに、さらに強烈な背徳感を加える点にある。普段はタブー視されがちなアナルへの接触が、複数の女性によって次々と行われることで、羞恥・快楽・屈服感が混然一体となる。受け手にとっては「自分のもっとも秘められた部分を、大勢に交代で責め立てられる」という強烈な曝露体験であり、独特の中毒性を生むのである。

関連語には「花びら回転」「アニリングス」などがある。これらの中でも菊びら回転は、“花びら”の比喩をアナルに転用する言葉遊びと、特殊嗜好を満たす文化的ニッチの両面から、風俗スラングの中でも特異な位置を占めている。

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