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移動式ユニット(Mobile Unit)

2014年1月15日のRubicon Updateで追加されたユニットです。射出→係留という手順を踏んで宇宙空間に設置していたコンテナやPOSなどの設置物をブラッシュアップしたインターフェースを搭載し、射出することで自動的に自らを係留してくれます。

一部のユニットは係留(Anchoring)スキルが不要です。スキルを必要とするユニットの場合は、射出=係留となるので、スキル不足の場合放出自体ができなくなります。

非常に少ない手順で設置が可能で、なおかつ戦闘などに有用である移動式ユニットは、戦闘やミッションなどのお供に非常に適しています。また、逆に相手に対しても「例えばこの種類の艦船は持っている可能性があるな・・・」「このようなシーンなら設置されている可能性があるな・・・」などと想像し、対策を練ることが重要になります。

注意点としては、移動式ユニットは攻撃されてもCONCORDの庇護を受けることができません。移動式ユニットを攻撃した場合は、犯罪者ではなく容疑者となり、誰でも襲撃者を攻撃できるようになりますが、CONCORDは現れてくれません。ユニットによっては嫌がらせのように破壊される可能性もあり、常に注意を向けておくべきです。セーフスポットに設置した場合などでも、移動式ユニットは指向性スキャンやコンバットプローブなどで探知できます。

ユニットの設置

ユニットは艦船のカーゴホールドまたはフリートハンガーから展開できます。

ユニットを右クリックして操作するか、そのままハンガーの外にドラッグ&ドロップします。



艦船から少し離れたところにユニットが放出されると、自動的に係留が開始されます。係留の状況はアイコンの周りの緑色のゲージで表示され、カーソルを当てれば数字で表示されます。



ゲージが消えると係留完了です。ユニットは効果を発揮し始めます。拡大するとあちこちが光り始めたり、エフェクトが発現したりするのがわかります。



ユニットの回収

宇宙空間に設置されているユニットを右クリックしてスクープを選択します。カーゴホールド、またはフリートハンガーに回収が可能です。



ユニットは特に体積が変わらないので、展開したときと同じ容量で回収が可能です。ですがパッケージが解除された状態となり、他のユニットと重ねることができません。再度スタックしたい場合はステーションのアイテムハンガーなどでリパッケージしてください。

ユニットごとの重要な情報

移動式ユニットは、それぞれ配置場所の制限、射出時の距離、起動遅延(射出してから係留完了されるまでの時間)、設置してから崩壊するまでの時間制限など、割と細かい使用上の諸注意があります。

これらはすべて、移動式ユニットの情報を開いた中の属性に記載されています。



この中で特に重要なのは以下の3つです。設置前に確認しておきましょう。

・配置:配置場所の制限
・起動:起動遅延(射出してから係留完了されるまでの時間)
・崩壊:設置してから崩壊するまでの時間制限

移動式ユニットの種類

移動式貯蔵庫(Mobile Depots)



移動式貯蔵庫は、モバイルデポットを略して、通称モバデポなどと呼ばれています。

移動式貯蔵庫は、小容量のカーゴホールドを持つ、いわばコンテナと同じ役割を持つものです。パスワードロックなどはありませんが不要です。個人名義での射出しかできないので、他の人に覗かれてアイテムを奪われるという心配はありません。
同時に移動式貯蔵庫は、3,000mまで接近すると整備サービスが使用できるようになり、宇宙空間で装備の変更、オンラインオフラインの切り替えなどの処理が可能になります。
サイズが50m3しかないこのユニットは大半の艦船のカーゴホールドに無理なく積み込むことができ、ステーションなどが少ないヌルセキュリティ宙域やワームホール空間を渡る際にあると重宝します。PvP戦闘時も、移動式貯蔵庫とワープコア制御装置をカーゴホールドに常備しておけば、襲撃を受けた際に装備を組み替えて離脱することができるかもしれません。

移動式貯蔵庫自体が攻撃された場合も、しっかりと備えがあります。移動式貯蔵庫自体もかなり高いHPを持ち、一撃二撃で破壊されることはありません。さらに、シールドHPを100%から25%にまで削られたときに移動式貯蔵庫は強化モード(Reinforce Mode)に入ります。これは建造物などの強化モードと同じものです。強化モードは2日間続き、その間移動式貯蔵庫は攻撃を受けません。同時に自分も内部のアイテムにアクセスできませんが、移動式貯蔵庫を守るための艦隊を編成するには十分な時間です。
スキル要件や性能
必要スキル
移動式貯蔵庫の設置にはスキルは不要です。


設置の制限、起動遅延、崩壊
状況 設置の制限 
他の艦船からの距離250 m
他の移動式貯蔵庫からの最短距離6,000 m
コントロールタワーからの最短距離40 km
スターゲートからの最短距離
ステーションからの最短距離
アップウェル系ストラクチャからの最短距離
50 km
月掘りビーコン(Moon Mining Beacon)からの最短距離75 km
アビサルデッドスペース(Abyssal Deadspace)設置不可
属性 時間 
起動遅延60 秒
崩壊30 日(アクセス時リセット)

POSのフォースフィールド内で使用する整備サービスの代用にはできないよう、またテザード内での絶対防御コンテナ&インスタント装備変更に使用されないよう、一定距離離れないと設置できないようになっています。スターゲートやステーションについても、あまりに近すぎる設置物は交通などに悪影響を及ぼすため、制限されています。月掘りビーコンの場合は、移動式貯蔵庫の放置によってリファイナリーの設置を妨害することを防ぐためです。アビサルデッドスペースは、最初に組んだFITで3層勝負するのがコンセプトなので、敵の様子によって装備を組み替えることができる移動式貯蔵庫の使用は制限されています。

移動式貯蔵庫は60秒という短時間で設置でき、操作しなくても30日という長期間設置されます。そのためステーション周辺での広告などにも多く利用されています。通行人にとっては邪魔なのか、わりと多くが破壊されています。


種類
移動式貯蔵庫は3種類存在します。これらは容量、運搬時の体積、そしてコンバットプローブによる探知難易度(センサー強度として表示)という違いが存在します。
名称 容量 運搬時の体積強度
移動式貯蔵庫
(Mobile Depot)
3,000 m350 m350 ポイント
「ウェツ」移動式貯蔵庫
(’Wetu’ Mobile Depot)
4,000 m3100 m3250 ポイント
「ユルト」移動式貯蔵庫
(’Yurt’ Mobile Depot)
4,000 m350 m3400 ポイント

移動式貯蔵庫は比較的安価ですが、名前付きはケタがいくつか違います。400ポイントの「ユルト」移動式貯蔵庫を探知するために必要なセンサー強度は69ポイントで、他はまあ数字なりです。

移動式トラクターユニット(Mobile Tractor Units)



移動式貯蔵庫は、モバイルトラクターユニットを略して、通称モバトラなどと呼ばれています。

トラクターという名称のとおり、このユニットは一定範囲の残骸とカーゴコンテナを自動的にトラクタービームによって引き寄せてくれます。ユニットまで引き寄せられた残骸は自動的に内部のストレージにあるアイテムを回収され、回収されたアイテムは移動式トラクターユニットの内部に貯め込まれます。カーゴコンテナは内容物を全て回収されると消失します。



その性質上、PvEコンテンツのお供に適しています。移動式トラクターユニットは広大な射程距離を持ち、ほぼ全ての戦闘エリアをカバーします。移動式トラクターユニットはNPCからの攻撃の対象にならないので、戦闘エリアに放置しておけば勝手に残骸をかき集め、回収に戻ってくる頃にはひとまとめにしておいてくれます。アイテムの回収も移動式トラクターユニットから取り出すだけの簡単な作業です。

移動式トラクターユニットの欠点は、トラクタービームの速度にボーナスがあるNoctis(ノクティス)と比べると遅いこと。敵の殲滅が速すぎると回収が終わってないことがあり、退屈な時間になります。このあたりは実際に使ってみて感覚を掴みましょう。
移動式トラクターユニットは近い残骸から回収するという性質を持つこともその一因です。つまり残るのは遠いものばかり、というわけです。同時にこの性質は2つ以上の移動式トラクターユニットを出しても効果を発揮しないことを意味しています。トラクタービームは同時に1つの残骸に照射できないため、お互いに近くの残骸をキャッチボールし始めてしまうからです。

スキル要件や性能
必要スキル
移動式トラクターユニットの設置にはスキルは不要です。


設置の制限、起動遅延、崩壊
状況 設置の制限 
他の艦船からの距離1,250 m
他の移動式トラクターユニットからの最短距離5,000 m
コントロールタワーからの最短距離40 km
スターゲートからの最短距離
ステーションからの最短距離
アップウェル系ストラクチャからの最短距離
50 km
属性 時間 
起動遅延10 秒
崩壊2 日(アクセス時リセット)

基本的には対NPCで使うので、設置の制限にかかることはありません。ただ、ステーションやスターゲートの付近、つまりPvPのシーンにおいて調子のいい使い方はできないぞということになります。そこそこ高価なので、忘れずに持って帰りましょう。


種類
移動式トラクターユニットは3種類存在します。これらは体積、トラクター範囲、トラクター速度、そしてコンバットプローブによる探知難易度(センサー強度として表示)という違いが存在します。
名称体積トラクター範囲トラクター速度強度
移動式トラクターユニット
(Mobile Tractor Unit)
100 m3125 km1,000 m/秒50 ポイント
「パックラット」移動式トラクターユニット
(’Packrat’ Tractor Unit)
125 m3125 km1,250 m/秒150 ポイント
「マグパイ」移動式トラクターユニット
(’Magpie’ Tractor Unit)
150 m3175 km1,500 m/秒300 ポイント

用途から襲撃や破壊が想定されないシーンでよく使われる移動式トラクターユニットは、特に「マグパイ」の有用性が高く、非常に高価です。セーフスポットなどでの使用がほぼ想定されていないユニットなので、強度は高いほど無くしたときに探しにくいというペナルティになります。

なお、移動式トラクターユニットは27,000 m3の容量を持ちます。残骸からアイテムを回収する程度で埋まることはまずありませんが、採掘の際に鉱石を食わせておく、要らない弾薬などを放り出して食わせておく、という使い方もできるため、満杯になってしまうシーンは多々あります。

移動式サイノシュラル阻害機(Mobile Cynosural Inhibitors)



このユニットは、展開すると100km内のサイノシュラルフィールドジェネレーターの起動を妨害します。



主な用途は、艦隊戦などにおける臨時のサイノシュラルフィールド妨害装置としての使用です。相手の追加戦力の投入を防止できるので、うまく投入すれば戦況を有利に進めることができるかもしれません。敵味方の識別はしないので、使いどころを間違えるともちろん艦隊は壊滅します。敵キャピタル艦隊の移動ルートを掴んでいれば、その妨害などにも使用できるかも、と夢が膨らみます。

移動式サイノシュラルフィールドは設置後の回収ができません。そのため、対NPCのコンテンツなどにホットドロップの阻止用途で使用するには、少々費用対効果がよろしくありません(せめて展開速度が数秒なら)。
また、潜伏用サイノシュラルフィールドジェネレーター(Covert Cynosural Field Generator)の起動を妨害することはできません。秘密工作戦艦による隠密ホットドロップには対応できないので、この点は注意が必要です。

スキル要件や性能
必要スキル
移動式サイノシュラル阻害機の設置には、係留(Anchoring)スキルレベル3が必要です。
つまり、アルファクローンでの使用はできません。


設置の制限、起動遅延、崩壊
状況 設置の制限 
他の艦船からの距離1,250 m
他の移動式サイノシュラル阻害機からの最短距離200 km
コントロールタワーからの最短距離40 km
スターゲートからの最短距離
ステーションからの最短距離
アップウェル系ストラクチャからの最短距離
75 km
属性 時間 
起動遅延60 秒
崩壊1 時間

ユニットの体積は50 m3です。フリゲートでも簡単に持ち運ぶことができます。

設置は60秒(1分)なので、怪しい艦船のランディングを確認してからポンと出し、ということができません。展開を開始してから効果を発揮するまでこのユニットをしっかり防衛する面でも、1分は絶妙な時間です。目を話していたら、あっという間に救援不可という状況に陥る可能性もあります。前述のとおりこのユニットは設置後1時間で崩壊し、回収できないため使い捨てです。

他の移動式サイノシュラル阻害機からの距離が200km必要であることにも注目しておきましょう。ひとつの戦場に大量展開という作戦はほぼ不可能ですし、展開できたとしても妨害の間隔が広すぎます。

移動式マイクロジャンプユニット(Mobile Micro Jump Units)



このユニットは、設置後にアクセスすると艦船を100kmマイクロジャンプさせることができるユニットです。



現象としては、モジュールのマイクロジャンプドライブと同じです。5,000 mまで接近して起動すると周囲にマイクロジャンプのエフェクトが発生し、12秒のタイムラグの後、艦船の進行方向に100kmジャンプします。停止中の艦船が走り出すので、若干取り扱いに注意が必要です。
用途としては(ヒマつぶしの道具以外ということですが)主にバブルからの脱出が考えられます。戦艦や超大型輸送艦などの鈍重な艦を大量のバブルから救出するため、このユニットを展開するのは順当な使用方法です。クロークからバブルという戦術への強力な対抗策ともなるのですが、これは設置後の回収ができないため少々費用対効果がよろしくありません。

移動式マイクロジャンプユニットはキャラクターの所属による使用制限はありません。敵だろうが味方だろうが第三者だろうが使用可能です。

移動式マイクロジャンプユニットには質量による使用制限があります。質量制限は1,000,000,000 kgで、これは超大型輸送艦(Freighter)や指揮型輸送艦であるOrca(オルカ)や採掘支援母艦であるRorqual(ロークアル)ジャンプドライブ搭載型輸送艦(Jump Freighter)がギリギリ含まれます。艦載機母艦や攻城艦、それ以上の艦は質量オーバーです。

移動式マイクロジャンプユニットは前述のとおり設置後の回収ができません。これも普及を妨げる一因です。

スキル要件や性能
必要スキル
移動式マイクロジャンプユニットの設置には、係留(Anchoring)スキルレベル1が必要です。
アルファクローンでも使用可能です。


設置の制限、起動遅延、崩壊
状況 設置の制限 
他の艦船からの距離1,250 m
他の移動式マイクロジャンプユニットからの最短距離6,000 m
コントロールタワーからの最短距離40 km
スターゲートからの最短距離
ステーションからの最短距離
アップウェル系ストラクチャからの最短距離
20 km
属性 時間 
起動遅延60 秒
崩壊2 日

ユニットの体積は50 m3です。ちょっとした隙間に入ります。

他のユニットに比べて、比較的ステーションやスターゲートの近くで使用できるのが特徴です。スターゲートを使用してジャンプアウトしたらスターゲートから15kmのところに出現することを考えればなおさらです。

崩壊までの時間は2日と長いです。用途としてそう何度も使うことは考えづらいのですが。崩壊までの時間は、設置中のユニットの情報から属性タブを開き、崩壊の部分を参照することで確認できます。



移動式スキャン阻害機(Mobile Scan Inhibitors)



このユニットは設置すると、周辺30kmにいる艦船が指向性スキャンやコンバットプローブで探知されなくなります。また、範囲内にいる艦船は指向性スキャンやプローブ(スキャンプローブ、コンバットプローブ)による探査が使用できなくなります。



本来であればローカルチャットに人数も名前もバッチリなのでそこまでの効果は発揮しないのですが、ワームホール空間では違います。ですが奇襲というには、少々物足りない点があります。なぜなら周辺の艦船への探査は妨害しますが、この移動式スキャン阻害機自体はばっちり映るからです。むしろ非常にシグネチャ半径が広くセンサー強度も低いため、とても探査されやすいユニットです。後述しますがこのユニットは崩壊までの時間が1時間と短く、ワームホール空間をさっくり探査してこのユニットが映ったら、そこには襲撃を意図する艦隊がいると考えてほぼ間違いはありません。

敵艦のスキャンを妨害する用途で使用することももちろん可能ですが・・・範囲が狭いためうまく使用できるのは相当の策士でしょう。

スキル要件や性能
必要スキル
移動式マイクロジャンプユニットの設置には、係留(Anchoring)スキルレベル3が必要です。
つまり、アルファクローンでの使用はできません。


設置の制限、起動遅延、崩壊
状況 設置の制限 
他の艦船からの距離1,250 m
他の移動式スキャン阻害機からの最短距離100 km
コントロールタワーからの最短距離40 km
スターゲートからの最短距離
ステーションからの最短距離
アップウェル系ストラクチャからの最短距離
75 km
ワームホールからの最短距離75 km
属性 時間 
起動遅延60 秒
崩壊1 時間

ユニットの体積は100 m3です。用途を考えれば持ち運びに苦心するほどではありません。

ワームホールから距離を取らなくてはいけないので、ワームホールを抜けたらいきなりスキャン妨害、という心配は不要です。バブルと組み合わせて使うと面白いことになるかもしれません。ただ、崩壊までの時間は1時間と短く、やはり用途としては難があります。

移動式サイフォンユニット(Mobile Siphon Units)



このユニットは月掘り設備が設置されているPOSに隣接して設置することで、そのPOSの設備であるとシステムに誤認させ、採掘中の月資源を横流しして回収することができるユニットです。10%というロスは生まれますが、燃料も何も使わずに高価な月資源を強奪できるということで警戒されていました。POSはサイフォンユニットを自分の設備であると認識しているため、自動的に攻撃しません。サイフォンを破壊するには、定期的にPOSを巡回して手動で破壊する必要がありました。

現在、月資源採掘はリファイナリーに役割が移っており、POSによる月資源採掘は行われていません。本来サイフォンユニットは放置して高価な月資源採掘ができるという状況の対策として導入されたので、現在は役割を終えており、段階的に消滅する予定です。

月資源の盗掘をしたい場合はもっと良いアイテムがあります。それは採掘レーザーです。

移動式サイノシュラルビーコン(Mobile Cynosural Beacon)



このユニットは、展開するとフリート内で使用できるサイノシュラルビーコンとして機能します。



移動式ユニットであるだけで、性質は通常のサイノシュラルフィールドとまったく同じです。オーバービュー上では星系内のどこからでも見つけることができます。

関連ページ:サイノシュラルフィールドガイド


艦船のモジュールであるサイノシュラルフィールドジェネレーターの使用は大きな危険を伴います。PvPフリー領域であるロー・セキュリティ宙域以下での使用が前提であり、テザリングや遠隔リペアなどの支援を受けられないためです。移動もできないので、襲われたら生き残る可能性は非常に低くなるでしょう。特に主力艦などの移動には電子戦型巡洋艦(Recon Ship)を使用する必要があり、非常に高価なのがネックになっていました。

その点この移動式ユニットを使えば移動の際の金銭的リスクを抑えることが可能です。プレイヤーのキャラクターを拘束しないという点でも評価できます(うまく扱えば1キャラクターでも主力艦の移動が可能になります)。ただし起動時間が120秒(2分)もあるため、急襲されたときのカウンターとして出したり、ホットドロップなどの戦法用に使ったりするのには適さないでしょう。起動時間が1時間と長いため、一時的な「ファロルクス」サイノビーコンの代わりとして扱うのがよいでしょう。

「艦隊」に紐づく設置
移動式サイノシュラルビーコンの設置時は必ず艦隊に所属している必要があります。そして、設置した移動式サイノシュラルビーコンは設置者ではなく、その艦隊と紐づけられます。

設置したプレイヤーが艦隊を抜けても、その艦隊に入っている限り展開されたビーコンを使用できます。これは後から艦隊に参加した場合も同様です。

ユニットへのジャンプ
移動式サイノシュラルビーコンへジャンプする場合は、「ファロルクス」サイノビーコンへのジャンプなどと同様、自艦を右クリックして操作して行います。この際、上記の通り移動式サイノシュラルビーコンを展開した艦隊に所属している必要があります。



名称には起動者の名前などが含まれます。特に名前を変えたりはできないので、同じメンバーが複数のユニットを展開する際などは、ジャンプ先の選択に十分な注意が必要です。

スキル要件や性能
必要スキル
移動式サイノシュラル阻害機の設置には、係留(Anchoring)スキルレベル3が必要です。
つまり、アルファクローンでの使用はできません。


設置の制限、起動遅延、崩壊
状況 設置の制限 
他の艦船からの距離1,250 m
他の移動式サイノシュラルビーコンからの最短距離10 km
コントロールタワーからの最短距離50 km
属性 時間 
起動遅延120 秒(2 分)
崩壊1 時間

ユニットの体積は400 m3です。輸送艦とまではいきませんが、かなりの体積なので運ぶのは専用のカーゴ増加モジュールを積んだ艦船などを使用する必要があるでしょう。

移動式サイノシュラルビーコンは設置後の回収ができません。基本的に使い捨てになります。

このモジュールは移動式ユニットにしては設置の制限が緩く、POSから50km(フォースフィールドの範囲内には出せない)、他の移動式サイノシュラルビーコンから10km、程度のものです。つまりこのユニットはアップウェル系ストラクチャのテザリング範囲内で使用可能ということになります。ユニット自体は恩恵を受けませんが、ジャンプした船はすぐにドックインするかテザリングを受けて一息つくことができます。他のユニットから10kmという制限も戦場で見れば十分な距離なので、場合によってはお互いの艦隊がバラまいた移動式サイノシュラルビーコンが戦場に並ぶということもあるかもしれません。

移動式サイノシュラルビーコンは他のユニットに比べて破壊される(あるいは破壊する)頻度が高いので、HP量も把握しておきましょう。レジスタンス等は無いので破壊に手間はかからなさそうです。
なお、移動式サイノシュラルビーコン本体とサイノシュラルフィールドは別のオブジェクトになります。サイノシュラルフィールドは攻撃・破壊できないので、本体を狙って破壊しましょう。
属性 時間 
シールドHP5,000 HP
シールドリチャージ時間40 分
アーマーHP5,000 HP
ストラクチャHP20,000 HP

移動式サイノシュラル阻害器との関係
移動式サイノシュラル阻害機(Mobile Cynosural Inhibitors)は、起動後に範囲内のサイノシュラルフィールド発生を阻害するユニットです。移動式サイノシュラルビーコンも例に漏れずその影響を受けます。

移動式サイノシュラル阻害器が起動している範囲内では、移動式サイノシュラルビーコンを設置できません。ただし、これは「設置したユニットが起動しない」ということを示すわけではありません。移動式サイノシュラル阻害器が起動する前(あるいは設置する前)に、移動式サイノシュラルビーコンを設置することに成功した場合、移動式サイノシュラルビーコンは正常に起動し、ジャンプも可能です。

移動式サイノシュラルビーコンの起動時間は2分、移動式サイノシュラル阻害器の起動時間は1分なので、後から設置した阻害器がビーコンより先に稼働するというようなシーンもあります。その場合は止まらないので、阻害器が起動したからといってビーコンを無視していたら、増援を呼びこんでしまうかもしれません。襲撃の際などにはビーコンはとりあえず破壊するくらいで十分です。

潜伏用移動式サイノシュラルビーコン(Covert Mobile Cynosural Beacon)



このユニットは、移動式サイノシュラルビーコン(Mobile Cynosural Beacon)と同様の移動式ユニットとして展開可能なサイノシュラルビーコンですが、展開するとフリート内で使用できる潜伏用サイノシュラルビーコンとして機能します。

移動式ユニットであるだけで、性質は通常の潜伏用サイノシュラルフィールドとまったく同じです。サイノシュラルフィールドの基本的な動きは、関連ページを参照してください。

関連ページ:サイノシュラルフィールドガイド

「潜伏用」の大きな利点
潜伏用サイノシュラルフィールドは秘密工作戦艦(Black Ops)のみがジャンプ先として指定できる特殊なサイノシュラルフィールドです。この潜伏用移動式サイノシュラルビーコンは、それが完全に移動式ユニットになったものなので「オーバービューに映らない」という大きな利点をそのまま引き継いてきます。
(※ただし、このユニット自体がオーバービューに映る可能性があるので要確認)

それでも通常の潜伏用サイノシュラルフィールドは、プレイヤーの艦船が出すという都合上そのプレイヤーがローカルにいる必要があります。これはローカルチャットなどで確認できるので、意図が完全に読まれなくても、その怪しい気配を隠すことはできません。
これは移動式ユニットなので、SSなどに放り出して次に向かう、ということが可能であり、誰もいないところから突然艦隊が湧きだしてくる、というような動きをする可能性があります。艦隊を移動させながらこれを放り出しておき、突如として集合してジャンプ、というようなトリッキーな戦術をとることも不可能ではないでしょう。
移動式サイノシュラル阻害器との関係
潜伏用サイノシュラルフィールドは、移動式サイノシュラル阻害機(Mobile Cynosural Inhibitors)の影響を受けません。そのため、この移動式ユニットも影響を受けません。

スキル要件や性能
必要スキル
移動式サイノシュラル阻害機の設置には、係留(Anchoring)スキルレベル5、およびサイノシュラルフィールド理論(Cynosural Field Theory)スキルレベル5が必要です。
スキル的にアルファクローンでの使用は絶対できません。重たいスキル構成なので、それに特化してちゃんと育てたキャラクターでないと扱いきれないほどのものです。


設置の制限、起動遅延、崩壊
状況 設置の制限 
他の艦船からの距離1,250 m
他の移動式サイノシュラルビーコンからの最短距離10 km
コントロールタワーからの最短距離50 km
属性 時間 
起動遅延60 秒(1 分)
崩壊30 分

ユニットの体積は210 m3です。通常のユニットより軽くなっており、フリゲートなどでもカーゴをちょっと強化すれば持ち運びが可能です。専門の船でないと出せないという制限がなくなるので、運用には幅が出てきます。ワープ妨害フィールドを無効化できる船や高速移動が可能な船で運ぶのがセオリーとなるでしょう。

潜伏用移動式サイノシュラルビーコンは設置後の回収ができません。基本的に使い捨てになります。

このモジュールは移動式ユニットにしては設置の制限が緩く、POSから50km(フォースフィールドの範囲内には出せない)、他の移動式サイノシュラルビーコンから10km、程度のものです。つまりこのユニットはアップウェル系ストラクチャのテザリング範囲内で使用可能ということになります。ユニット自体は恩恵を受けませんが、ジャンプした船はすぐにドックインするかテザリングを受けて一息つくことができます。

潜伏用移動式サイノシュラルビーコンはよほどのことが無い限り見つからないと思いますが、見つけ出せれば破壊は可能です。本体とサイノシュラルフィールドは別のオブジェクトになります。サイノシュラルフィールドは攻撃・破壊できないので、本体を狙って破壊しましょう。
属性 時間 
シールドHP5,000 HP
シールドリチャージ時間40 分
アーマーHP5,000 HP
ストラクチャHP20,000 HP

移動式観測所(Mobile Observatory)



このユニットは設置した後、定期的に星系全体に定期的に「Ping」を発信し、遮蔽装置の新しいバフである「Cloak stablization(遮蔽の安定化)」が有効になっていない艦船の遮蔽を解除する機会を提供します。



ヌル・セキュリティ宙域などで猛威を振るう「遮蔽して宇宙空間に放置している艦による活動の制限」を緩和させる働きが期待されます。逆に言えば中身が入っていて虎視眈々とこちらを狙っている遮蔽艦に対しては無力ですが、その場合でも「中身が入っている」という情報が取れるだけでかなりのアドバンテージを得ることができるでしょう。
ユニットの性質上、タイミングをずらして重ねることも不可能ではありません。使い捨てなので費用はかさみますが、間隔と確率を考えると場合によっては重ねていきたいところです。

対象の艦船は遮蔽が解除されるだけなので、実際に発見するためには戦闘プローブなどで場所を特定する必要があります。

遮蔽の解除タイミングと確率
まず、遮蔽装置を起動した際に発生する「Cloak stablization(クローク安定化)」の効果について把握しておきましょう。これは遮蔽装置モジュールを起動した時点で付与されるバフで、効果時間は15分間です。タイマーはHUD上に表示されます。



遮蔽装置は連続して稼働するので、再度このバフを得たい場合は一度モジュールをオフにし、再起動する必要があります。

移動式観測所は、設置完了後から10分後に初回の起動を行い、その後も10分間隔で起動します。起動時は結構派手なエフェクトが発生します。



この時、宇宙空間にCloak stablization(クローク安定化)が付与されていない状態で遮蔽装置モジュールを起動している艦船がいた場合、40%の確率で遮蔽装置を強制的にオフにします。強制的に遮蔽装置を解除されたキャラクターは画面にメッセージが表示されるのでその理由を知ることができます。



スキル要件や性能
必要スキル
移動式サイノシュラル阻害機の設置には、係留(Anchoring)スキルレベル3が必要です。
つまり、アルファクローンでの使用はできません。


設置の制限、起動遅延、崩壊
状況 設置の制限 
他の艦船からの距離1,250 m
他の移動式観測所の最短距離10 km
コントロールタワーからの最短距離100 km
スターゲート、ステーション、アップウェル系ストラクチャからの最短距離1,000 km
対戦監視システムからの最短距離1,000 km
ワームホール空間設置不可
ポクヴェン(Pochven)リージョン設置不可
アビサルデッドスペース設置不可
デッドスペース空間設置不可
属性 時間 
起動遅延600 秒(10 分)
崩壊1 時間 40 分 30 秒

ユニットの体積は100 m3です。元々運んで使うようなものではなく、主に拠点の防衛用なので問題はないでしょう。

設置してからの起動時間が10分と長く、また10分間隔で稼働することによる影響か、30秒という一見謎の余裕が付与されています。おそらくこれが無いと最後の起動中に崩壊するなどの問題が発生するのでしょう。

移動式観測所は設置後の回収ができません。基本的に使い捨てになります。また、このユニットの戦略的な特性によるものか、移動式観測所は星系内のどこからでもオーバービューに映ります。ワープも可能で、邪魔そうならタイミングを見て破壊することも必要です。なのでHP量も把握しておきましょう。レジスタンス等は無いので破壊に手間はかからなさそうです。
属性 時間 
シールドHP5,000 HP
シールドリチャージ時間40 分
アーマーHP5,000 HP
ストラクチャHP20,000 HP

起動間隔の目視
設置されているユニットを右クリックして属性を見れば、崩壊までの時間を確認できるので、自然と起動間隔も把握することができます(所有権などの関係で見えないかもしれないが未確認)。

一応、ユニットの外見でも起動までの間隔を確認できるので覚えておきましょう。ユニットは起動までの時間が5分を切ると、周囲に空間を歪ませるようなパルスを発するようになります。

起動までの残り時間動作
残り 10分〜5分何もなし
残り 5分〜1分周辺にパルスを発生(3秒間隔)
残り 1分〜起動周辺にパルスを発生(1秒間隔)



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