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秩序あるワープ、フリート編隊

フリート編隊、フリートフォーメーション(Fleet Formation)2021年3月 アップデートで追加された機能です。

簡単に言えば、この機能は司令官が艦隊ワープ(フリートワープ)をかけたとき、指定した陣形でワープアウトするというものです。広義の艦隊ワープなので、「フリートワープ」「ウィングワープ」「スクアッドワープ」のいずれでも発動します。

(今までの)艦隊ワープとは

艦隊ワープは、フリートコマンダー(艦隊司令官)、ウィングリーダー、スクアッドリーダーが、自分の指揮範囲の艦船を一度にワープさせる機能です。艦隊内でこれらの役割が割り当てられていると、右クリックのメニューにコマンドが追加されています。



今まではこの説明で十分でしたが、これからはもう少し詳しいことを把握しておく必要があります。艦隊ワープの本質は「同期ワープ」であり、コマンドを出した司令官のワープコマンドと同時に各メンバーもワープします。このとき、今まで考えられていたように「司令官が指定したワープ先と同じ場所に(同じ距離に)ワープさせる」のではありません。正確には「司令官のワープ指示と同時に、司令官が指定したワープ目標地点の極小範囲(狭いスフィア)内に各自のワープ先が指定され、ワープが開始される」となります。単純に一緒にワープしているということではなく、司令官のワープ指示に対応して各艦がそれぞれワープ先を指定してワープを開始する(結果的にそこが司令官が指定した目標地点である)わけです。これは軸合わせが遅れた船などが後からワープするあたりからも直感的に理解することができます。

この「目標地点の極小範囲(狭いスフィア)内へのワープ」は、フリート編隊ではデフォルト(Lv 0)の「ポイント編隊(Point Formation)」として指定されています。

フリート編隊の設定

フリートに所属した状態でフリートウィンドウを開き、「フリート編隊(Fleet Formation)」のタブで設定します。



アイコン編隊の種類
ポイント編隊(Point Formation)
スフィア編隊(Sphere Formation)
プレーン編隊(Plain Formation)
ウォール編隊(Wall Formation)
アロー編隊(Arrow Formation)
相対編隊(Relative Formation)

「スフィア編隊」「プレーン編隊」「ウォール編隊」「アロー編隊」は、後述しますが艦隊が特定の陣形を作るものです。これらを選択した場合は「フリート編隊規模」「フリート編成の間隔」という2つのパラメータを追加で選択します。フリート編隊規模は、フリート編隊によって展開される陣形の範囲です。フリート編成の間隔は、文字通り、陣形内部における艦船同士の間隔になります。

例えば「ウォール編隊」において編成規模10km、間隔1kmで指定した場合、10km範囲の壁型の陣形内部に1km間隔で船が並ぶことになります。スキルレベルによっては編成規模20kmの間隔10kmで200人というような状態を作ることも可能ですが、その場合は狭い範囲内で間隔を取ろうとするため、結果的に指定された間隔の位置に多くの艦船が密集することになります。

フリート編隊規模は「スフィア編隊」「プレーン編隊」「ウォール編隊」「アロー編隊」で指定可能です。
フリート編成の間隔は「プレーン編隊」「ウォール編隊」「アロー編隊」で指定可能です。

設定が効果を発揮するとき

この設定は艦隊に所属していれば誰でも行うことができますが、設定が反映されるのはフリートワープをかけることができる役職についたとき、すなわちフリートコマンダー、ウィングリーダー、スクアッドリーダーになったときだけです。

スキルによる制限がかかった状態

スキル未修得によって選択できない選択肢は、鈍いオレンジ色でマスクされて表示されます。カーソルを当てると必要とされるスキルのレベル等が表示されます。





フリート編隊のスキル要件



フリート編隊の機能はスキルの取得によって解放されていきます。スキルによる「システムの機能の解放」は実装時点で他に例がないものです。

スキルは艦隊支援(Fleet Supports)グループに含まれています。そのため必要な属性は「第一:カリスマ」「第二:精神力」となります。

いずれのスキルもオメガクローン用スキルとなり、アルファクローンでは習得できません。
フリート編隊(Fleet Formations)
トレーニング時間乗数:x5

リーダーシップ(Leadership) Lv
  └ フリート編隊(Fleet Formations) Lv

フリート編隊のスキルを上げると、レベルごとに追加のフォーメーションがアンロックされます。
レベルフリート編隊
Lv 0(スキル無し)ポイント編隊(Point Formation)
Lv 1スフィア編隊(Sphere Formation)
Lv 2プレーン編隊(Plain Formation)
Lv 3ウォール編隊(Wall Formation)
Lv 4アロー編隊(Arrow Formation)
Lv 5相対編隊(Relative Formation)

フリート指揮(Fleet Coordination)
トレーニング時間乗数:x8

リーダーシップ(Leadership) Lv
  └ フリート編隊(Fleet Formations) Lv
    └ フリート指揮(Fleet Coordination) Lv

フリート指揮のスキルを上げると「フリート編隊規模」「フリート編成の間隔」という2つの要素について、より広い範囲・距離の選択肢がアンロックされます。
レベルフリート編隊規模フリート編成の間隔
Lv 0(スキル無し)10 km1 km
Lv 120 km2 km
Lv 230 km3 km
Lv 340 km4 km
Lv 450 km5 km
Lv 5100 km10 km

x8というトレーニング乗数は戦艦などと同じで、Lv0からLv5にするには30日以上のトレーニング期間が必要です。

フリート編隊の種類


ポイント編隊(Point Formation)

ポイント編隊はデフォルトで設定されており、この機能実装前のフリートワープと同様の挙動をします。司令官がフリートワープを特定の位置に対して行った時、艦隊はその特定の位置(0kmまたは指定された距離)に対して1点に密集した状態でワープアウトします。

艦隊がバラけないのでスターゲートなどを経由する移動のときはこれが安定です。

スフィア編隊(Sphere Formation)



スフィア編隊は、指定した編成規模の大きさの球体の内部のランダムな点に各艦が配置された状態でワープアウトします。ポイント編隊と比べて広い範囲の球状にワープするので、各艦同士の間隔に余裕がある状態になり、待ち伏せのボムや範囲ドゥームズデイなどの攻撃の効果を下げることができます。

プレーン編隊(Plain Formation)



プレーン(Plain)は平野という意味で、文字通りこの陣形は水平方向の平面上(四角形)の内部に指定された間隔で船が配置された状態でワープアウトします。

ウォール編隊(Wall Formation)



ウォール編隊は文字通り壁状、つまり垂直方向の平面上(四角形)の内部に指定された間隔で船が配置された状態でワープアウトします。

アロー編隊(Arrow Formation)



アロー編隊は文字通り矢の形、というか1人のキャラクターを頂点としたくの字型に、指定された間隔で船が配置された状態でワープアウトします。
このとき、頂点となっているキャラクターがフリートコマンダーとは限りません。そこから機動戦闘に移る際は注意が必要です。

相対編隊(Relative Formation)

相対編隊は、ワープを開始した時点の相対的な位置関係を維持したままワープアウトします。
この時基準になるのはフリートワープをかけた指揮官です。指揮官から200km以内(固定)にいる艦船が位置を保ったままワープする対象になります。

フリート編成の注意と応用

フレキシブルな艦隊行動

ポイント編隊以外は、基本的に艦船同士の間隔が開きます。そのため、艦隊を次の星系に運ぶためにスターゲートにワープさせた場合などにおかしなフリート編隊にしていると、スターゲートに接近できない艦船が出てきてしまい、行動が遅れてしまいます。
逆にストラクチャ攻防戦など、ワープ後に数十km範囲に展開したい場合などにうまくフリート編隊を使うと艦隊の動きが早くなります。フリートワープさせる際は常にその先の展開を考え、フレキシブルにフリート編成を変更するべきです。

編隊がバブルにかかるとき

フリート編隊における各艦の配置は、例えそれが相対編成であっても個々の艦船が行うワープです。フリートやフリートコマンダーからの相対位置を保ったままワープアウトするのではなく、最初にワープアウト位置が編成に合わせて決定され(例えばウォール編隊の2列目の3段目、といった具合に)、その後各艦がそこに向かってワープを開始します。そのため、ワープ先に範囲型ワープ妨害(バブル)などがあって「フリート編成の一部の艦がそこに引っかかるコース」などであった場合、それはその通り一部の艦がひっかかる結果になります。
以下の画像はウォール編隊がバブルに真っ向から突っ込んだときのもので、バブルの表面に張り付くようにワープアウトした艦隊がこの現象をはっきりと表しています。



タクティカルオーバーレイと相対編隊

相対編隊は、フリート編隊の中で最も扱いが難しいものです。ワープアウト後も同じ位置関係を保存しておける、というところから「戦闘艦を前、ロジ艦を後ろ」というように自在に位置を設定して敵と当たることができるイメージですが、それにはワープ先において敵艦隊がどの方向にいるかを共有する必要があります。これは今までの艦隊行動においてまったく無かった要素で、これから研究が進んでいく分野です。

位置関係を把握するための一助になるのがタクティカルオーバーレイ(Tactical Overlay)です。これには方角を示すのに使用できる16本のラインが入っており、また零時方向のラインはオレンジ色になっており、これは全てのキャラクターで共有されています。



今後はロジアンカー7時方向へ、というような指示が飛ぶようになるかもしれません。



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