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破壊可能な建造物

破壊が不可能なステーションとは異なり、プレイヤーによって設置される建造物は全てプレイヤーによって破壊することができます。
攻撃されるタイミングなどを良く知っておくことは防衛の計画立案にもつながるので、アップウェル系ストラクチャを運用する人にとっては必須の知識になります。

ハイセキュリティ宙域のストラクチャへの攻撃

セキュリティステータスが0.5以上の星系(ハイセキュリティ宙域)に設置されたストラクチャへの攻撃は、そのストラクチャを所有するコーポレーション(または所属するアライアンス)への宣戦布告(Wardec)が必要になります。

戦争状態にない相手を攻撃するとCONCORDさんのお世話になり即座に撃墜されてしまうので注意しましょう。

脆弱(Vulnerable)と強化(Reinforcement)

アップウェル系ストラクチャは2種類の状態を持ちます。そのうちひとつが建造物に対して攻撃が可能な状態(ダメージを与えることができる状態)で、これを「脆弱(Vulnerable)」状態と呼びます。
こう言うと特別な状態に聞こえますが、特別なのはむしろ後述する強化(Reinforcement)の状態で、この脆弱な状態はいわば「常態」です。

まず最初に脆弱状態について押さえておきたいのは、実装当初の仕様と現在の仕様の違いです。実装当初は「脆弱時間(Vulnerability timer)」というものを設定し、設定された時間帯だけ脆弱(攻撃可能)になるというものでした。これは城塞(Citadel)などの拠点性能・防御に優れたストラクチャほど少なく、逆に製造などの拠点であるエンジニアリング複合施設などは多くの時間を設定する必要がありました。現在の仕様においてはこの脆弱時間の設定は存在せず、逆に強化モードが解除される時間帯(Reinforcement Time)を設定します。脆弱が常態であるのはつまりそういうわけです。

脆弱(Vulnerable)な状態は以下のタイミングになります。

・設置後、係留が開始されるまでの状態
・係留完了後(シールド・アーマー全損状態)からリペアがされるまでの状態
設置完了後、シールドが全快の場合(常時)
・シールドに攻撃を受けていてリペアがされるまでの状態
・シールド全損後の強化モードが解除されてからリペアがされるまでの状態
・アーマー全損後の強化モードが解除されてからリペアがされるまでの状態

シールド全快時(常時)以外の状態はリペアモード中です。リペア時間は攻撃を受けて中断されなければ最短で15分です。この種類の脆弱な状態は、ストラクチャのブラケットアイコンの周囲にオレンジ色のタイマーで示されます。



シールド全快時(常時)の脆弱は、ストラクチャのブラケットアイコンにカーソルをあてることで確認できます。




強化(Reinforcement)状態は、逆にストラクチャに対してダメージを与えることができない状態です。ターゲットもできません。この状態は特殊な状態で、シールド(またはアーマー)のHPが0になった段階で発動します。
言ってみれば、攻撃を受けて防衛に失敗したので「しばらく攻撃受けないようにしておくからその間に対策しよう状態」ということです。

強化状態(強化モード)はストラクチャのブラケットアイコンの周囲に水色のタイマーで表示されます。アイコンにカーソルをあてると、強化モードが解除されるまでの時間も確認することができます。



強化時間(Reinforcement Hour)と強化日(曜日)(Reinforcement Day)の設定

強化モードは、多少狙った時間帯に解除するように設定することができます。それが「強化時間の設定」です。この強化時間は強化モードが解除される時間帯です。アーマーや構造は設置場所のセキュリティステータスやストラクチャのサイズによって「基本的な猶予期間(およびその前後に数時間の誤差)」が設定されており、実際の強化時間は「基本的な猶予期間を過ぎてから、最初に訪れた「設定された強化時間の時間帯」±誤差」となります。
表示はゲーム内の時間(グリニッジ標準時)なので日本標準時とは9時間の差があることに注意してください。

この設定はストラクチャの設置時に必ず行う必要があり、または設置後にストラクチャブラウザから管理して変更することができます。

関連ページ:建造物の設置
      建造物のアクセス設定 ストラクチャの管理

アーマー強化タイマーの猶予期間
シールドHPが0になった場合の強化タイマーを「アーマー強化タイマー」と呼びます。アーマー強化タイマーは設置場所とサイズによって異なります。関連するアーマー強化期間は以下の通りです。
ストラクチャのサイズ・種類ワームホール空間内ヌルセク内ローセク内ハイセク内
中型防御側が選択した
2.5日後の時間 ± 1.5 時間
防御側が選択した
3.5日後の時間 ± 1.5 時間
防御側が選択した
3.5日後の時間 ± 1.5 時間
防御側が選択した
4.5日後の時間 ± 1.5 時間
大型防御側が選択した
24時間後の ± 3 時間
防御側が選択した
24時間後の ± 3 時間
防御側が選択した
24時間後の ± 3 時間
防御側が選択した
24時間後の ± 3 時間
航行用設置不可なし設置不可設置不可

構造体強化タイマーの猶予期間
アーマーHPが0になった場合の強化タイマーを「構造体強化タイマー」と呼びます。構造体強化タイマーは設置場所とサイズによって異なります。関連する構造体強化期間は以下の通りです。2022年5月 アップデートで中型のストラクチャについては構造体の強化タイマーが廃止されたので、中型のストラクチャについてはアーマーHPが無くなると、そのまま構造体のHPにダメージが入り、0になるとそのまま破壊されるようになります。
ストラクチャのサイズ・種類ワームホール空間内ヌルセク内ローセク内ハイセク内
中型なしなしなしなし
大型防御側が選択した
1.5日後の ± 3 時間
防御側が選択した
2.5日後の ± 3 時間
防御側が選択した
2.5日後の ± 3 時間
防御側が選択した
4.5日後の ± 3 時間
航行用設置不可30分後の ± 30分
※即もある
設置不可設置不可

戦争本部(War Headquarter)に設定されている場合
特例として、ストラクチャが戦争本部(War Headquarter)に設定されている場合、最終タイマーの猶予時間が24時間に短縮されます。大型・超大型のストラクチャは構造の強化時、中型のストラクチャはアーマーの強化時になります。

この設定は防衛のために非常に重要なので、ストラクチャブラウザなどで常に確認しておきましょう。



攻撃と破壊までのプロセス

シールドのダメージキャップ撤廃

2022年5月 アップデートで、航行用ストラクチャ(FLEX構造体)とNPC構造以外のすべてのアップウェル系ストラクチャについて、シールドのダメージキャップ制限が事実上撤廃されました。

ダメージキャップはゲーム内の属性は「シールドダメージの上限(毎秒)」として表示されますが、ストラクチャのシールド容量よりも高くなっています。



これによって実質的にダメージを制限することなく、シールドを急速に削ることができます。

攻撃を開始する

ストラクチャに対して攻撃を行った艦には、20秒間のワープ無効がどこからともなくつきます。妨害ではなく無効で、ワープを行うことができなくなります。



これが発動するのは開始時のみで、攻撃を続けている限りは再度発生しません。弾薬のリロードなどで攻撃が途切れた後には発生するので逃げそこなうことが無いように注意しましょう。

攻撃開始の通知

ストラクチャに対して攻撃が行われると、ストラクチャを所有しているコーポレーションのステーション管理者(Station Manager)は通知を受けとります。



この通知が発生するのは、ストラクチャのHPに対して5%ほどのダメージが与えられたときです。つまり通りすがりのワンパンなどではなく、本格的な侵略が行われているということです。

ステーション管理者は、他にもシールドやアーマーの損傷状況も通知で受け取ります。

・シールドが全損(一度目の強化に入った。あるいはそのままアーマーを攻撃される。)


・アーマーが全損(最終の強化に入った。あるいはそのまま構造を攻撃される。)


ストラクチャダメージの上限(毎秒)

これは毎秒ごとにストラクチャに与えることができるダメージの上限値です。ストラクチャの種類とシールドHP・アーマーHP・構造HPごとに決まっています。艦隊の与えるダメージがこの値を超えると、それを超えたダメージは軽減されます。結果的にまったくダメージが通らなくなる艦が発生するかもしれません。

攻撃が上限値に触れて軽減された場合は、ダメージログに「Deflected」と表示されます。




なお「毎秒」と言っていても計算は秒ごとではありませんので、発射間隔が長い武装だからといって不利になることはありません。
あくまで計算結果が毎秒ごとのダメージ基準であるだけです。

ダメージ上限はストラクチャのサイズによって固定されています。前述の通り航行用ストラクチャ(FLEX構造体)とNPC構造以外のすべてのアップウェル系ストラクチャについて、シールドはこれに該当しません。
分類種類ダメージ上限(毎秒)
城塞
(Citadel)
アシュトラハス(Astrahus)5,000 HP
フォータイザー(Fortizar)15,000 HP
キープスター(Keepstar)75,000 HP
エンジニアリング複合施設
(Engineering complex)
ライタル(Raitaru)5,000 HP
アズベル(Azbel)15,000 HP
ソティヨ(Sotiyo)75,000 HP
精錬所
(Refinery)
中規模採掘基地、アサノア(Athanor)5,000 HP
大規模採掘基地、タタラ(Tatara)15,000 HP
航行用ストラクチャ
(Navigation Structure)
全て5,000 HP

リペアモード

シールドが攻撃を受けた場合、または強化モードが解除された場合、ストラクチャは自動的に「リペアモード(Repair Mode)」に入ります。

リペアモードが完了すると、シールド・アーマー・ストラクチャのダメージが全て回復します。

このリペアモードのタイマーは一定以上のダメージを与えることで停止させることができます。リペアモードのタイマーを停止するためには、少なくともストラクチャダメージの上限(毎秒)の10%以上のダメージを与え続ける必要があります。

タイマーが停止している場合は、タイマーの脇に「PAUSED」と表示されています。




ストラクチャ設置開始時、係留終了時、および第一次強化モード明けのリペアモードは15分間ですが、最終的な強化モード(構造体の強化モード)は30分です。
リペア完了時のサービスモジュールの復活について
アーマーを削りきられて最終的な強化モードに入った場合、稼働中のサービスモジュールは全てオフライン化します。この状態からリペアが完了した場合、オフライン化した時のサービスモジュールの稼働状況が記録されており、それをもとにサービスモジュールが自動的に再オンライン化します。

ただしこれは必要な燃料などが十分に備蓄されていた場合のみです。

破壊までの流れ

城塞、エンジニアリング複合施設、リファイナリーの破壊までの流れ

まず、簡単に破壊できるタイミングは建造物の設置時に2回存在します。建造物の設置を行ってから係留が開始されるまでの間と、それより24時間後に係留が完了してからシールドとアーマーのリペアが行われるまでの間です。この間は構造そのものしか存在しないため、攻撃を受けてHPが0になるとそのまま強化モードに入らずに破壊されてしまいます。

関連ページ:建造物の設置


設置完了後は、前述の通り常に攻撃が可能な状態(シールドが脆弱な状態)です。この状態で攻撃を受けた結果シールドHPが0になると、ストラクチャは強化モードに入ります。
ただしこのとき、何れかのサービスモジュールがオンラインになっているかどうかで処理が分岐します。サービスモジュールが全てオフライン(または設置されていない)場合、構造が低電力モード(Low Power Mode)になっており、この場合はシールドの強化とアーマーの強化が発動しません。シールドHPが無くなった場合はそのままアーマーにダメージが入り、アーマーHPが0になると最終的な構造体の強化モードに入ります。なお、中型のストラクチャは構造体の強化モードが存在しないため、ローパワーの中型ストラクチャはストレートに破壊されます。

サービスモジュールがオンラインの場合、シールドHP・アーマーHPがそれぞれ0になった場合に強化モードに入ります。この強化時間は設置場所のセキュリティステータスやストラクチャのサイズによって異なります。詳細はこちらを参照してください。
プロセスとしては以下のような流れになります。

1.シールドHPが0になった→アーマー強化タイマーに入る
2.アーマー強化タイマーが終わり、ストラクチャが「シールドHPが0の状態で、アーマーにダメージが入る状態で」脆弱な状態になる
3.アーマーHPが0になった→構造体強化タイマーに入る

アーマーが攻撃可能な状態(アーマーが脆弱な状態)から攻撃を受けてアーマーHPが0になった場合、あるいは前述の低電力モードでシールドが破壊された場合に構造体の強化タイマーに入るわけですが、注意したいのは、この段階に入るとストラクチャの全てのサービスモジュールが自動的にオフライン化することです。サービスモジュールのオフライン時に起こるいくつかのこと「製造用モジュールのオフラインによるジョブのキャンセル」や「クローンベイのオフラインによるクローン操作不能」「マーケットのオフラインによる売買タスクの取り下げ」「月資源用ドリルのオフラインによる牽引中の月面の破壊」なども発生します。また、これらのサービスモジュールを再度使用したい場合は再びオンラインにするための燃料消費が必要になります。

構造体強化タイマーが終わると、「シールドHPとアーマーHPが0の状態で、構造体にダメージが入る状態で」脆弱な状態になります。構造体(Hull)が脆弱な状態で攻撃を受けてHPが0になると、そのストラクチャは破壊されます。

シールドが攻撃を受けた場合、1回目と最終の強化モードが解除された場合、構造体は前述のリペアモードに入っています。攻撃を退けてリペアが完了(最短で15分)すれば、ストラクチャのHPは全回復してシールドが脆弱な状態に戻ります。この際、ストラクチャをターゲットしている艦のターゲットロックは全て解除されます。

航行用ストラクチャ(Navigation Structure)の破壊までの流れ

航行用ストラクチャは設置を開始するとすぐに係留が始まり、この間は45分間の脆弱時間となります。この間は構造そのものしか存在しないため、攻撃を受けてHPが0になるとそのまま破壊されてしまいます。

係留が完了した航行用ストラクチャは、サービスモジュールをオンライン化するまでは低電力モードです。まず、低電力モードの航行用ストラクチャを攻撃した際は強化モードが存在しないということを把握しておきましょう。低電力モードの航行用ストラクチャを攻撃する場合、シールド→アーマー→構造、と続けてダメージが入り、構造のHPが0になるとそのまま破壊されます。攻撃を受けている間(リペア中)はサービスモジュールをオンライン化できないため、設置を開始してからオンライン化までが最も危険なタイミングです。

サービスモジュールが稼働し、フルパワーモードである航行用ストラクチャを攻撃した場合でも、アーマーの第一次強化モードは存在しません。シールド、アーマーとHPを削っていき、アーマーのHPが0になった時点で最終的な強化モードに入ります。最終的な強化モードの取り扱いは他のストラクチャと変わらず、この状態になると航行用ストラクチャに搭載されているサービスモジュールがオフライン化され、独自機能を利用できなくなります。

最終的な強化モードは、設置時に設定した強化時間±30分まで継続します。これは最短で1時間、最長でも25時間で強化モードが終わることを示しています。
仮に設定された強化時間を12:00(EVE内の時間)とすると、強化モードに入った時間が11:00より前の場合、1時間で次の強化時間(強化が明ける時間)が訪れます。マイナス30分にはならず、最低限1時間が確保されるということになります。強化モードに入った時間が11:00を過ぎた時点だと、最低保証の1時間が確保できないため、翌日の強化時間まで強化モードが継続することになります。最長のパターンだと、これで25時間になります。

最終的な強化モードが終わると構造(Hull)に直接攻撃を行うことができるようになり、構造(Hull)のHPが0になるとそのストラクチャは破壊されます。

最終の強化モードが解除された状態では、構造体はリペアモードに入っています。攻撃を退けてリペアが完了(最短で30分)すれば、ストラクチャのHPは全回復してシールドが脆弱な状態に戻ります。この際、ストラクチャをターゲットしている艦のターゲットロックは全て解除されます。

放棄(Abandoned)状態の建造物の破壊

低電力モードのまま7日〜8日の間放置すると、建造物は放棄(Abandoned)された状態になります。
※勢力品のフォータイザーはこの機能の例外で、放棄状態になりません。




この状態の建造物は、強化状態にならずに一気に破壊されます。シールド、アーマーは低電力モードと同様に低いHPのまま削れていき、削りきるとそのまま構造HPにダメージが入ります。HPがゼロになるとそのまま破壊されます。

ただし、ハイ・セキュリティ宙域にある建造物を攻撃するにあたっては、他の状態と同じく宣戦布告などの操作が必要です。むやみに攻撃するとCONCORDにお仕置きされるので注意しましょう。また、ロー・セキュリティ宙域において容疑者タイマーがつくなどの動作も同様です。

放棄された建造物を攻撃していると、シールドを削りきった瞬間、アーマーを削りきった瞬間にリペアタイマーが回復します。これはシールド・アーマーのリペアタイマー(15分)と構造のリペアタイマー(30分)が異なるためであると思われますが、単なるバグの可能性もあります。

破壊された建造物からのアイテムドロップ

ワームホール空間にある建造物、あるいは放棄された状態の建造物。これらが破壊された場合、内部にあるプレイヤーやコーポレーションの資産はアセットセーフティの機能が働きません。内部にあったコーポレーション資産、個人資産は全てカーゴコンテナとなって周囲にドロップします。これは設置されていた星系のセキュリティステータスに関わらずに発生します。

サーバー負荷の都合上、この動作は一度に起こることはありません。最初にいくつかのコンテナがドロップし、その後一定間隔でアイテムが出現し続けます。取損ねることがないように、全てのアイテムの出現を確認するようにしましょう。

ハイ・セキュリティ宙域では、たとえその建造物の所有者に対して戦争状態であっても、このドロップは全て「他人の所有物」を示す黄色のコンテナになるようです。回収するともちろんそのキャラクターは容疑者フラグ(Suspect Flag)が立った状態になります。輸送艦などをそれによって失う可能性を考慮しましょう。



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