アダルト用語辞典 Eroctionary

電動マッサージ器を使い強制的に快感を与える責め方。

「電マ責め」とは、電動マッサージ機（通称・電マ）を女性のクリトリスや乳首、膣口などに当て、強力な振動で連続的に刺激を与えるプレイを指す。通常の愛撫では得られない強烈なバイブレーションは、性感を一気に高め、短時間での絶頂や“連続イキ”を誘発しやすい。

もともと電マは肩こり用のマッサージ器具として普及したが、80年代以降はアダルトグッズとして転用され、AVや風俗、SMプレイで定番化した。強力で単調な振動は“逃げ場のない快感”を生み出すため、ソフトな愛撫よりも道具による制御された責めとしてのニュアンスが強い。

風俗の現場では、オプションサービスやSMコースの一環として人気があり、「すぐイカされたい」「道具で弄ばれたい」といった欲望に応える。音声作品や官能小説では「ブィィィィン……」というモーター音や、女性が耐え切れず声を漏らす描写が臨場感を高める演出として多用される。

プレイのバリエーションとしては、

• クリ責め特化：一点集中で強烈にクリトリスを刺激し、即イキを狙う。
• 全身責め：乳首や内腿など敏感部位を次々と移動させ、焦らしと快楽を繰り返す。
• 拘束×電マ：手足を縛られた状態で逃げられず、連続的に責められる倒錯的快楽。
• 挿入×電マ併用：挿入と同時に電マをクリやアナルに当て、二重三重の刺激で絶頂を深める。

心理的な魅力は、「自分では制御できない強制的な快感」 にある。愛撫なら耐えられる刺激も、電マの容赦ない振動には抗えず、羞恥と快楽の境界が崩れていく。その「逃げ場のなさ」こそが、電マ責めを一種の倒錯的で魅惑的なプレイにしている。

関連語には「バイブ責め」「クリ責め」「SMプレイ」「道具責め」などがあり、電マ責めはその中でも最も一般に知られ、象徴的な道具責めとして現代のエロス文化に定着している。

• SM
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