最終更新:
quote_mraz 2020年12月26日(土) 15:01:32履歴
戦闘において艦船を逃がさないようにするためにはワープをさせてはいけません。ワープに入るとターゲットもダメージも入らず、しかもステーションなどの安全が確保できる場所に向かって高速でブッ飛んでいってしまうからです。電子戦用モジュールの一種であるワープ妨害器(Warp Disruptor)、およびワープスクランブラー(Warp Scrambler)は、対象に使用することによってワープを妨害します。
アビサルデッドスペースやプルービンググラウンドでの戦闘など逃げることができない状態を除き、PvPにおいて確実に対象を撃沈するための最も重要なモジュールです。
ワープ妨害用のモジュール類はミディアムパワースロットに装備します。
アビサルデッドスペースやプルービンググラウンドでの戦闘など逃げることができない状態を除き、PvPにおいて確実に対象を撃沈するための最も重要なモジュールです。
ワープ妨害用のモジュール類はミディアムパワースロットに装備します。
ワープ妨害用のモジュールには、それぞれ「ワープスクランブル強度(Warp scramble strength)」というパラメータが設定されています。同様に艦船にも「ワープコア強度(Warp core strength)」というパラメータがあります。これは基本的に0で、属性などにも記載されていません。
船に対して使用されている全てのアクティブなワープスクランブラーまたはワープ妨害器のワープスクランブル強度の合計がワープコア強度を超えると、ワープの妨害が成功します。この時、艦船には以下のような影響が発生します。
多くの艦船はワープコア強度がゼロなので、強度+1のワープ妨害を受けるだけで上記の状態が発生することになります。
船に対して使用されている全てのアクティブなワープスクランブラーまたはワープ妨害器のワープスクランブル強度の合計がワープコア強度を超えると、ワープの妨害が成功します。この時、艦船には以下のような影響が発生します。
艦船はワープコマンドに反応しなくなります。ワープ妨害が成功した瞬間にアクティブだったワープコマンド(ワープドライブ始動中の状態)は即座にキャンセルされます。静止状態からのワープドライブ起動は目標への軸合わせを含みますが、この軸合わせ動作もキャンセルされ、船は停止しようとします(ただし、軸合わせをワープ起動とは別に行っている場合は続行されます)。
このワープキャンセルは、回線切断時の緊急ワープに対しても行われます。ただし、再接続時のリターンワープを防ぐことはできません。
艦船にジャンプドライブが搭載されている場合はそれも無効になります。ワープ妨害中はジャンプドライブを起動することはできません。
攻城艦、艦載機母艦、大型艦載機母艦、旗艦級戦艦、採掘支援母艦などの主力艦は、ワープ妨害中はスターゲートを通過できません。それ以外の船はワープ妨害中でも(タイマーさえなければ)スターゲートを通過することができます。
ワープ妨害中はアップウェル系ストラクチャへのドッキングができません。ステーションに対しては可能です。またはテザリングを受けることができません。
多くの艦船はワープコア強度がゼロなので、強度+1のワープ妨害を受けるだけで上記の状態が発生することになります。
一部の船は「ワープコアの強化」ボーナスを持ちます。これらの船を相手にする場合は、想定されるワープコア強度を計算してワープ妨害を行う必要があります。
艦船 | ワープコア強化ボーナス |
Venture(ベンチャー) | +2(性能ボーナス(固定)) |
Impel(インペル) Bustard(バスタード) Occator(オカター) Mastodon(マストドン) | +2(性能ボーナス(固定)) |
Aeon(イーオン) Wyvern(ワイバーン) Nyx(ニクス) Hel(ヘル) | 各国の艦載機母艦スキルレベルごとに+5 (最大で+25) |
Revenant(レベナント) Vendetta(ヴェンデッタ) | 各国の艦載機母艦スキルレベルごとに+3 (最大で+30) |
Avatar(アバター) Leviathan(リバイアサン) Erebus(エレバス) Ragnarok(ラグナロク) | 各国の旗艦級戦艦スキルレベルごとに+10 (最大で+50) |
Vanquisher(ヴァンキッシャー) Molok(モロク) Komodo(コモド) | 各国の旗艦級戦艦スキルレベルごとに+6 (最大で+60) |
「ワープコア制御装置(Warp Core Stabilizer)」というモジュールがワープコアを強化してくれます。ローパワースロットに装備するモジュールで、1個につき「ワープスクランブル強度を−1(実質的にワープコア強化+1)」という効果を発揮します。
このモジュールはスキャン分解能と最大ターゲット範囲にペナルティを与えるので通常の戦闘艦への装備には向きません。防御とワープコア強化に特化して駆け抜ける移動用(輸送用)の船か、非ターゲット兵器搭載艦(スマートボム艦や、場合によっては指揮型艦など)のオプションとして使用されます。
Tech 1からTech 2、ストーリーラインなどいくつかのバリエーションがありますが、ペナルティの多寡しか差がないので、ワープコア強化用と割り切るのであれば一番安いもので十分です。
ワープスクランブラー(Warp Scrambler)の射程距離はTech 1では10kmにも満たず、超強力な士官品でも15kmほどです。代わりにワープスクランブラーは高いワープスクランブル強度を持ちます。
同時にワープスクランブラーがアクティブな艦船は以下のモジュールが起動できなくなります。この効果はワープコア制御装置などの効果でワープコア強度が足りていても無効化できません。
・マイクロワープドライブ(Microwarpdrive)
・マイクロジャンプドライブ(Micro Jump Drive)
・マイクロジャンプフィールドジェネレーター(Micro Jump Field Generator)
また、マイクロジャンプフィールドによる集団マイクロジャンプの効果も受けなくなります。この効果によって対象の艦隊を分断したりすることもあります。近づくことさえできれば、これらの特殊効果によって相手の艦船を速度で封殺することができます。

モジュールの等級 | ワープスクランブル強度 | 射程距離 |
Tech 1(名前付きを含む) | 2 | 7500m〜8250m |
Tech 2 | 2 | 9000m |
勢力品 | 3 | 10km〜12.25km |
士官品 | 10 | 12.75km〜15km |
マーケットには通常のモジュールに混ざって「大型(Heavy)」と付いているモジュールがあります。性能につられてうっかり買ってしまいそうですが、これはパワーグリッド要件が5000 MW以上ある主力艦用モジュールです(戦艦でも装備だけは可能です)。
ワープ妨害器
ワープスクランブラー
ワープ妨害器
モジュールの等級 | ワープスクランブル強度 | 射程距離 |
Tech 1(名前付きを含む) | 3 | 22km〜24km |
Tech 2 | 3 | 26km |
ワープスクランブラー
モジュールの等級 | ワープスクランブル強度 | 射程距離 |
Tech 1(名前付きを含む) | 6 | 8500m〜9250m |
Tech 2 | 6 | 10km |
ワープ妨害型巡洋艦(Heavy Interdiction Cruiser)にのみ装備可能なワープ妨害フィールド発生装置(Warp Disrupt Field Generator)は、本来は艦の周囲にワープ妨害フィールド(バブル)を展開するためのモジュールですが、これはヌル・セキュリティ宙域やワームホール空間でしか使用できません。しかしこのモジュールはスクリプト(Script)を入れることで「ワープスクランブル強度無限」のワープ妨害として機能します。
つまり、バブルが展開できないロー・セキュリティ宙域で、ワープ妨害に耐性を持つ大型艦載機母艦や旗艦級戦艦を捕まえるために使用できるわけです。これはワープコア制御をガン積みした重トラや、スマボ用戦艦などを捕まえるためにも役立ちます。あるいは、単純に射程距離が長いワープ妨害として使用することができます。
スクリプトは2種類ありますが、いずれも装填することでワープ妨害フィールド発生装置が通常のワープディスラプタやワープスクランブラーと同様、ターゲットが必要なモジュールに変化します。スクリプトの効果に「シグネチャ半径ボーナスの修正」「質量低下の修正」「推進力系モジュールへの効果の修正」などが並んでおり、これらはすべてワープ妨害フィールド発生装置によるバブル展開時のペナルティを無効化するものです。簡単に言えば、単純にワープディスラプタやワープスクランブラーと同様、ターゲットした相手のワープを妨害する装置として機能させることができるというわけです。
それぞれのスクリプトによる効果は以下のようになります。
アイコン | 名称 | 射程距離の変化 | 追加効果 |
フォーカスワープ妨害スクリプト (Focused Warp Disruption Script) | +50 % | なし | |
フォーカスワープスクランブルスクリプト (Focused Warp Scrambling Script) | -20 % | マイクロワープドライブの無効化 マイクロジャンプドライブの無効化 |
名前の通りワープディスラプタやワープスクランブラーにするためのスクリプト、そう考えるとわかりやすいです。射程距離の変化はモジュールのワープ妨害範囲をもとに計算されます(Tech 1で16km)。
ヌル・セキュリティ宙域の艦隊戦などは非常に大規模で、1隻1隻にワープ妨害をかけるのは距離・数の面で現実的ではありません。そのため、これらの領域では範囲型のワープ妨害となるワープ妨害フィールドを使用します。これの内部ではワープスクランブル強度無限のワープ妨害(ワープスクランブルではない)をかけられた状態になります。
ワープ妨害の一種として、ワープ妨害フィールドについても押さえておきましょう。関連ページを参照してください。
関連ページ:ワープ妨害フィールド(バブル)ガイド
トップページに戻る
ワープ妨害の一種として、ワープ妨害フィールドについても押さえておきましょう。関連ページを参照してください。
関連ページ:ワープ妨害フィールド(バブル)ガイド
トップページに戻る
コメントをかく