B-OSP社の運営する、MMORPG EVEONLINEのwikiです。





実戦的な艦隊運動

フリートワープやブロードキャストなどを駆使すると、星系から星系へと移動するような艦隊行動を整然と行えるようになります。しかし艦隊運動はワープだけではありません。ワープアウトして実際に会敵した後、距離を取ったりオービットしたり、攻撃したり、時には離脱したりします。

小規模な艦隊の場合は、個々人の練度でなんとかなるかもしれません(むしろなんとかするべき部分でもあります。)。ですが大規模な艦隊になってくると、操作ミスによるずれや方向のブレ、反応速度の違いなどが無視できないレベルになってきます。そのため、艦隊の司令官はいくつかの方法を用いてこれを解消しています。

なお、これらのメソッドは戦闘のみならず、採掘などの艦隊に役立つ部分もあります。本質を見極めて自分のフリートに合った手法を模索しましょう。

リーダーへの「接近」を用いた手法。

この手法ではアンカー(Anchor)と呼ばれる艦隊の動きを制御する役割のメンバーが必要です。大抵は艦隊司令官が行いますが、後述する理由で別のメンバー、あるいは複数のメンバーによって実施される場合もあります。

艦隊のメンバーへの指示は単純で「〇〇(艦隊のメンバー)に接近(一定距離を保持)せよ」です。同時にそのメンバー、艦隊の動きを制御する役割のメンバーは、その時点に必要な艦隊行動(航行)を開始します。そうすると、他のメンバーは接近を続けようとするため、結果的にそのメンバーに追随する形になります。



利点

この手法により、艦隊のメンバーは複雑な戦闘機動などを自分で取らなくてもよくなります。操作が大幅に減少するとともに、攻撃やリペアなど、各種行動に専念するための余裕が生まれます。言い換えれば、戦闘機動に限って艦隊司令官の意志が直接艦隊の運動に反映される手法だということです。

また、結果的にではありますが各自がリーダーに接近するため、艦隊全体がうまく1カ所にまとまるのも利点のひとつです。武装の射程距離なども合わせやすく、また適切な対象に攻撃を集中させやすくなります。

問題点や弱点

最大の問題点は、先頭に立っているのがリーダーだと丸わかりな点です。これを集中攻撃で撃破、あるいはストラクチャ攻防戦などにおいては、ウェビファイヤーなどで無力化するだけで艦隊はあっという間に機能不全に陥ります。艦隊戦において司令官を狙うヘッドショット(Head Shot)という戦術が非常に取りやすく、また効果的だということです。
接近・一定距離を保持などの操作を行っている間に対象が消失すると、艦船は停止します。この場合の消失は「今まさに攻撃を受けている」ということなので、これは明確に壊滅の危機になります。オービットなどを行っている間に対象が消失すると、艦船はその速度のまま航行を続け、結果としてあちこちに飛び去ってしまいます。この場合も立て直しに時間がかかってくるでしょう。
これを避けるため、特に艦船などが一瞬で蒸発してしまうような大規模な戦場ではMonitor(モニター)などの堅牢でアンカー・指揮に特化した艦船が使用されます。
ウェビファイヤーなどの妨害が予想される場合は、リーダーが無力化された際に切り替えるためのアンカー役を用意する場合もあります。

また、接近という操作に由来する問題点もあります。接近は0mまで近づくため、アンカーが停止すると自艦が勢いを殺しきれずにアンカーに衝突し、反動で弾き出してしまうことがあります。弾き出した(アンカーが移動した)ことにより再度接近が開始され、また弾き出すという悪循環が生まれてしまいます。これは「停止しよう」という艦隊操作に逆らう行動になるので可能な限り避けなくてはなりません。
これは避けるのは簡単です。接近をしなければいいのです。アンカー時は接近ではなく一定距離を保持のコマンドを使用して500m〜1000m、または2500mなどの距離を取りましょう。こうすればぶつかる前に距離を取ろうとして減速してくれます。艦隊のトレーニングなどを行う際はこの意義について説明しておく必要があります。

推進力系モジュールの使用に関する問題もあります。アンカーにただついていくだけではありますが、場合によっては推進力系モジュールを起動して加速しなければなりません。そうして常に艦隊としてまとまって行動しないと、はぐれたところを狙いうちにされる危険があります。艦隊が対象を回り込むように運動している場合などは、愚直に接近しようとして対象に突っ込んだりしてしまう危険性もあります。常に自分の位置を把握し、遅れないようにするべきです。

最後は、まとまっているということそのものが生み出す問題です。スマートボムなどに代表される範囲兵器が非常に効果を発揮することになるため、爆撃機やストラクチャによるボム攻撃などには十分注意する必要があります。

応用

全ての艦船がアンカー役(艦隊司令官)に向かって接近する必要がない場合もあります。その最たるものが艦隊の回復・支援を行うロジスティクス艦です。これらの艦船は艦隊の生命線である故に非常に狙われやすく、攻撃用の艦船と同じところに居ては危険です。できれば敵艦と離れたところに居てほしいところ。しかし前述の理由の通り、個々のメンバーの行動にまかせるのも危険なところがあります。
そのため、多くの場合はロジスティクス艦には専用のアンカー役(ロジアンカー、Logi Anchor)がつき、戦闘艦からやや離れたところで活動する手法がとられます。攻撃を受けやすい点からロジアンカーに対しては接近・一定距離を保持のコマンドではなく、多少距離を離したオービットが用いられることも同時に把握しておきましょう。

リーダーへの「オービット」を用いた手法

オービットは対象の周囲を回る動作です。前述したアンカーに接近・一定距離を保持する手法とは異なり、個々の艦船が動いている方向がバラバラになるために緊急ワープの時などに若干のタイムラグが発生します。それでも前述の手法の弱点を補うような部分もあるため、場合によってはこの方法が指示されることがあります。

最たるものは範囲攻撃への耐性です。ボムの攻撃範囲を意識し、アンカー役から一定の距離(10km〜20km)でのオービットを指示します。それによりアンカー役(艦隊司令官)から一定距離にいるが艦船はバラバラに動いている、という状態になり、その中の1隻に的を絞ったボム攻撃などを受けても被害を抑えることができるわけです。主に機動力よりも防御力に重点を置いた艦隊(たとえば戦艦の艦隊など)が、ストラクチャ攻撃を行う場合などに選択されます。



画像の場合はヌル・セキュリティ宙域での戦闘になるため、さらに周囲にワープ妨害型巡洋艦(Heavy Interdiction Cruiser)のワープ妨害フィールドを展開して襲撃に備えています。

場合によっては、艦隊の基本的なコマンドである再グループ化を用いて強制的にアンカー役に近づく動きを取る場合もあります。この場合は距離が近くオービットの利点を活かしきれないため、各自は(あえていうなら状況によりますが)早々に接近・一定距離を保持の形に変更するべきです。

関連ページ:艦隊の動かし方・基本 再グループ化

目標への「軸合わせ」「オービット」を駆使する

必ずしもアンカーに対して何らかのアクションをするのが艦隊運動の正義・・・というわけではありません。多少動きは大雑把になりますが、星系内にある惑星や衛星、ステーションやストラクチャなどの建造物、共有がしっかりされているのであればブックマークなどに向けて「軸合わせ(Align)」させることで艦隊の動きを制御するのも艦隊司令官のテクニックです。建造物を攻撃する際にあえて自分の周囲を回らせず、建造物に対してオービットを指示することもあります。

特殊な指示としてはスプレッド(Spread)というものがあります。これは移動先を定めず、好きな方向に(基本的には推進力系モジュールをONにして)直進するというものです。結果として艦隊は大きく散開することになります。周囲にある様々なものに満遍なく攻撃をしかける場合や、純粋に艦船と艦船の距離を開けたい場合などに使用されます。多くの場合、そこから軸合わせや「現在距離でオービット」などの動作に移るので、その際に他の船や建造物などにひっかからないように個人個人が注意を払う必要があります。類似の指示でスターバースト(Star Burst)というものがありますが、この場合は任意のワープ可能な地点(惑星や衛星など)へのワープを伴いますので、艦隊の趣旨・活動方針などによってそのあたりは注意しておく必要があります。

これらの操作は複雑になればなるほど艦隊初心者には厳しくなるので、事前に手ほどきをしておくのが望まれます。



トップページに戻る

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Menu


最新情報
EVEを始める
EVE ONLINEを始めるために
キャラクターメイキング
四大国家の特徴
トライアルと課金
継続課金サービスの変更と解約
ランチャーの操作
PLEXについて
ニューエデンストア

EVEガイド


▼基本操作





▼装備・モジュールガイド




▼低セキュリティ宙域ガイド





▼PvPガイド






▼サンシャ国インカージョン




▼過去のUpdate



▼各種ツール・ウェブサイト





リンク

公式サイト(Official site)
フォーラム
ポータル
法人WebSite 個人WebSite お役立ち WIKIPEDIA
(Japanese) (English) NEWS WebSite
(English) Killboard
(English)

【メニュー編集】

Wiki内検索

メンバーのみ編集できます