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トリグラヴィアン領域

長期間に渡って実施されていたトリグラヴィアンの侵略(Triglavian Invasion)のイベントは、2020年10月 アップデートの段階で、トリグラヴィアンによる星系の簒奪という形で幕を閉じました。トリグラヴィアンによってFinal Liminality(ファイナル・リミナリティ)の状態(完全に制圧された状態)になっていた星系が27個になったタイミングで、その全ての星系が既存の4大帝国の領土から切り離され、Pochven(ポクヴェン)というトリグラヴィアンの支配するリージョンになっています。

トリグラヴィアン集合体が支配しているということで、既知宇宙(K-Space、Known Space)、ワームホール空間(W-Space、Wormhole Space)に続き、T-Space(Triglavian Space)と呼ばれます。


関連ページ:リージョン情報・Pochven(ポクヴェン)

これにより、元々その星系に接続されていたスターゲートは全て停止しています。今まで使用できていた移動経路が使用不能になっている可能性があるので、新しいマップを確認しましょう。

移行によるいくつかの処置

Pochvenリージョンに含まれる星系について、星系内で出されていたマーケット注文、HyperNetのオファーは全てキャンセルされ、商品とエスクローが返却されています。星系内にいたミッションエージェントは全て削除されたため、エージェントから受諾していたミッションがあった場合は全てキャンセルされています。星系内のステーションやストラクチャに配置されていたメディカルクローンは全てそのキャラクターの誕生した星系(初期星系)に移動しています。

Pochven(ポクヴェン)リージョンは前述の通り完全にスターゲートネットワークと切り離されており、普通の手段で行くことができません。星系が切り離される前に「資産を星系から移動させるように」という警告が発せられていましたが、取り残された分についてはご愁傷様ということになっています。もちろん取りに行けば残っていますので、失われたわけではありません。

Pochven(ポクヴェン)リージョンの地理

独立したヌルセク・リージョン

Pochven(ポクヴェン)リージョン内にある星系は、全てセキュリティステータス-1.0のヌル・セキュリティ宙域です。モジュールの使用・設置、容疑者・犯罪者タイマーなどの各種ルールは全てヌル・セキュリティ宙域のものが適用されます。

また、前述の通りこのリージョンはできたときに他のリージョンとのスターゲートが全て失われており、独立しています。リージョン内ではコンジット(Conduit)がスターゲートの扱いとなっており、今までとはまったく違う星系への接続が生まれています。



星系の種類

星系一覧を見てわかるように、リージョン内はトリグラヴィアン集合体を構成するベレス(Veles)、ペルン(Perun)、スヴァログ(Svarog)がそれぞれ9個ずつの星系をコンステレーションとして統括しています。星系があちこちにあるためわかりづらいですが、リージョン内はほぼループ状になっています。配置や接続によって以下の3種に分類されます。
本拠地、ホーム(Home)
各コンステレーションに1つずつ存在する、言わばコンステレーション首都のような場所です。境界(Border)の星系から一番奥に入ったところにあります。Pochven(ポクヴェン)内はほぼループ状になっていますが、この種類の星系は通らずに1周できるようになっています。
コンステレーション本拠地星系
Krai Perun(クライ・ペルン)Kino(キノ)
Krai Svarog(クライ・スヴァログ)Niarja(ナイアルジャ)
Krai Veles(クライ・ヴェレス)Archee(アーチー)
境界、ボーダー(Border)
各コンステレーションの境界にある星系です。それぞれのコンステレーションに2つ、計6つ存在します。
コンステレーション境界の星系
Krai Perun(クライ・ペルン)Otanuomi(オタヌオミ)、Sakenta(サケンタ)
Krai Svarog(クライ・スヴァログ)Ahtila(アーティラ)、Urhinichi(ウルヒニチ)
Krai Veles(クライ・ヴェレス)Arvasaras(アルバサラス)、Senda(センダ)
内部、インターナル(Internal)
上記の条件に当てはまらない全ての星系です。コンステレーションの内部にある星系ということです。

Pochven(ポクヴェン)リージョン内の特性

Pochven(ポクヴェン)リージョン内は、他の(通常の)リージョンとは異なるいくつかの特性があります。特に重要なのは、星系内ではトリグラヴィアン集合体に対するスタンディングがある程度プラスでないとほぼ活動ができないという部分です。

また、帝国の支配領域から離脱したことでワームホール空間と同様にローカルチャットが遅延している(発言するまでローカルチャットに名前が出ない)状態です。

徘徊するNPC

領域内では、恒星、ステーションの周辺、コンジット(スターゲート)の周辺など、様々なところにトリグラヴィアンのNPC海軍側(EDENCOM側)のNPCが徘徊しており、それぞれが戦闘を繰り返しています。残骸は所有権放棄状態に自動的になるため、誰でも拾うことができます。外部行きのフィラメント(Outbound Filament)などが入っていることもあるので、迷い込んで出られなくなっても残骸を漁ることで帰るチャンスがあります。

また、両方と敵対するローグドローン(Rouge Drone)やドリフターズ(Drifters)などの敵性NPCも存在します。これらのNPCは戦闘サイト(Combat Site)で戦うことができます。

デフォルト(スタンディングが0.0の状態)では、トリグラヴィアンは敵対(※アクティブである)しており、EDENCOMや海軍は味方(※ノンアクティブである)です。敵を倒したりしていく中でトリグラヴィアンとEDENCOMのスタンディングが変化し、これによって「攻撃してくるNPC」「攻撃してこないNPC」が変化することに注意して行動しましょう。また、EDENCOMとトリグラヴィアンはいずれも「カプセルでも攻撃してくる」という凶悪極まりない特性を持っています。逃げ損ねるとあっという間にやられてしまいます。

トリグラヴィアンとEDENCOMに対するスタンディングはスキルで変化しません。スタンディングを上げたい場合は地道な活動が必要です。

星系内の特殊効果

星系内には特殊なストラクチャが存在し、それによって星系全体に効果が発揮されます。おそらくこれは全ての星系に存在します。名称は「Dazh Liminality Locus」といい、大抵は恒星をあんな風にしているDazh Porevitium Transmuterの近くにあります。



リモートアーマーリペアラの効果が25%増加
リモートシールドブースターの効果が25%増加
ワープ速度が30%減少
最大ターゲット数が50%減少

星系間を移動するためのコンジット(Conduit)

リージョン内ではスターゲートの代わりにアビサルデッドスペースなどでよく見るコンジット(Conduit)を使って星系間を移動します。ブラケットアイコンがスターゲートと同じなので、見た目が違うだけでスターゲートとして取り扱っても問題ありません。後述しますが使用にはスタンディングによる制限があるので注意してください。




これらのコンジットは、全てトリグラヴィアンの巨大なストラクチャの傍にまとまって存在しています。



一見近接しているように見えますが、スターゲート間の距離は400km以上あります。このストラクチャは現状宇宙で最も巨大な建造物で、エクゾーダズ(Xordazh)級の超巨大艦船であるワールドアーク(World Ark)すらも入港できる、いわばトリグラヴィアンのコロニーのような存在であるようです。星系間の移動はこのストラクチャ周辺に居れば目視できるため、監視は容易です。

星系間の移動の制限

コンジット(Conduit)を使用して他の星系に移動するためにはトリグラヴィアン集合体のスタンディングが必要になります。これは行き先の星系によって必要量が異なります。
星系の分類必要スタンディング
ホーム(Home)+7.0 以上
インターナル(Internal)+3.0 以上 → 不要
ボーダー(Border)+1.0 以上 → 不要

インターナル星系とボーダー星系へのゲート使用に関するスタンディング要件は、2021年5月 アップデートで削除されました。

ステーションと様々なストラクチャ

星系が4大国の領土だった頃に様々なNPCコーポレーションがその星系内に設置していたステーションは、全てトリグラヴィアンの名義に置き換わっています。入港およびステーションサービスの使用にはトリグラヴィアン集合体のスタンディングが必要になります。
サービス等必要スタンディング
入港−0.05 以上
LPストア−0.01 以上
装備変更+1.0 以上
リペアショップ+2.0 以上
クローンベイ
※クローンスワップのみ
+3.0 以上
再処理施設+3.0 以上
製造施設+4.0 以上
コーポレーションオフィス+4.0 以上
※コーポスタンディングが必要

リージョン内のステーションおよび後述するアップウェル系のストラクチャのクローンベイにおいて、メディカルクローンを作成することはできません。また、すでに配置済みのクローンにジャンプすることもできません。できるのは配置されているクローンへの切り替え(クローンスワップ)のみです。

アップウェル系のストラクチャについて
星系内にはいくつかのアップウェル系のストラクチャが存在しています。これはPochven(ポクヴェン)リージョンができたときに現地に設置されていたものがそのまま残っている形です。

現在のところ、Pochven(ポクヴェン)リージョン内に新しいアップウェル系のストラクチャを建造することはできないようです。これに関連してか、現地で主力艦(※戦闘艦の方の分類)を建造することもできません。

POSと税関
現在のところ、Pochven(ポクヴェン)リージョン内においてPOSを係留することはできますが、オンラインにすることはできません。

税関は設置可能です。ただし、税関のガントリーを係留するためには、トリグラヴィアン集合体のスタンディング(※コーポレーションスタンディング)が+1.5以上必要になります。

アステロイドベルトと衛星資源採掘

Pochven(ポクヴェン)リージョン内にアステロイドベルトは存在しません。採掘は全て鉱石サイト(Ore Site)で行います。





ここでは、トリグラヴィアンの勢力圏内で取ることができるベズドナシン(Bezdnacine)ラコベネ(Rakovene)タラソナイト(Talassonite)といった新しい鉱石を採掘することができます。

Pochven(ポクヴェン)リージョン内にももちろん衛星が存在します。元々そこにアップウェル系ストラクチャの精錬所(Refinery)があれば、元々掘れた鉱石を掘ることができるようです。ただし星系内に新しいリファイナリーを設置することもできないため、衛星資源採掘の事業としては難しいところです。また、安全面でも非常に問題があることでしょう。

惑星開発

Pochven(ポクヴェン)リージョン内はヌルセクなので、惑星資源もそれにふさわしい量が埋蔵されています。搬出や回収(NPCが不定期にウヨウヨしている)の手間を考慮して開発に乗り出すべきです。

Pochven(ポクヴェン)リージョンへの移動・帰還

Pochven(ポクヴェン)リージョンは他のリージョンと切り離されているため、以下のいずれかの方法でしか行き来することはできません。

ワームホールを経由する

宇宙のあちこちを繋ぐワームホールは、Pochven(ポクヴェン)リージョンへ接続するものが新たに設定されています。

注意したいのは、これらのワームホールは全てトリグラヴィアン等の戦闘サイトの中にあるということです。これは入り口となるワームホールだけでなく、出口(K162)の周辺も同じようになっており、NPCが徘徊しています。



周辺にある巨大な鉱石のようなものはまあアビサルデッドスペースによくある巨大な何かです。特に採掘したりすることはできません。特定した位置にワープすると、ワームホールからだいたい100kmほどの位置に出現します。ここはデッドスペースでは無いため、サイト内のワームホールの位置をブックマークすれば直接ワームホールに飛ぶことができます。もちろんNPCを蹴散らしても問題は何もありませんし、むしろ有望なNPCの狩場とも言えます。

Pochven行きのワームホールは怪しいオーラに満ち溢れています。




各ワームホールは(基本的には一目瞭然ですが)IDによって識別できます。
ID出現位置接続先消滅までの寿命1度に通過できる質量消滅するまでに通過できる質量
C729Pochvenに物理的に近い星系Pochven12 時間410,000,000 kg1,000,000,000 kg
F216ワームホール空間Pochven16 時間300,000,000 kg1,000,000,000 kg
R081PochvenC4ワームホール16 時間300,000,000 kg1,000,000,000 kg
U372ドローンリージョンPochven16 時間300,000,000 kg1,000,000,000 kg
X450Pochvenヌルセク16 時間300,000,000 kg1,000,000,000 kg

基本的にどれも大型までを許容するサイズのワームホールでOrca(オルカ)や戦艦は通れても超大型輸送艦では通過できません。C729は特殊で、サイズ的にBowhead(バウヘッド)までならギリギリ通過可能です。

C729はPochven行きのワームホールの中では特殊な部類で、Pochvenリージョンになってしまった星系に元々接続していた星系の近辺(3ジャンプ程度の範囲)に出現することが調査によって判明しているようです。消滅したらまたその範囲内に出現します。

フィラメントを使用する

フィラメントは使用するとPochven(ポクヴェン)と既知宇宙を行き来できるアイテムです。これは消耗品で、内部行き(Inbound)外部行き(Outbound)の2種類が存在します。他のフィラメントと同様、多人数で集まって使用することで一緒に移動できるものも存在します。

フィラメントは「ボーダー-5「ポクヴェン」フィラメント(Border-5 ’Pochven’ Filament)」のように「{行き先}-{一度に通行できる人数}」のような書式になっています。また、アイコンのグラフィックでも人数を識別できます。
1人用5人用15人用

フィラメントの使用制限
フィラメントは、他のフィラメントと同様に、使用位置などにいくつかの制限があります。

・テザリング中不可
・スターゲート、ステーション、他の各種ストラクチャやモバイルユニットの1000km以内は不可
・艦隊に所属している必要がある(※1人で入る場合も作らなければならないらしい)
・武器使用タイマー、カプセラ・非カプセラの交戦タイマーなどの戦闘関連のタイマーがついている場合は不可
・主力艦は使用不可
・ワームホール空間では使用不可(ワームホールからの移動には使えない)

安全な場所や、簡単にアドバンテージを得ることができるユニットの傍は不可になっており、また戦闘からの逃走などに使用できないようにタイマーによる制限もあります。簡単に言えば、心を落ち着けた上でセーフスポットに移動して使用するべきということです。複数隻で移動する場合は、10km以内にいるようにしてください。

内部行き、インバウンド(Inbound)
名称移動先入手元
ホーム-5「ポクヴェン」フィラメント
(Home-5 ’Pochven’ Filament)
ホーム-15「ポクヴェン」フィラメント
(Home-15 ’Pochven’ Filament)
本拠地(Home)星系のいずれか既知宇宙の様々なNPCがドロップ
インターナル-5「ポクヴェン」フィラメント
(Internal-5 ’Pochven’ Filament)
インターナル-15「ポクヴェン」フィラメント
(Internal-15 ’Pochven’ Filament)
内部(Internal)星系のいずれか
ボーダー-5「ポクヴェン」フィラメント
(Border-5 ’Pochven’ Filament)
ボーダー-15「ポクヴェン」フィラメント
(Border-15 ’Pochven’ Filament)
境界(Border)星系のいずれか
クラディスティック-5「クライ・ペルン」フィラメント
(Cladistic-5 ’Krai Perun’ Filament)
クラディスティック-15「クライ・ペルン」フィラメント
(Cladistic-15 ’Krai Perun’ Filament)
「Krai Perun(クライ・ペルン)」
コンステレーションのどこか
トリグラヴィアンのNPCがドロップ
クラディスティック-5「クライ・スヴァログ」フィラメント
(Cladistic-5 ’Krai Svarog’ Filament)
クラディスティック-15「クライ・スヴァログ」フィラメント
(Cladistic-15 ’Krai Svarog’ Filament)
「Krai Svarog(クライ・スヴァログ)」
コンステレーションのどこか
クラディスティック-5「クライ・ヴェレス」フィラメント
(Cladistic-5 ’Krai Veles’ Filament)
クラディスティック-15「クライ・ヴェレス」フィラメント
(Cladistic-15 ’Krai Veles’ Filament)
「Krai Veles(クライ・ヴェレス)」
コンステレーションのどこか

外部行き、アウトバウンド(Outbound)
名称移動先入手元
グロリフィケーション-1「デヴァナ」フィラメント
(Glorification-1 ’Devana’ Filament)
グロリフィケーション-5「デヴァナ」フィラメント
(Glorification-5 ’Devana’ Filament)
グロリフィケーション-15「デヴァナ」フィラメント
(Glorification-15 ’Devana’ Filament)
トリグラヴィアン辛勝
(Triglavian Minor Victories)
にあたる星系のいずれか
ポクヴェン内の
トリグラヴィアンNPCがドロップ
プロクシミティ-5「エクストラクト」フィラメント
(Proximity-5 ’Extraction’ Filament)
プロクシミティ-15「エクストラクト」フィラメント
(Proximity-15 ’Extraction’ Filament)
ポクヴェンから
距離的に近い星系の
いずれか
Pochven内の
EDENCOMのNPCがドロップ

「Glorification-1 ’Devana’ Filament」だけは、Pochven(ポクヴェン)リージョン内にあるトリグラヴィアンのステーションでNPCが販売しています。星系内にステーションがあって、入港さえできるなら帰ることはだけはできるということです。値段は一律10,000 ISKで、数千個という大量のオーダーが出ています。




出口となるトリグラヴィアン辛勝(Triglavian Minor Victories)(※トリグラヴィアンが地域的に優勢だった星系)星系については関連ページを参照してください。

関連ページ:EDENCOMとトリグラヴィアンの勢力圏

ジャンプドライブによる移動について

リージョン自体は既知宇宙内でよくわかる場所と距離にあるため、範囲内にあればジャンプドライブやジャンプポータルを使用することは可能です。ただし、Pochven(ポクヴェン)リージョン内ではサイノシュラルフィールドを使用できないため、内部からの脱出に限定されます。



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