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いくつもの星系でカプセラの手によりマーケットが形成され、膨大な種類と数のアイテムが取引されています。ミッションランナーの戦利品、採掘業者の鉱石、製造業者の成果物・・・。これらが日々取引価格を変動させ、市場はあたかも生物のごとく動きます。EVE宇宙での経済活動は、非常に緻密で大規模です。その経済システムの開発には経済学者がからんでいるとか。

この複雑怪奇な経済界を戦場とし、市場の動きを己の利益とする・・・それがトレーダー（交易屋）です。そして価格設定の最小単位が0.01iskであることから、彼らの戦いは「0.01isk WAR」とも呼ばれます。

必要なのはいくつかのトレードスキルです。

関連ページ：トレードガイド・トレード系スキル


必須となるスキルはそう多くはありませんが、他の活動と被らないためにどこかで集中して取るのが良いでしょう。特に税金関連のスキルは可能な限り全て高レベルで揃える必要があります。

基本は安く買って高く売る、簡単な話ですね。あとはいくらかの元手があれば出発点に立てるでしょう。だからと言って楽な道ではありません。あなたの「市場を読む」能力が要求されるのです。どんなアイテムが値上がりしそうか、あるいは売れそうか。この２つは似ているようで違います。逆にどんなアイテムが値下がり、売れなくなるのか。情報はマーケットだけでなく、噂話や果ては巨大なアライアンスの戦争ニュースまで、様々なところに転がっています。
このようにトレーダーは自分の知力と観察眼だけで利益を上げます。

まず必要なのは、マーケットや契約についての知識です。安く仕入れて高く売る、基本はこれだけですが、間違って安く売ったり高く買ったりしてしまわないように、システムについての知識は必須です。

また、特に税金についての知識は必要です。

トレーダーをやるにはもちろんですが、元手が必要になります。これを用意する手段が必要です。簡単なのは現実世界の現金をiskに変換することで、PLEXというゲーム利用時間延長アイテムを介することで可能です。もちろんゲーム内で稼ぐのであれば、時間はかかるものの序盤でも確実に稼げるミッションや採掘をしていくのも良いでしょう。または、あなただけが思いつく方法があるかもしれません。

元手を稼ぐためにミッションをするのであれば、商都のステーションの持ち主であるNPCコーポレーションのミッションを受け、スタンディングを上げましょう。これによって商都ステーションにおける手数料が削減されます。

最初は小額から始めてみましょう。トレーダーというと現地で買って売るだけで利益を出しているように見えますが、そういう人はごく少数です。ほとんどの場合は、なんらかの手段で「通常より安く」仕入れるか、工夫して「通常より高く」売る必要があります。そうしなければ、まず赤字で終わるでしょう。

商業地定点での売り買いにこだわらず、輸送艦などを駆使して田舎などで商品を安く仕入れ、商業地で捌くなどの応用も利かせてみましょう。トレーディングを進めていくに従って、そしてEVEに触れていくに従って、様々な情勢が見えてきます。慣れてきたら情報を元にして、値上がりするもの、値下がりするものなどを読み取ってみましょう。先物取引ができるようになれば一人前です。

そして最も大事なのは「元手」です。稼いで稼いで、より高額な商品を多く扱えるようになりましょう。

トレーダーは稼げる、これはEVEに関する知識があればの話です。最初から大金を稼ごうとしても、おそらく無理でしょう。商材は手近な物から慎重に選び、無理のない範囲で取引しましょう。

元手を手に入れ、商材がそろい、マーケットに流したとします。そのまま待っていても利益はあがるかもしれませんが、そうではない場合も多々あります。トレードは決して不労所得ではありません。相場は常に変化します。

100,000 ISKで売れていたアイテムが、数時間後には70,000 ISKでしか売れないかもしれません。また、100,000 ISKで出したアイテムが、実は150,000 ISKになるかもしれません。常にマーケットに目を光らせ、最大限の利益を目指すのがトレーダーの戦いです。

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