最終更新: quote_mraz 2016年01月22日(金) 02:30:41履歴
支援型フリゲートは、簡単に言ってしまえばフリゲートに存在する後方支援型に対して純粋に防御を強化し、追加ボーナスを付与したものです。
特攻の殴り合いだった小型艦同士のPvPが近年ではリペアを駆使した艦隊戦になり、Tech 1のフリゲートロジスティクスが見直されていました。この支援型フリゲートはその後押しをした形になります。
より強力な支援能力と対抗狙撃に耐えるだけの防御力を有した支援型フリゲートは、まさに時代の寵児と言えるでしょう。
改良されたのはおよそ以下の点です。
・アーマーHPやシールドHPや船体HPが全体的に向上
・センサー強度、ターゲット距離、ワープ速度などの諸性能増加
・国家に応じたアーマーレジスタンス・シールドレジスタンスの増加
・支援型フリゲートスキル依存のボーナス追加
・支援型フリゲートの性能ボーナス追加
下方修正されたパラメータはほとんどありません。起動性能がほんの少し落ちたくらいです。
T2艦の常としてリグスロットは2個になっています。
支援型は敵に狙われやすく、そして落とされては役割が果たせないので、敵対国が得意な攻撃属性に対して高いレジスタンスを持ちます。
国家 | 強化レジスト |
アマー | エクスプローシブ・キネティック |
カルダリ | サーマル・キネティック |
ガレンテ | キネティック・サーマル |
ミンマター | EM・サーマル |
アマーは、ミンマターが得意とするプロジェクタイルタレットに対抗してデザインされています。プロジェクタイルは属性を選ぶことができますが、中でも得意なのはエクスプローシブ属性です。
カルダリは、ガレンテが得意とするハイブリッドタレットに対抗してデザインされています。また、ガレンテは特にサーマル属性のドローンなどが強く、キネティックよりサーマルに特化しています。
ガレンテは、カルダリが得意とするランチャー・ハイブリッドタレットに対抗してデザインされています。ランチャーは属性を選ぶことができますが、カルダリ艦は主にキネティック属性の強化ボーナスを持つためこのようになっています。
ミンマターは、アマーが得意とするエネルギータレットに対抗してデザインされています。本来シールドの弱点であるEM属性を強化したことにより、ミンマターの強襲型はシールド艦としては素晴らしい適性を獲得しています。
支援型フリゲートスキル依存の特徴的なボーナスとして、リモートリペアシステムの持続時間および起動コストが改善というものがあります。
これはコマンドバーストモジュールの支援を受けたことがある人はピンと来るかもしれませんが、つまりは起動時間の減少および起動コストの削減です。それによって単位時間あたりのキャパシタ消費量を変化させないまま、サイクル時間短縮によるリペア能力の向上が行われています。非常に優秀なボーナスなので、スキルはなるべく上げたほうがよいでしょう。
もうひとつが艦の防御的なボーナスです。国家ごとに特徴があります。
国家 | ボーナス |
アマー | 7.5% 全てのアーマーヒットポイントが増加 |
カルダリ | 7.5% 全てのシールドヒットポイントが増加 |
ガレンテ | 4% シグネチャ半径が縮小 |
ミンマター | 4% シグネチャ半径が縮小 |
全てのって言われても1個しかないですけど。まあいずれも、攻撃を受けたときに有利なボーナスになっています。耐えるというよりも、長く生きるためのボーナスです。
いずれもリモートリペアの射程距離や効力低下範囲の拡大がボーナスとしてついています。これはTech 1のベースとなったフリゲートのボーナスをそのまま引き継いでいます。
支援型ということで、本来短距離用のリモートリペア系モジュールを遠距離から起動できるというわけです。
共通
・CPU管理(CPU Management) Lv2
└ 長距離捕捉技術(Long Range Targeting) Lv5
・CPU管理(CPU Management) Lv1
└ シグネチャ分析(Signature Analysis) Lv5
・宇宙船操作(Spaceship Command) Lv3
長距離捕捉技術(Long Range Targeting) Lv4
シグネチャ分析(Signature Analysis) Lv5
└ 物資輸送フリゲート(Logistics Frigates) Lv1 (Lv1〜Lv5)
※おそらく誤訳で、物資輸送フリゲートではなく支援型フリゲートが正しいです
Amarr(アマー)
・宇宙船操作(Spaceship Command) Lv1
└ アマーフリゲート(Amarr Frigate) Lv5
Caldari(カルダリ)
・宇宙船操作(Spaceship Command) Lv1
└ カルダリフリゲート(Caldari Frigate) Lv5
Gallente(ガレンテ)
・宇宙船操作(Spaceship Command) Lv1
└ ガレンテフリゲート(Gallente Frigate) Lv5
Minmatar(ミンマター)
・宇宙船操作(Spaceship Command) Lv1
└ ミンマターフリゲート(Minmatar Frigate) Lv5
小型リモートアーマーリペアラ(Small Remote Armor Repairer)
・リペアシステム(Repair Systems) Lv2
機械(Mechanics) Lv3
└ リモートアーマーリペアラシステム(Remote Armor Repair Systems) Lv1 (Lv1〜Lv3)
遠距離から他の艦のアーマーを修復できるモジュールです。
アマーのディーコン、ガレンテのタリアに搭載します。小型はTech 2を搭載してもスキルレベルが3しか必要ないので、トレーニングもたやすいです。
関連ページ:FITガイド・アーマー防御関連データ リモートアーマーリペアラ
小型リモートシールドブースター(Small Remote Shield Booster)
・パワーグリッド管理(Power Grid Management) Lv3
科学(Science) Lv2
└ シールドエミッションシステム(Shield Emission Systems) Lv1 (Lv1〜Lv3)
遠距離から他の艦のシールドを修復できるモジュールです。
カルダリのキリン、ミンマターの外科用メスに搭載します。小型はTech 2を搭載してもスキルレベルが3しか必要ないので、トレーニングもたやすいです。
強力な駆逐艦が跳梁跋扈する最近、Tech 1の支援フリゲートでは紙程度の耐久しか見込めません。
かといって支援型巡洋艦では機動力勝負のフリゲート戦隊に追いつくことはできません。ならば、頑丈でリペア能力の高いフリゲートが居たらいいじゃないか?というコンセプトの元で開発された支援型フリゲートを、コンセプトどおりに使ってあげましょう。
巡洋艦や駆逐艦が混ざるとワープ速度に大きな制限がかかるので、艦隊の展開能力が遅くなります。
駆逐艦程度ならまだ巡洋艦でも追いつけるような気はしないでもないですが。
Tech 2フリゲートのみで構成された戦闘部隊というものは世の中にあまた存在します。これに随伴しダメージコントロールを行うのに支援型フリゲートは最適です。
複数で相互支援を行うようにするとなおよろしいでしょう。
バーナーとは、進入可能な艦船が制限されているミッションのことです。それのフリゲート用は、お約束のような支援型巡洋艦の立ち入りを拒み、かといってTech 1の支援フリゲートでは一発で弾けるというつらさでした。
バーナーを純粋に攻略するための切り札なるか?
こうしてまとめると、支援型フリゲートは隙間産業というか、ニッチな需要をうまく満たしたものになっているようです。
ミンマターの外科用メスは誤訳です。おそらくスカルペルが正しいでしょう。支援型フリゲートは、物資輸送フリゲートという名前でリリースされています。この関連は非常に誤訳が多いです。
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