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概要

航行用ストラクチャ(Navigation Structure)はUpwell FLEX Structureとも呼ばれるアップウェル・コンソーシアムが4番目に発表したストラクチャの種類です。FLEXとは、アップウェルがこれらのストラクチャを発表した際のコードネームFast Logistical EXpansionを略しています。

「小型」ストラクチャ独自の仕様

航行用ストラクチャは小型のアップウェル系ストラクチャにあたります。このクラスのストラクチャは中型以上のストラクチャとはいくつかの異なる仕様を持ちます。
基本的なシステムの差
・設置と撤去には45分かかる。この間は全て”脆弱”な状態で攻撃が可能である。
・入港できない(だからハンガーもステーションサービスもない)。
・テザリングがない。
・このストラクチャは武装できない。
・防衛は時間のみ設定できる。攻撃を受けてシールド・アーマーが破壊されるとその次に訪れるその設定時間まで強化される。強化時間は1〜24時間プラスマイナス30分となる。
・低電力モードで攻撃を受けると強化されずに破壊される。
・他のアップウェル系ストラクチャの近く(射程距離内)に設置可能。

航行用ストラクチャは拠点として利用するのではなく、戦略アップグレードと組み合わせてヌルセキュリティ宙域のインフラに使用するものです。そのため、拠点として使用できるような機能を全て省き、他のストラクチャの補助的な役割になるようにデザインされています。
サービスの取り扱い
それぞれの航行用ストラクチャには独自のサービスモジュールが最初から搭載されており、取り外すことができません。このサービスモジュールが各機能を提供しています。
アップウェルのストラクチャはサービスモジュールの稼働有無によって防衛に関連するフルパワー・低電力のモードが変化したり、ストラクチャブラウザで検索可能なストラクチャの機能がサービスであることなど、サービスモジュールが重要なキー機能となっています。航行用ストラクチャは1つのストラクチャが1つの機能を担っているためサービスモジュールによる機能のカスタマイズには無縁なのですが、既存のストラクチャと燃料消費を始めとしたシステム面を合わせるため、このような仕様となっています。

星系のアップグレードを含めた各種設定が正しくできており、サービスモジュールをオンライン化するだけの燃料が燃料ベイに入っているとサービスモジュールを稼働させることができます。他のストラクチャと同様、モジュール稼働中はフルパワーモード。そうでない場合は低電力モードになります。低電力モード時のHPの増減などは変わりません。

燃料の補充はカーゴデポジット(Cargo Deposit)を使用して行います。サービスモジュール関連の具体的な操作は関連ページを参考にしてください。

関連ページ:建造物の設置 航行用ストラクチャのオンライン

戦略アップグレードとPOS施設の代替
航行用ストラクチャは、その機能を発揮する(サービスモジュールを稼働させる)ために、全てのストラクチャにそれぞれ対応したの戦略アップグレードが必要です。つまり領有権が必要になります。同時にその戦略アップグレードを使用して展開していたPOSの施設の代替品となっています。
航行用ストラクチャ戦略アップグレード旧・POS施設
「アンシブレックス」ジャンプゲート
(Ansiblex Jump Gate)
高性能物流ネットワーク
(Advanced Logistics Network)
ジャンプブリッジ
(Jump Bridge)
「ファロルクス」サイノビーコン
(Pharolux Cyno Beacon)
サイノシュラルナビゲーション
(Cynosural Navigation)
サイノシュラル生成施設
(Cynosural Generator Array)
「テネブレックス」サイノジャマー
(Tenebrex Cyno Jammer)
サイノシュラル抑制
(Cynosural Suppression)
サイノシュラルシステムジャマー
(Cynosural System Jammer)

サイノシュラルナビゲーションはLv2なので21日、他はLv3なので35日、指定の期間以上星系を領有している必要があります。ジャンプゲートの場合は移動距離も含めて、事前に設置する星系とアップグレードの有無(可否)を確認し、設置の計画を練る必要があります。

関連ページ:領土の獲得と開発


コーポレーションの専用施設であったPOSの施設は、コーポレーションおよび所属しているアライアンスにのみその機能を展開させることができました。アップウェル系建造物である航行用ストラクチャはアクセスリストによって使用可否を設定できるため、アライアンス外(例えば同盟、コアリションを組んでいるアライアンスなど)にもその機能を展開させることができ、非常に扱いやすくかつ汎用性の高いものになっています。
アライアンス同士の抗争から複数アライアンスの同盟、コアリションの抗争に移行している現代ニューエデンの戦闘のニーズを的確にとらえたものといえるでしょう。

種類


「アンシブレックス」ジャンプゲート(Ansiblex Jump Gate)




「アンシブレックス」ジャンプゲートは、Fast Logistical EXpansion(FLEX)ストラクチャ製品ラインのフラグシップモデルです。

「アンシブレックス」は、旧式のジャンプブリッジポータルデバイスよりも多くの改良を行い、トリグラヴィアン集合体の時空間コンジットテクノロジーのいくつかの要素をその動作に組み込んでいます。これにより独自のジャンプドライブがない艦船であっても、ペアとなるゲート同士の安定した時空間トンネリングを使用して2点間の超光速航行を可能にしています。

ジャンプゲートはヌルセキュリティ宙域における重要なインフラのひとつです。距離が近いのに何ジャンプもしなくてはいけない星系を結んだり、ローセキュリティ宙域や別のリージョンに隣接する星系と拠点を繋げたり、自分たちの都合で自由に作れる星系間の接続は艦隊行動や輸送ネットワークを円滑にし、侵略者や海賊に対するアドバンテージとなります。旧仕様のPOS前に設置されていたジャンプブリッジ施設(自動防衛)と異なり、その防衛はプレイヤーの手動です。防衛担当者がいるときといないときの安全度の差が大きいものの、非常に短いワープ距離で城塞などのテザード範囲に入れること、大人数・多艦種が駐屯可能なアップウェル系ストラクチャの戦闘可能範囲に設置可能なことなど、安全保障上のメリットは大きくなっています。

名称はアーシュラ・K・ル=グウィンのSFシリーズ、ハイニッシュ・ユニバースに登場する超光速通信技術アンシブル(Ansible)を文字って付けられています。

必要な戦略アップグレード


「アンシブレックス」ジャンプゲートを稼働させるためには、高性能物流ネットワーク(Advanced Logistics Network)のアップグレードが有効になっている必要があります。

設置時の制約
「アンシブレックス」ジャンプゲートは、1つの星系に1つまでしか係留できません。

ジャンプゲートのペアリング
「アンシブレックス」ジャンプゲートは、2つの星系を結ぶ形で設置する必要があります。ジャンプゲートの限界距離は5光年(5 LY)ですので、その範囲内の星系同士です。前述のアップグレードは両方の星系で必要になります。

ジャンプゲートの設置時、行先となる星系を選択するフェーズがあります。2つの星系において、ゲートをお互いの星系に向けることでペアリングが成立します(A星系はB星系行き、B星系はA星系行き)。この状態で両方のゲートのサービスモジュールを起動させることで、ジャンプゲートが完全にアクティブになり、星系間移動が可能になります。

このとき、2つのゲートの所有者は同じコーポレーション、同じアライアンスである必要はありません。また、2つのゲートはそれぞれに異なるアクセスリストを設定することができます。そのためにジャンプゲートの移動は片道のみ通行可能という状態になったり、行きと帰りで通行料金が異なるという状態になったりすることがあります。

サービスモジュール


「アンシブレックス」ジャンプゲートにはスタンドアップコンジットジェネレーター(Standup Conduit Generator)というサービスモジュールが最初から搭載されています。これは取り外すことができません。形式として体積やパワーグリッドが設定されており、ジャンプゲートの全てのリソースはこのモジュールに使用されるようになっています。
体積1,000,000 m3
パワーグリッド使用量20,000 MW
CPU使用量10,000 tf
起動時の燃料消費
(Online Fuel Need)
2,160 単位
1時間ごとの燃料消費
(Cycle Fuel Need)
30 単位

このサービスモジュールの使用、つまりジャンプゲートの通行を行うと、艦船の質量とジャンプ距離に応じた液体オゾン(Liquid Ozone)を消費します。液体オゾンはサービスモジュールの稼働後、燃料ベイにあらかじめ投入しておく必要があります。

消費される液体オゾン(Liquid Ozone)の個数は、以下の式で求めることができます。

液体オゾン使用量(個) = (艦船の質量(kg)) x (ジャンプ距離(光年)) x 0.000003 + 50

通行が予想される艦船の等級や隻数をもとに、ある程度ジャンプ距離を元に計算して投入量を決定しましょう。
ジャンプゲートの通行可能質量の上限
ジャンプゲートには通行する艦船の質量制限があり、これは1,480,000,000 kg です。これは大型の主力艦と旗艦級戦艦以外の全ての艦船が通行できることを示しています(もちろんMWDを起動している場合や、特殊なリグをつけている場合は、その限りではありません)。

「ファロルクス」サイノビーコン(Pharolux Cyno Beacon)




「ファロルクス」サイノビーコンは、Fast Logistical EXpansion(FLEX)ストラクチャ製品ラインの重要な要素です。

「ファロルクス」は、ジャンプ可能な艦船がそのジャンプドライブを用いて超光速ジャンプを行うために目標地点とする、静止したサイノシュラルフィールド・ビーコンを提供します。アップウェル・コンソーシアムは一定の改善を行っていますが、使用されている基本技術は本質的には効果が実証済みのサイノシュラルビーコンデバイスです。

「ファロルクス」サイノビーコンは常時展開可能なサイノシュラルフィールドジェネレーターです。艦船のモジュールによって展開される10分という時間制限があるサイノシュラルフィールドとの大きな違いは、主力艦が強襲されたときなどの緊急を要するシチュエーションにおいてサイノ役の艦船を展開させる時間を節約することができるという点です。静止した状態からでも襲撃を察知すれば一瞬で付近の稼働中のビーコンにジャンプして危機を逃れることができる環境は、安全な主力艦の運用を行う上で非常にありがたいものです。
もちろん普段の移動などにも利用が可能です。ジャンプ先の安全が不透明になることやジャンプ後即ドックインが可能にならないことなどの運用上のデメリットはいくつかありますが、それでもえっちらおっちらサイノ艦を移動させる手間を省けるのが常に一定のメリットが存在します。

名称はギリシャ語で灯台を意味するPharoと、ラテン語で光を意味するLuxを組み合わせて付けられています。

必要な戦略アップグレード


「ファロルクス」サイノビーコンを稼働させるためには、サイノシュラルナビゲーション(Cynosural Navigation)のアップグレードが有効になっている必要があります。

設置時の制約
「ファロルクス」サイノビーコンは、1つの星系に1つまでしか係留できません。

稼働時の制約
「ファロルクス」サイノビーコンは「テネブレックス」サイノジャマー(Tenebrex Cyno Jammer)が稼働中の星系ではサービスモジュールのオンライン化ができません。すでに稼働中であった場合も、サイノジャマーの稼働によって強制的にオフライン化(低電力モード化)されます。

サービスモジュール


「ファロルクス」サイノビーコンにはスタンドアップサイノシュラルフィールドジェネレーター(Standup Cynosural Field Generator)というサービスモジュールが最初から搭載されています。これは取り外すことができません。形式として体積やパワーグリッドが設定されており、サイノビーコンの全てのリソースはこのモジュールに使用されるようになっています。
体積1,000,000 m3
パワーグリッド使用量20,000 MW
CPU使用量10,000 tf
起動時の燃料消費
(Online Fuel Need)
1,080 単位
1時間ごとの燃料消費
(Cycle Fuel Need)
15 単位


「テネブレックス」サイノジャマー(Tenebrex Cyno Jammer)




「テネブレックス」サイノジャマーは、Fast Logistical EXpansion(FLEX)ストラクチャ製品ラインの重要な部分を担っています。

「テネブレックス」は、確立された大規模なサイノシュラル・ジャミング技術を用いて、潜伏用サイノシュラルフィールドジェネレーター以外のサイノシュラルフィールドジェネレーターが機能しないようにシステム全体のインヒビターフィールドを生成します。「テネブレックスは」使用する基本的なサイノジャミング技術にある程度の改良を加えています。

「テネブレックス」サイノジャマーは完全に戦争に対するオプションです。展開し起動することで星系内で敵味方問わずサイノシュラルフィールドの発生を阻害します。これによって侵略者や海賊は、星系に向けて大量の艦船をジャンプドライブを用いて送り込む、いわゆるホットドロップ戦術を取ることができなくなります。主力艦がスターゲートを通過できなかった時代はサイノジャマーによって完全にそれらの艦船をシャットアウトでき、艦船の等級で優位に立つことができました。現在はそういうわけにはいきませんが、それでも鈍重な主力艦艦隊に一定の移動を強いる、主力艦艦隊の移動を道中の索敵によって捕捉できる、それに対しバブルやカウンタードロップなどで行動を阻害することができる、などの戦術上の利点を生み出すので、拠点防衛には欠かせない重要な施設になっています。

今まで遠い遠い衛星軌道にしか設置できなかったサイノジャマーが超大型の城塞であるキープスターの攻撃範囲内に設置できるようになったのも戦術上は非常に大きな変化です。強力な雷撃やボム、何よりも撃たれたら終わりのスタンドアップ弧型ヴォートンプロジェクターの脅威を退けながらサイノジャマーを破壊するのは非常に難しく、主力艦を移動できるようにするためのジャマー破壊作戦に主力艦が必要というジレンマを生み出します。今後、戦略上のジャマー破壊についての優先度はアライアンスと戦闘の状況によって大きく変動していくことになります。

名称はラテン語で闇を意味するTenebraeから付けられています。

設置時の制約
「テネブレックス」サイノジャマーは、1つの星系に3つまで係留できます。ただしその中でオンライン化することができるのは1基のみです。
また、オンライン化してから効果が発揮されるまでは5分間のタイムラグがあります。

稼働時の制約
「テネブレックス」サイノジャマーは「ファロルクス」サイノビーコン(Pharolux Cyno Beacon)を強制的にオフライン化(低電力モード化)します。また、サイノジャマーが稼働中の星系でサイノビーコンをオンライン化することはできなくなります。

必要な戦略アップグレード


「テネブレックス」サイノジャマーを稼働させるためには、サイノシュラル抑制(Cynosural Suppression)のアップグレードが有効になっている必要があります。

サービスモジュール


「テネブレックス」サイノジャマーにはスタンドアップサイノシュラルシステムジャマー(Standup Cynosural System Jammer)というサービスモジュールが最初から搭載されています。これは取り外すことができません。形式として体積やパワーグリッドが設定されており、サイノジャマーの全てのリソースはこのモジュールに使用されるようになっています。

体積1,000,000 m3
パワーグリッド使用量20,000 MW
CPU使用量10,000 tf
起動時の燃料消費
(Online Fuel Need)
2,880 単位
1時間ごとの燃料消費
(Cycle Fuel Need)
40 単位



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